2006-11-18

[]「三月、七日。」をめぐる誤解と不安

数日前、「三月、七日。」と「三月、七日。―その後のハナシ」を買った。タイトル買いだった。「その後のハナシ」のあらすじに書かれていたあまりにも衝撃的な内容にいったんは買うのを躊躇したが、結局買ってしまった。しかし、今日まで読む機会はなく、カバーをかけて本棚に並べておいたままだった。

そして今日、急用によりバスで40分ほどかかる場所まで出かけることになった。バスの中で何を読もうかと考えているうちに、ふとその存在を思い出し「三月、七日。」を手にとって急いで家を出た。バス停につき、早速読もうと本を取り出し表紙をめくるとそこに現れる「三月、七日。―その後のハナシ」の文字……って、は?! いや、それおかしいでしょ? 私は「三月、七日。」を持って家を出たんだよ。なのに何でここに「その後のハナシ」があるわけ? 大体「三月、七日。」を読んでないのに「その後のハナシ」が読めるわけないじゃん。バスでの40分をどう過ごせばいいのよ? どうする? 家に戻るか? ああ、でもバスが来ちゃった。うう、天気予報は「晴れ、降水確率10%」だったのに空まで曇ってきやがる。そもそもここに「その後のハナシ」があることがおかしいんだよ。天地開闢の昔から私の本棚に並べられるシリーズ物は向かって左側のほうが巻数が若いって決まってるのに。だからカバーがかかっていようが袋に包まれていようが一発で巻数がわかるはずなのに。それなのにどうして、どうして今日に限ってそれが逆になってるのよ。片道40分、往復で80分、秒数にすると4800秒。決して短くないその時間、私は何をして過ごせばいいのよ。ああもう、今日は今週1週間で最悪の日だな。

……などと思いつつぼけっと突っ立ったまま外の景色を眺めていた。帰りは疲れていたので3/4くらいは寝てた。

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