対人関係を自転車に乗れる乗れないに置き換えて自分語りをすると…僕は子供の頃、自転車に乗れなかった。どうせこれからも乗れるようになりそうにないし自転車に興味も持てないのでさっさとそれを捨て、唯一興味を持てるバイクに乗れるように練習してみた。バイクに乗れるようになる人は滅多にいないと言われていたけど、僕はバイクが大好きだからそれにまつわる努力は苦にはならない。さらに幸いな事に才能もあったらしく、すぐにうまく乗れるようになった。
バイクに乗る僕を見た自転車乗りの何人かはすごいすごいと僕を褒めた。君はバイクに乗れるんだから自転車に乗れなくても構わないよと言ってくれる人にたくさん出会えた。僕はそういう人とだけ仲良くするようになった。
自転車に乗れなくても、バイクに乗れば皆と仲良くなれるし上手くやっていける。僕はバイクだけに乗って生きていく事にした。バイクのおかげで仕事も結婚相手も見つかった。