俺はマスダ。
右手に聖剣エクスキャリバーンを持ち、左手に妖刀玉宗を持つ、二刀流の剣士だ。
どんな悪党も俺の前には歯が立たない。
俺の生涯でたった一人だけ、永遠のライバルとなり得た奴がいる。
今日はそいつと果たしあいの約束がある。
剣の練習にも磨きがかかる。
クールが売りの俺をここまで熱くさせる。
奴はそれだけの実力と、俺を惹きつける何かを持っている。
川沿いにある空き地。
ここが約束の場所だ。
奴が来た。
奴もまた、やる気満々であることをうかがわせるような格好をしてこちらを見ている。
俺は「ふふん」と笑うと奴との間合いを一気に詰める。
もう戦いは始まっているのだ。
奴の手を掴むや否や、引きよせてがっしりと締めつける。
奴の息が一気に上がっていく。
「ま、増田くん!?」
俺の関節技は何人たりとも外さない。
「もう、遅かったじゃないか。この近くに美味しいお店があるんだ。もう予約もしてあるからいこうよ。」
「うん、、、わかった♪」
今日もイカスぜ、俺。