わりと暗澹たる気分になった。
新郎が知人なのだけどいわゆる背中を任せられる系の質実剛健体力もありますって人。
顔もなかなか渋い。身体は水に浮かないっぽい。
新婦はふわふわ笑ってた。ちっちゃくて超可愛い人。経歴聞いたら可愛いだけじゃなくてなかなかの才女。
神経が細くて仕事辞めて実家帰ってたところで恋愛開始したとか言ってたけどその仕事がちょいとブラック入ってたので細いというよりは尋常なだけ?
新婦の妹さんとか新婦よりすげー身長高かったけどコレもまた美人で。姉妹でむぎゅーとか何度も抱き合ってたし。
どっちも親族一同大量に出てきてたけど超結束かたいし。新郎の両親すげーおかたい感じの方だったんだけどお父さんが無言でぽろぽろ涙出ちゃってんの。
凄い良い家族で、
凄い良い新郎新婦で、
良い親戚が集まってて、
友人一同のノリが良くて、
そんな中、会社関連の知人テーブルの隅っこに座っていた私が、
なんの権利があって僻み羨み妬みそねみの視線を向ける?
私、顔、お祝い、できてる?
ちゃんと、声、でてる?
ただしく、笑えて、る?
こんな私が私は嫌い。
穴を掘って埋まってしまいたい。
多分あなたは、それで正しい。 仕方ないし、そうやって前を向いていくしかないと思う。