2009-07-07

ブスとホスト

アルタ前喫煙所で、ブスがふたり、煙草を吸っていた。

ギャル系のブスで、場所柄、恐らく田舎者なのだろう。

下品で、汚らしい、ブスだ。

   

突然、ブスの肩に、男が手を回した。

ホストだろう。スカウトホストは見分けが付きにくいが、ブスに声をかけるのはホストだけだ。

ホストは馴れ馴れしく肩に手を回し、ブスの顔に、自分の、そこそこに整った顔を近づけて笑いかけた。

「君たち可愛いね」

ブスは困惑して、でも、照れたように、嬉しそうに、少し笑った。

   

ホストの営業。

会話の内容自体は聞いていなかったけれど、まあ、そうだろう。

ホストは会話の中で、ブスの頭を叩いたり、乱暴に抱き寄せたりしている。

ブスは、困惑したように、恥ずかしそうに、でも嬉しそうに笑っている。

   

ホストだって、相手がもっと美人であれば、

もっと、自分美人だと思っていて、自信のある相手であれば、もっと下手に出て話すはずだ。

相手がブスだから、こうして、いきなり性的にもみえる接触をする。

相手はブスだから、こうして、いきなり抱き寄せられて、嬉しげに恥じらう。

   

煙草を吸い終えたので、そこを離れた。

その後、彼女たちとホストがどうなったのかは、知らない。

ただ、ひどくイヤなものを見たと思った。

   

イヤなものを見た、と、そう思う自分が卑しく思えた。

  • ホストだって、相手がもっと美人であれば、 もっと、自分が美人だと思っていて、自信のある相手であれば、もっと下手に出て話すはずだ。 相手がブスだから、こうして、いきな...

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