目的は言わずもがな、理由は知っての通りで、テニスサークルに入ったのだが、1年経っても彼女ができる様子は全くない。
他の大学の女子もいたりして、よく来ている人の3割くらいが女性。
一部の例外を除けば、イケメンらがアプローチしまくっているので、僕の出番は全くない。
女性からすれば何人かから選ぶという感じ。
女性のトップ層は逆に誰とも付き合わず、いろんな人と遊んでいるみたい。
しかしそのおこぼれすら僕には回ってこなくて、テニスだけが上手になっていった。
そして、1年経って、後輩が入ってきた。
顔ぶれは今年も例年と同じような感じ。
2年生になったので、同輩でおこぼれをもらっている人が増えてきたが、僕にはまだ回ってこない。
しかし、今年の1年生の一番人気の子が、僕のアパートの隣に住んでいることが分かった。
それが4月の半ばくらい。
会うなり彼女は、隣に住んでいることを内緒にしろと言ってきた。
一応、僕の方が先輩なのだが、彼女の言うことには逆らえない。
そんなオーラに満ちている。
壁が薄いわけではないのだけれど、なんとなく雰囲気は伝わるわけで、
4月の後半には何人ものサークルの先輩や同輩が彼女の家を訪ねてきて、朝帰って行った。
彼女が朝帰ってくることも何回かあった。
GWは毎日違う人が来た。
しかも全員知ってる人。
彼らは隣に僕がいることは知らないけれど、僕は声とかでなんとなく分かる。
確かにその目的でテニサーに入ったのだけれど、実際にこういうのを目の当たりにするとちょっとひく。
しかも、実際のテニスコートではそんな雰囲気は(確かに多少はあるけれど)あまりないから、
僕の知らないところで、みんなセックスしてるんだなって思った。
今日は誰も来る予定がないらしい。
最初の一言は、「ねえ、ご飯ない?」だった。
彼女は食事を作るのが苦手らしく、GW中は男性の方が作ったり、外に食べに行ったりしていた。
「あんたと食べに行くのを見られたら困るけど、作ってくれるなら食べる。」という意図が伝わってきた。
僕は食事を作るのは得意だから、作ってあげたら、彼女は喜んでくれた。
それ以来、朝も作るようになり、夜ご飯を誰かと食べる予定がないときは家に来た。
いわばパシリというか、コックさんというか、そんなんなのだが、あまり気にしていない。
で、昨日の夜、2時頃、彼女が家に訪ねてきた。
一緒に寝て欲しいとのことだった。
どうやら彼女は1人で寝るのが怖いらしい。
僕にはこの感覚がよく分からない。
突然の頼みで、僕はどうしていいか分からなかったが、断る理由もないし、断れる立場にもない。
僕の隣でみんなのあこがれる美女が寝たのだが、僕としてできることはこれ以上ない。
なかなか寝付けなくて、起きたのが今。
またこういう機会があるのだろうか。
これ以上進展があるのだろうか。
http://anond.hatelabo.jp/20090509124622 http://anond.hatelabo.jp/20090509124714
こういう形態のメッシーくん(…)もあるのね。