2007-05-16

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人気のない駅のホームにビートたけしが立っている。

誰かがビートたけしに「おまえは大切な人のために笑って死ねるか?」と訊ねる。

彼は「そういうことには興味がない」と首を振る。

そうして俺は吹き飛ばされる。

おそろしいスピードで風に流される。

俺は考える。

ビートたけしは間違っているのだろうか。

自分は大切な人のために笑って死ねるだろうか。

眼下の景色に森林が混じり始める。

次の駅が近い。

このままだと俺は駅のホームに叩きつけられて死ぬだろう。

生き残りそうな気もするが、またすぐに風に流されて、死ぬまで飛び続けるのだろうから、同じことだ。

俺は死ぬ。

俺は笑って死ねるだろうか。

結局はその人の興味と関心の――

っていうところで目覚まし代わりの「SECRET AMBITION」が鳴り響いて目を覚ました。

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