2008-08-22

美人な母ちゃんの武勇伝(?)と俺

俺の母ちゃんは美人だ。

黙っていれば「おしとやかで清楚で可憐お嬢様」である。黙っていれば。

若い時から超モテたらしい。

そんな母ちゃんの高校時代の武勇伝

ある時、見知らぬ不良がもじもじと声をかけてきた。

母 「いつも偉そうなリーゼントの不良がもじもじして可愛かったわ」

俺 「ふーん?」

母 「それがいきなりごめんなさい!って謝ってきてね」

俺 「うん」

母 「 『仲間内でカノジョは誰だって話になって、つい(母)と嘘をついてしまいました!』 と」

俺 「ふむ」

母 「お願いします!どうかカノジョってことにしといて下さい!って頼まれたの」

俺 「ははあ」

母 「ま、いっか。と思っていいよ、って言ったんだけど」

俺 「え?いいの?」

母 「そしたら別の不良もやってきてね、 『すみません…(母)は俺の昔のカノジョってことにしてもいいでしょうか…』 と」

俺 「ちょっと図々しくないですか」

母 「どうしようかな、と思ったんだけど。ま、いっか。と思って、そっちもいいよって言ったの」

俺 「それもどうよ…」

母 「そしたら不良Aと不良Bが大喜びしてね、 『じゃあ俺たち兄弟だな!!』 って肩組んではしゃいでるの、フフフ」

俺 「!!!!!!??」

母 「なんで兄弟になるんだろうね?意味わからないよね(笑)?」

俺 「………」

俺 「…うん、なんのこっちゃろーね!わからないね!」

言えない俺はミジンコ魂。

このままずっと知らないままでいればいいと思う。

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