友達が彼女と別れたらしい。
その話を人づてに聞いた瞬間、俺の顔には無意識のうちに笑みがこぼれていた。
人の不幸を喜んじゃいけないとは知ってる。
でも、彼が“こっち側”の世界に戻ってきたことが嬉しかったし安堵した。
もちろん彼と俺の間には越えられない壁が存在している。
それは分かっている。
彼は一時的に“こっち側”に戻ってきたが、近いうちに“あっち側”に亡命するのは分かってる。
そして俺は一生を“こっち側”で終えるんだろうな、ってことも。
Permalink | 記事への反応(0) | 00:03
ツイートシェア