■http://anond.hatelabo.jp/20090816010707

　今更ですが、アドバイスありがとうございます。元増田です。

　職場で仕事に差し支えるほど苛められた経験があるか、というと、「たいてい」あります。

　パターンは二種類。

　A 仕事を選ばないせいで、もともと性格的に問題がある上司の下に配属された。

　B 仕事はうまくいっていて人間関係も上手くいっているが、資料を隠されたり改ざんされたりする。

　AとBは複合する時もあります。

　Aの場合は自分だけでなく、後できいたら他の人も二ヶ月でやめていたとか、一月持てばいいほうだ、とかいうパターンの上司です。

「あの人はああいう性格(ものすごく細かい、プリントアウトした資料が0.1ミリでもずれてたら烈火の如く怒りまくってずれなくなるまで再コピーさせる)だから我慢してよ」とかいう場合です。

　これはまだそんなに不況が進んでない&大企業の場合がほとんどで、本人が部下を希望しても正社員だとすぐ異動してしまうし問題になるので、私のような派遣社員をお飾り的にあてがっておこう、というケースです。

　ひどい話ですが、私を派遣してくれた会社の人は「あそこまでひどいと子会社に出向もできないし、労組があるからクビにもできないし、本当に下調べが足りなくて申し訳なかった」といってくれました。

　その人も人事、リストラの嵐で子会社出向、派遣業務について半年の人でした。

　違う場合では、表向きは普通なのに会社にいると弁慶になる人でした。その人と仕事をしていて一番気持ちわるかったのは、休みの日の時、私の仕事場の写真を撮られてその写真の中の段ボールの位置が間違っている、というものでした。

　言いつけでは大きい段ボールを下に小さい段ボールを上に積んでいくのですが、たまたま私が休む前の日、小さな、けれど5キロほどある段ボールと、半分しか中身の入っていない大きな段ボールがありました。ちょうど具合の悪いことに、大きな段ボールの中に小さな段ボールは入り切れず、しかたないので両方の段ボールを下に置いたのです。

　写真を見せて、「こういう場所の無駄遣いは許されない、場所というのにも金がかかっている」

「よくわかりました。ですが、小さい段ボールが重く……」

　その瞬間に上司は奇声を上げて

「なんでお前はいうことを聞かないんだぁぁぁぁあ！もういい今日は還れ！帰って頭を冷やせ！」

　タイムカードを勝手に押されて会社を追い出されました。

　Bの場合は頑張りすぎたとしかいいようがありません。

　たいていの企業は業績が傾いています。業績が傾くと、真っ先に行われるのがリストラです。無能な人間からリストラされる、と無邪気に考えていた自分は仕事を一生懸命にしました。

　結果として起きたのは、121件の営業成績を21件にされたり、机の中の資料を勝手にみられて企画を横取りされたり、必要なものを隠されたりということでした。

　そして私は「上のいうことなら何でも聞くクビを切り易い『いい子』」だったので、真っ先にクビにされました。

　理由は「君の仕事の方法は他人とかけ離れているから団体行動を乱している」というものでした。

　上司は会社の利益とか営業成績とかはどうでもよくて、むしろいつも悪かったのに私が入ってから成績があがったため、仕事が舞い込んできて迷惑だったのだと思います。そんな折り、リストラの話が舞い込んできたので、ちょーどいいやこいつ辞めさせたろ、ということだったのでしょう。

　精神的にも疲れ切っていた上、契約切れが間近でしたから、「じゃあもういいです、契約更新なしで」ということで辞めました。

　その職場ではその上司の愛人らしき人にもいろいろやられました。回覧板の回し方がわるい、とか、あなたの悪口を全ての人がいっていて迷惑だ、とか。全てって誰ですかと言い返したら全ては全てだ、そんなこといったら他の人の迷惑になるから言えない。

　その日彼女からは「とにかく自分のいうことをきけ」というメールが数十通来ました。もっとも私と彼女とでは仕事の範囲が違うので、ききたくてもできないし、仕事中なので私用メールは控えてくれと返して仕事を続けました。

　私ぬきで会議をされたこともなんどもあります。そのたびに怒られて、「連絡が回ってきてませんでした」というと、上司たちは「ああ」という顔をして放免してくれますが、最後には私は会議中電話番をしていろということになりました。

　会議に出たいというと、出させてはくれますが、その後でメールボムが来ます。

　企画を立てるとどんなことでも反対されます。

　また、未経験入社一週間目で山陰の山奥に１人出張を一月させられたこともあります。

　なにもわからない、それでもいいから入社してくれといわれて入って、出張もはじめは三日のはずが行ってみたら一ヶ月、もしくはそれ以上です。

　携帯電話は繋がらない、ネットはできない、パソコンもなければ文具すら持参したものしかなく、どんなprojectなのかすらもしらず、相手の会社に頭を下げて教えてもらってもなにがなんだかさっぱりわかりませんでした。

　場所がまた山奥の工場で、宿泊先がその工場に隣接した研修所です。コンビニが一軒だけありました。脱出するには相手方が出すバスしかないというところでした。

　一週間で根を上げて帰りたいというとなんとか一月いてくれ、ということになり、一月で帰ってきたら、「この仕事には向いていない」「社会人として基本的なことができていない」とかいわれてクビということになりました。

　少なくとも私が経験した会社は全てこのようなものでしたので、会社ってそんなものだと思っています。

　もし仮にそうでない会社があったら、誰もそんなところ辞めやしませんし、採用人数が少なく教育者が少ないので定年退職した人を契約社員として再雇用する、というケースばっかりです。私の入る余地はなさそうです。

　働けるようになるとしたら、せめて、同じ時期に入社する人が10人くらいいて、一月くらい研修させて欲しいと思います。苦しくてもつらくても愚痴をいう友達もおらず、なにがなんだか分からないところに放り込まれて仕事するのは無理です。

　私は社内派閥というものに疎いので、それで何回苦労したかしりません。

　今、私は資格をとる勉強をしています。それでも、資格をとったところで、どうせそれで食べていける才覚があるわけでなし、独立する根性も資金もないのに、なんのために勉強しているのか空しくなります。

　長々おつきあいいただき、ありがとうございました。

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