タイトルの通り。
真面目な社長は売上が落ちてくると、なんとかしようともがき苦しみ、最後の最後まで従業員のクビをきらず、若干、無理目のところから金を借りたり、怪しげな現金化に手を出した揚げ句、鬱々とした日々を過ごし、鬱々としているがゆえに仕事もさらに減っていき、そして最後の砦の保険金を使うべく、家族と残された従業員のために命を絶つ。
不真面目な社長はダメなものはダメと諦め「返せないものは返せないし、払えないものは払えないよ。バーカバーカ」くらいの事を言って、あっさりと会社を畳んで、しかしこっそり隠しておいたお金で別人を社長にすえて、新会社かなんか作ったりする。身軽になって。