NPO法人の設立のお手伝いをしていて感じることは、非営利についての理解の温度差があるということです。
業界(?)において、非営利とは「利益を再分配しない」という意味にしかすぎないのに、一般的には「利益を上げない」「無償のボランティア」といった意味合いで普及しているように感じます。
そういった温度差があるので、「NPO法人で食っていく」と言うと「胡散臭い」とか「弱者を食い物にしている」といった誤解をされることも多いように思っています。
上記のような状況があるために、国内においてキチンと事業を行い収益を上げて組織を拡大していくプロのNPO法人が少ないように感じます。
社会起業家といわれている人たちが登場し、少しは改善されつつありますが、「起業の一形態」として認知はまだされていないように思います。
個人的にはNPO法人設立について、もっと一般的になって欲しいと願っていますが「起業」自体も国内においてはリスクのあることだと考えられている状況を鑑みるに「NPO法人での起業」が普通であるように理解してもらうにはまだまだ時間がかかるかもしれません。
とはいうものの、自分的にはまだ勉強が足りず「なんでNPOなの」とか「NPOって、言うほどそんなに必要」とか言われてしまうと答えに窮してしまうのが実情です。
なので、自分自身の創業も含めて、実力をもって、事業を行い、NPO法人のあるべき姿について、実際に行動を起こしてみたいと思います。
一般的にNPOと言えば無償ボランティアのイメージが強い しかも、無料だと怪しむのが普通 実際、活動が休止している幽霊団体も多いし、利益を生むこと自体、問題ないことなのに、日本...