たくさんの人の中にいると、いつも「自分はここにいてはいけない」「自分は人を不幸にする」という気持ちで消えたくなる。
「ここにいること」に根拠を探しているうちに、世の中に新しい価値を付け加える存在になればいいのだと気がついた。
「世の中に新しい価値を付け加える限りにおいて」自分の存在はそんな条件付きでなら認めることができる。
会社では、万事控えめながら安定して成果を出し続ける人として、どうにか信用されるようになった。
そんな自分の気持ちを知ってか知らずか、いつも気にかけてくれた中学以来の唯一の親友が、昨年過労で亡くなった。
仕事上「ありがとう」と言われることはあっても、自分から本当に「ありがとう」と言える相手は、その人しかいなかった。
それ以来、世の中がすべて色褪せたように見えて、新しい価値や仕事の成果なんてどうでも良くなってしまった。
価値を付け加えるに値しない世の中ならば、自分がここにいる理由も失われてしまう。今はとても寂しい。
あなたの文章を読んで新しい価値を知ったわけではないけれど、同じようなこと考えている人がいるんだと少しうれしくなった。 「新しい価値を付け加えられること」だけが「ここにい...
先輩の設計した滑空機が人を乗せて風をつかんだ瞬間、そこには何か新しい価値があるように感じた。 自分には技術も才能も無いから、どんなに頑張っても残り時間の切り売りしかでき...
「線路に飛び込んだ20分後に何事も無く電車が走りだしている世界よりはましなんだと思うようにした。」 あなたかっこいい文章書くね。 でも、わたしなんか「たとえば僕が死んだら...
新しい価値を生み出すなんて、一部の天才という名の変人がすること。 じゃあ、凡人できることは何か。 まずは天才に憧れるのをやめてしまい、既存の価値をただただ引き受ける。 そう...