幸せを掴もうとし意味を求める日々。それが砂漠を流浪する増田民族。
各地から持ち寄った情報を日記という形で交換し、幸せになるために手にした情報を元に各地に去っていく。
しかしどうしても砂漠から出ることは出来ず、そのうち増田オアシスで生活を始めた増田民族の中には自分自身は形の無い影のような存在であるにも関わらず楼閣を立て自らの幸せの土台となる権威を誇示し始める者も出てくるようになった。
そして出来上がったのが増田文化であるが、吹き荒れる毎日のログに埋もれ、現在ではそのことを知る手がかりもなくなっていた。
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