http://www.mypress.jp/v2_writers/tomihiro/story/?story_id=1743755
自分ではもう吹っ切れたつもりだった。
あの子とはもう何でもないんだと自分に言い聞かせたつもりだった。
でも、会った瞬間すべてをもっていかれた。
愛おしくてたまらない。
1年前にふられたとき、なんで自分はこの子を傷つけてしまったんだろうと激しく後悔した。
好きで好きでたまらなかったはずなのに。
きっかけは些細なことだった。自分の口の悪さが彼女を苦しめていたらしい。
自分は愚かだった。
自分の大切な人を傷つけているとも気づかず、失ってから気づくそのことの重大さ。
それからというもの、二度と人を傷つけるようなことはすまいと言い聞かせてきた。
口の悪さも必死に気をつけてある程度は克服した。
しかし、彼女のことは、忘れられない日々が続いた。
自分が幸せにできなかった悔しさ。誰かにとられてしまう悲しさ。
それは自分が彼女を傷つけた報いなのだ。
そしてなんとか、吹っ切れたつもりだった。
周りにも変わったねと言われるくらいになった。
もう大丈夫だと思っていたんだ。
きっと彼女と会っても大切な友達としていられると思っていたんだ。
でも、やっぱり好きな気持ちは消えてなかった。
どうしようもないこの気持ち。
どれだけ失恋で辛くても、その辛さが持続するのは、だいたい三ヶ月です、か。
1年たってもつらいよ。
どうすりゃいいんだろな。
まるで自分のことかとおもた。 ただ違う点は二度と会うことはないって事。
どうしようもないその気持ちをお伝えしてみては もしくは 「時間が全てを解決する」のを待つか