私の分担された仕事をあの人がこなしてくれていた。あの人が暇じゃないことは、傍で見ている私がよく知っている。
恥ずかしいので誰がやったのかわからない状態にしようと思っていたのに、立ち去る瞬間簡単に捕まる私。
「お前がやってくれたのか?」大好きな人が私を見て笑う。そして私の口から飛び出す言葉は。
「べっ、別にアンタのためにやったわけじゃないんだから!
アンタの仕事が終わんないと私の仕事がつかえるからちょっと手伝っただけよ!
何笑ってんのよ!アンタのためじゃないんだってば!」
…これは自分の身に起きた現実の出来事だけれど、私はもしかして巷で言うツンデレというやつなのかも知れない。
ていうか、なんで有難うが素直にいえないんだろう…?
このままじゃ相手に嫌われてしまいそうだ。泣きそう。
なんか話だけ見ると全然問題なく、ダイジョウブに見えるのは私だけでしょうか?