あるところに卵が好きな三兄弟がいた。
三男はフライパンしか持っていなかったがそれでゆで卵を作って食べていた。
次男は鍋しか持っていなかったがそれで目玉焼きを作って食べていた。
長男は両方持っていてフライパンで目玉焼きを、鍋でゆで卵を作って食べていた。
ある日、見かねた長男が弟たちに調理方法を変えたらどうだと提案したが他の料理は食べたくないと拒否された。
それなら鍋とフライパンを交換したらどうだと言ったが、どちらも大切なものだからと断られた。
そこで長男は、鍋を三男にフライパンを次男に送り自分は生卵を食べた。
しばらくして受け取りを拒否された鍋とフライパンが返ってきた。