2008-04-29

喉の奥の詰った感覚

顔では笑っていても、この喉が渇いたような、何か透明な大きな物が詰まっているような。この感覚がじわりじわりとやってくる。つまり鬱だ。

何をしても痛む、というより、底なし沼(なんて見たことないからわからないけれど)にはまっていく。小さい頃一度露天風呂で溺れかけた事があるけれど、あのときと違って、はまっていく先は冷たいし、助けてくれる父親もいない。胃の上の部分が暗くて、ちょうどブラウザで、選択不能なドロップダウンメニューみたいに、何もできない薄暗さがある。コーヒーを飲んだり、パンを食べたり、一生懸命飲み込もうとするんだけど、胃の上までくると、もうだめだ。ご飯も食べられなくなる。

誰も、誰も僕を助けてはくれないのは知っている。だから僕は必要とされている、という感覚を求めて働いてる。

友人の一人が、今幸せでないのは構わない、と言った。その(一緒にいた人がいないという)場面に慣れていないのだから。僕は違う気がする。僕の幸せが再定義されてしまったんだ。そしてその定義に適うためにはその人が必要なようになっている。じゃぁ、と彼は言って、その幸せを再定義する必要があるってことでしょ?と聞き返してくる。僕にはそれが一人で出来るかどうかわからないし、誰か他の人に助けてもらいたいとは思えないんだ。

時間がかかるってことだよ。残ったのは、僕にはもう怖いものなんて無いってことだ。どんな恐ろしいことだって、この数ヶ月でくぐり抜けてきたことに比べたら、どうってこと無いことだって。

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