2009-07-30

気付いたら恋をしていた。

 あれ? なんでだろう?

 先輩に頼まれて仲のよい勉強会だったはずなのに。

 それが、先輩に可愛がられている女の子に心が揺らいでいる。

 分かるのは揺らいでいると言うこと。

 楽しそうに話す姿に、その影に見えるつらさに。

 この子は、この人が好きではないんだ。

 それが見えてしまったときに、ぼくは、つらい気持ちになる。

 結局のところ、ぼくの携帯メールアドレスを出してしまった所から始まった。

 それまでの、会社アドレスやりとりは突然に終わって、話すようになった。

 それも熱烈に。

 過去のこと、少年少女だった頃のこと、どう思っているか、思い出の交換だったかもしれない。

 たぶんあの子には大量に語っていないことがあって、そこがたぶんきもだったかもしれないと思いつつ、あー、そうか語らなかったのか、なにがぼくを突き動かしているのかを。

 毎朝のように新宿ファーストフードで会って会話する。

 朝デートと名付けた。

 それだけおかしかった。

 走るような恋愛はした。

 それは楽しいのだけど、刹那的なのだよね。

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