会社であった話。
俺は黙々と作業をするのが好きであまり人とコミュニケーションをとらないので他の同期から見たら孤立してる感は否めない。
まぁ俺はそれで良かったし、これからもずっとそれでやっていこうと思ってた。
でもあるとき一人の女性が俺に声をかけてくれたのがきっかけだった。
パソコンのことを聞かれたのだが、なんだか久しぶりに女性と話したせいで少しテンションがあがって聞かれても無いことを色々としゃべってしまった。反省。
でも彼女は俺の話を凄く真剣に聞いてくれてて「また今度教えて下さいね♪」なんて笑顔で言うもんだからガラにもなくドキっとときめいてしまった。
もしかして気があるのかな・・・。本来自分にとってありえないっていうのは重々承知してたはずなのだが、さっきの笑顔が俺の感覚を麻痺させた。
このチャンスを逃したらもう恋人なんてできないかも。そう思い、俺は決心した。
それから俺は「教えに行く」という口実で何度か話をした。彼女はいつでも笑顔で答えてくれた。
「あのときは何か会話の流れで言ったんですけど、別にそんな困ってないですから」
マジかよ・・・。いつも笑顔だった彼女の表情がひどく冷たく感じられる。いきなり態度を変えれるものなのか・・・女って・・・。
なんかこう男のプライドというか気持ちを弄ばれたというか酒も入ってたこともあって「適当なこと言ってたのか!」とかついきつく言い返してしまった。
というか今考えてみれば今度教えてねとかどう考えても社交辞令じゃないか俺のバカ。
なんだかあんなことで舞い上がってしまった自分が凄く情けない。
次の日会社行くのほんと憂鬱だった。彼女と何を話すれば良いのか。
何言ったか覚えてないっていうのは通用しないだろうと思ったので昨日の話しに触れないわけにもいかない。
とにかく何か言わなければと思い、適当でも気にしてないよということをアピールするつもりで
「昨日は飲み過ぎてなんかよく覚えていないんだよね、ってこういう風に適当な会話をすればいいんだよね」
と少しウケを狙ってみたんだけど彼女は曇った様子で会釈し、去っていった。
女って怖えぇ。マジ怖えぇ。天然八方美人タイプはもうこりごり。
ま、こんなんだから俺は彼女できないんだろうな。
もういい仕事一筋で生きるよ。
マジレスすると もういい仕事一筋で生きるよ。 とか言ってる割に 俺は黙々と作業をするのが好きであまり人とコミュニケーションをとらないので他の同期から見たら孤立してる感は...