2009-01-25

召し上がりやがりますか?

ハンバーガーショップの順番待ちの列を抜けると、カウンターには今までの人生で見たこともないような美少女がいて、100万ドルの無料笑顔をこの僕に向けてくれていた。

「召し上がりやがりますか?」

は、はいいいいいいいい? 自分の耳を疑った僕が目をパチクリさせていると、彼女は聞こえなかったものと思ったのか、もう一度繰り返して言ってくれた。

「召し上がりやがりますか?」

「・・・」

僕は0.1秒の間、氷の彫像のように完全に固まっていたが、彼女のパーフェクトな笑顔太陽が氷を溶かすように、僕の戒めを解いた。僕は次の瞬間、すらすらと答えていた。

「召し上がりやがります。ビックバーガーセットで」

「お飲み物はどれを飲みやがりますか?」

コーヒーを飲みやがります。ホットで」

「お砂糖ミルクはお使いになりやがりますか?」

「いえ、使いやがりません」

「では、○○○円になってやがります」

「じゃあ10000円でお願いします」

「はい。10000円入れやがりまーす!」

崩壊している、崩壊しまくっている、日本語が。

でも、いいや。

傾国の美女を前に日本語なんて崩壊しないほうがおかしい。歴史が証明している。

http://anond.hatelabo.jp/20090125105312

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