「ねえねえ、月がきれいだよー。今日はね、…」
「あ、ちょい待って。…ええと、9月20…で…8…半月だね」
「なんでわかるのぉ?」
「計算したんだよ。厳密じゃないけど」
「すごーいどうやるの?」
「超簡単。今日は9月20日だから、まず9と20を足して、29」
「うん」
「で、今年2007年はこれに9を足す」
「9なんだ」
「そう。で、足すと38。30より大きくなったから、30を引いて、8」
「うんうん」
「計算終わり。」
「え?」
「えーそんな簡単でいいの?」
「そう。月と日の数字を足して、今年はそれに9を足して、30を越えてたら30を引く」
「それだけなんだー」
「これで大体プラマイ1か2には収まるんだって。…あそうだ、1月と2月だけは足し算のときにさらにプラス1してね」
「それはなんかめんどくさいなぁ」
「覚えるのがね。今年が9、ってのも、ちょっと覚えにくいかもね」
「じゃさ、来年はどうなるの?」
「先の心配してもあれだけどね…まあいいか。来年は20」
「全然バラバラなんだ」
「完全にバラバラってわけでもないよ。年の頭に定数を計算しちゃえばいいんだけど、それも面倒なら、この数字は毎年11ぐらいずつ増えていく。」
「じゃあその次は、20に11足して、31…」
「…で30越えちゃってるから、30を引いて、1ってわけ」
「なんか覚える自信がなくなってきちゃった」
「欲張るからだよ。今年は9、これであと今年いっぱいはオッケーなんだし」
「えーだって何年何月何日の月は何々です、って言えたらすごくない?」
「ああ、この計算法ね、たぶんそんなに長くは使えないよ。」
「えっどのくらい?」
「たぶんだけど、20年、30年とかそんなもん」
「たったそんだけ?」
「うん。それ以上は誤差が大きくなると思う」
「なあんだつまんないの」
「欲張るからだって。少なくとも再来年ぐらいまではそこそこ正確に出るってわかってるんだから、それでいいじゃない?」
「うん、でもねえ…」
「なに?」
「せっかくだから、子供たちなんかにも教えてあげたいじゃない、この方法」
「教えればいいんじゃないのか? 方法はいろいろあるだろう」
「でも私たちの子供が月を見るのって」
「…そうか17年後、か…」
オチがよく分からん
anond:20070920223845 オチがよく分からん セミだろ?
[+☆]×無量大数
http://anond.hatelabo.jp/20070920214134 しかし、誤差の問題よりも 彼らには子供に教えることができないということの方が問題なのです。 残された日数 あと7日