■悲しいね

何か最近子供作って無い奴は云々っていう、子持ちのカッカした怒りがよくあるけどさ、子供作ってない奴は得だと思ってるってわけか？だからこそ「キー！俺・私たちなんてこんな苦労してるのに！子なしは楽しやがって！ムカつく氏ね」的に怒るわけだよな？

でもさあ、そもそも子供作ってない奴が得ってなんで思うんだろ。それなら、作らなきゃよかったのに。公務員は得してる！っていうのも同じだ。なら、得できる公務員になればよかったのに。自分から「自分が」「損だ」と思う道に進んでおいてそんな事言ったって、どうしようもないだろう。

そして実際子供がいない奴が、皆「俺・私って得ー」って思ってるわけでも無いし。思ってる奴もいるかもしれないけど、別にそれだって悪いことじゃない。そっちの道の方が「自分にとっては」「得だ」から歩いていった。至極普通の事。

つまり、最初の自分の予測（子供作ったほうが自分にとって得、公務員じゃないほうが得など）が外れただけの話。でもそれはしかたないだろう？常に選択肢を一つ、選んでゆく。そうしたら、他の選択肢は選べなくなる時だってある。けどそれは仕方ない事だろう？

俺が悲しいのは、それほどに、今子供持ってる奴らってのは、「子供を産んで幸せだった、得だった」って思えていないってことだ。要するに生んでみたらやっぱり損だと思っちゃったわけだ。そうじゃないと子なしに攻撃しないもんな。子供を産んで得したこと、幸せになったこと、色々あるはずなのに、子なしを攻撃する人たちはそれが全くない、もしくはそういうものがあるけど卑怯にもそれを隠して不利益なところだけ目立たせているかどちらかなわけだ。変な話、子供産みたくて産んで、苦労はあるが幸せだ、得だった、と思える人たちは、子どもいない人を「可哀想」と思いこそすれ攻撃なんて信じられないはずだ（まあ可哀想という態度の奴は奴で問題なのだが）。攻撃している奴はそれだけ今の自分に不満があるということ。それが俺には悲しい。今の時代子供産んでもちっとも幸せじゃない（それも子どもいない奴に嫉妬して、攻撃までしてしまうほどに不満）奴が結構いるってこと、それがとても悲しいよ。そりゃ楽しいことばかりじゃない、それは当たり前だけど。それでも幸せって思えない、彼彼女らがいるってことが、悲しい。そんな世の中だということが、悲しい。彼彼女らが幸せと思えるための策は必要だけど、鬱憤はらしで子なしを攻撃するのは間違ってる。

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