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だから、そういう白か黒かの議論ではないと言っているんです。定義ができない、しかしながらその切り口で語らざるを得ないことというのは多いのです。
何度も言うように、「メンヘラー」と「なんちゃってメンヘラー」を判別するための有効な方法は存在しません。しかし、厳密な定義はともかく、明確に病人であると言える人間と、明確に仮病人であると言える人間は存在するわけです。
これをどう考えればいいか。簡単な話です。
定義があって現象があるわけではなく、定義というものはそもそも現象から帰納されてくるものです。だから、定義がなければ現象に名前を付けて語るなというのは本末転倒で、それは「??とは何か」という問題を考えることを一切否定してしまうことです。
ですが、たとえば「力」という日常語に厳密な定義を与えられたのは何年前のことだったでしょうか（そもそも、現在でも完全な定義が存在しているのだろうか？）。実のところ、たとえば1kgやら1mやらの定義だって結構コロコロ変わっているんですよ。厳密な定義があってはじめて話をできるとしたら、一体なにが語れるのでしょうね？
「白か黒かの議論ではない」と言いながら、白黒つけているのは貴方なんです。 貴方が、「典型的な事実誤認」であると断言したわけです。 断言した時点で、そこには厳密な定義でない...
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