「胸を張れっ…!手痛く負けた時こそ…胸をっ…!」
「敗者は失うっ…!それをねじ曲げたら…なにがなにやらわからない…受け入れるべきだっ…!負けを受け入れることが…敗者の誇り…オレは…負けをぼかさないっ…!」
カイジに限らず福本作品全般で語られる「敗者の美学」「持たざる者の矜持」みたいな感覚が好き。
どこまで堕ちても失ってもプライドだけは売り渡さないような感じと言うか、そこで自分自身をごまかしてしまってラクになる事を自身で許さない、最低の矜持と言うか。
昨日から血眼でネガティヴなニュースばかり追い求めている人達、今あなた達はついこないだまで最も忌み嫌っていたタイプの人種に、あなた達自身がなりかけています。
そうなってしまったら結局は今までの構図の裏返しになるばかりで、何も良くなりません。気をつけて。