ここに出てくる「後輩T」さんが、
支配欲の強い男性と良い仲になれる可能性は小さいと思う。
そのような男性にとって、
聡明で自己主張の強そうなTさんにアプローチすることは非効率と感じるはずだから。
しかも「そういう男がいないことが不幸なんだ」とか、
GHQを引っ張り出してきたりとか、
(聡明で自己主張が強そうなわりには、)
不幸の原因を自分の外部に求めがちな、
めんどくさそうな感じの人間である。
仮にTさんが思ったような男性とうまくめぐり会って結ばれたとして、
Tさんは一時の被支配欲を満たしたあとは、
支配欲むき出しの男性を鬱陶しく感じるようになりそうでしょ。
(Tさん自身も薄々その可能性を感じているのかもしれない。)
自立していく過程で「うまく支配される能力」失ったのではなかろうか。
あるいは自立の度合いがまだ中途半端で、
時が経てば「男性に引っ張られたい」と表明するのもはばかれるようになるのだろうか。