2011-01-22

嘘=真実を変形させたもの

とある映画でとても印象にのこっている場面があった。

2人の捜査官が参考人となるある女性に聞き取りをする。

あやしいところがあるので、後日連絡したい。

なので、連絡先を教えてくれ。という。

女性は「◯◯◯◯◯◯◯◯」と番号を教える。

後日、連絡をとろうと、その「◯◯◯◯◯◯◯◯」にかける。

そうすると、全く心当たりのない人物が電話に出る。

一人の捜査官は苛立ち、くそっと地団駄を踏む。

嘘の番号を教えられていたわけだ。

もう一人の捜査官はおもむろに携帯電話をとりあげ、

番号を打ちなおす。1回、2回。。。6回、7回。。。

7回目で、参考人の女性が出た。

驚いた片方の捜査官が「どうやった?」と聞くと、

「こうやった」と一回ごとに末尾の番号だけ変えて

何度も電話したことを説明する。

嘘はまったくの0から生まれない。

元ネタや加工方法は嘘をついた人の意識の中にある。

その意識の構造が偶然にしても必然にしても理解できた場合

嘘は見抜ける。


嘘は、真実を変形させたもの。

その変形パターンは、その人の頭の中にある。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん