とても読みやすいまとめ。筆者の違和感に共感する。
前から思ってたのだけど、結局のところ、
世の中の男性陣の誰も、女性に社会進出して欲しいなんて露ほども思ってないんじゃないかな。
「少子化の時代だから女性は出産すべきだ!」って言う男性で、
自分の職場の女性が産休取ることに、少しの怒りもためらいも疲れも感じない人がどれだけいるもんか。
自分の子供以外の「出産」に自分の利害が絡むと、冷たくなる人の方が多いんじゃないか。
1.「会社内で仕事が滞りなく進むこと」
2.「結婚・家庭生活を滞りなく営むこと」
3.「子供を滞りなく育てること」
4.「できるだけ世帯の収入が多いこと」
5.「税金はできるだけ低くあること」
これをいっぺんに実現しようと思っても不可能だ。
既婚者で子供なしの夫婦が増えるのは、3.さえ捨てれば1.2.4.5.はなんとか実現できるからだ。
1.2.3.4.を取るんなら、5.を捨てなきゃなんない。
子供の分を社会保障でフォローするしかないから。
しかし日本人は高税率を受け入れない。
したがって、男女共同参画+少子化対策は不可能だろうと思う。
米国並の低税率で北欧並の高社会保障を求めようたって無理だ。
ろくに心理的フォローも金銭的フォローもしないのに、
「女性の社会進出を!」「女性に子供を産ませましょう!」と同時に声を張り上げたって無意味だ。