今まで「この世から消えてしまいたい」と思った事が何度かあります。
実際、少しの間だけど失踪してみた事もあります。
そう思う事の原因が今までは見えませんでした。
でも、やっと原因が分かりました。
「寂しかった」のだと。
余命宣告を受けるまで、その事にまったく気付きませんでした。
余命宣告を受けても、生き延びている人もいます。
余命宣告を受けた翌日に亡くなってしまった人もいます。
自分がいつまで生きられるかは分かりません。
感情のアップダウンは激しく、
前向きになれる時と、不安に襲われる時があります。
前向きに生きていようと、不安を抱えて生きていようと、
時間は刻々と過ぎていきます。
あの時こうしておけば・・
もっとああしておけば・・
考え出すときりがない。
そう考えている間も、時間は過ぎていく。
今僕は、生きている間にやっておく事を書き出し、
ひとつひとつ片付けている所です。
全てを片付ける事なんてできないけど、
命ある限りできる事はしておきたい。
この先食欲も減退してくるそうです。
「食べたい」「美味しそう」という感情が薄れていくのでしょうか。
これまでは、さまざまな「欲」をコントロールしようとしてきました。
お酒や煙草を断ったり、食べ過ぎないようにしたり、異性にガッツかないようにしたり。
しかし天の邪鬼なのか、自らの意志でなく「欲」が消えていくと思うと、
「欲」って悪いものでもないなと思えてきました。
だからと言って、暴飲暴食したり異性にガッツいたりしようと考えてはいません。
僕が「はてな」を使いはじめてから、ちょうど3年位経ちました。
アカウントは何度か変えましたが、使い続けています。
はてなを使っていて、大笑いする事も、胸くそ悪い事もたくさんありました。
はてなを使っていなくても、そのような出来事はたくさんあるけど、
今僕が、家族以外の人に余命宣告を受けている事を打ち明けた場所は、ここでした。
はてなに対して強い思い入れがあるとか、はてなを愛しているといった話ではありません。
もしかしたら、後にこの日記を消すかもしれません。
生きている証を残したいのか、
生きていた証を消したいのか、
まだ僕には分からないです。
ただひとつ確実に言える事は、今僕は、生きています。
明日、半日先、一時間先の事は分からないけど、
この日記を書いている「今」、僕は生きています。
大丈夫。1年後に生きているかもしれないし、5年後に生きているかもしれないけど、100年後には死んでいるんだから。 100年後に残していられるものは遺伝子か情報(記録)ぐ...