■怒る事が許されているのならまだ恵まれてる
怒りというのも立派な自己主張の内に入る。どんなに甘やかされていて望めば何でも与えられる様な環境に居ても怒りを主張できなければ己の感情の自由を制限する事によってしか如何なる評価も貰えず自主性を得られなくなるから。つまり奴隷や愛玩用の人形と同じだという。
自分のものではない感情を押し付けられ周りに振り回され、それを償却できるだろうと期待されて与えられた甘やかしにさえも何をどう思えば良いかを事前に規定され、気付けば何も考えられないどうしようもない馬鹿になっている。
そもそも怒りだけに限った話ではなく、喜怒哀楽の四つ全てが人間には必要不可欠な感情なのかもしれない。
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