2009-01-19

悪いのは誰? - ある無人島漂流物語:改

ある5人の男が乗っていた船が難破し、無人島に流された。この船が難破した責任はこの5人にはない。

その過程で、1名(H)が行方不明となり、島に流れ着いたのは4人だった。この時点で行方不明となったHの安否はわからない。

Hの安否を確かめるには、舟を出して捜索するしかない。4人のうちHと友人関係ということで一緒に船に乗っていた1名(W)が捜索しようと考えたが、Wには舟を作る能力がない。舟を作れるのは、別の男性(G)ただひとりだった。

WはGに頼んだ。「舟を作ってください。Hを探したいのです」と。

Gは作ると言った。だが、条件をつけた。その条件とはWと一夜限りの関係を持つこと。

Wは悩み、別の男(A)に相談した。Aは「気持ちのままに行動しなさい」と。

Wは結局、Gと関係を持った。Gは約束を守り、舟を作った。

そして舟が完成し、これからまさにHを探すというときに、Hが無人島に自力でたどり着いた。

WはHに、捜索するため、舟を作るためにGと関係を持ってしまったことを告白した。

HはそんなWを許さなかった。不潔であると。

HとWの関係破綻した。

悲嘆に暮れるWの様子を見て、その経緯を全て見ていた男(L)が慰めた。「あなたがしたことは間違っていない」。

悪いのは・・・じゃなくて、ウホッ、なのは誰?

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