2009-08-03

趣味の範疇だが、絵を描く事が好きだ。

そんなに好きなら仕事にすれば、と親に言われたが

中学生当時の自分の周りにはたくさんうまい人は居たし

好きな事を仕事にしてそれで食べて行けないだろう

というのが幼いながらも理解していたので、結局そっちの道には進まなかった

数年たって、大学生になって、その当時専攻していた勉強での自分の限界を感じ

そこから逃げ出すようにして久しぶりに見たアニメから

ずるずると同人の世界を知り、子供時代以上にのめりこむようになった。

都会での暮らしはとても時間の流れが早くて、すごく刺激的で

手を伸ばせばそこにイベントがあり、ライブがあり

なによりもオフ会などで共通の趣味の友人が増えたことにより、趣味の世界が本当に楽しくなった。

そして、すごく友人に恵まれた。と、思う。オタクでよかった、と思える程のいい友人たちだ

もちろん楽しさや嬉しさと同じ分だけ、辛い事も、悲しい事も、怒れる事も、色々あった

いろんな事を経てやっぱり最後にいきつくのは絵を描くのが好きだと言う事。

オタクコンテンツが好きだという事

それは美術品やおいしいご飯や化粧品や洋服が好きだなと思うのとほぼ同じように

自分の中に存在している。

pixivを見てると、学生時代の暇さえあれば絵を描いて更新をしてた自分を思い出す

今の自分のような趣味人には、こういう最先端の処をうまく利用するには

色々勇気も足りないし時間もない

居場所がないんだろうなという寂しい疎外感を感じることが 増えた

社会人になり地元に帰り仕事で思うようにタイムリーな更新だとかもできなくなり

日々の生活をこなすのに精一杯、たくさんのメディアから自分の好みを選びとって

さらにはそれに萌えて描くという事が簡単にできなくなった

イベントに申し込んで、そのための本を作ってというのが今は精一杯

それすらギリギリ

自分の中で、こういうサービスを利用する線引きというか、それを設定するのが下手だ

どうしても最先端の流行者を認知したい、租借したい、という気持ちが頭のどこかにある

ああ

流行ものの中心に頭を突っ込んでいられた若い頃の自分を惜しんでるんだろうか

あの頃が今なら、そういうことなんだろうか

やっぱり年をとったな と思う 

こうやってあっという間に30になって35になって40になっていくんだろうと思うと

怖いな

自分がおばあちゃんになってもコミケに行きたいかと言われると疑問を感じるけども

柔軟に、フラットに、でも自分らしく、そういうオタクになりたいのに

なんだか最近よくわからなくなってしまった

理想のオタク像って人それぞれあるんだろうな

独占欲は強いし迷いは多いし ああ 融通がきかないなあ

でもオタクでいることに後悔はないのよ

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