私の母は徹底的に場に流される人間だった。場が実際には無実である罪を私に問うているとき、母は最初から私を叱りに掛かっていった。いまさら別段母に対して贖罪を求める気は無い、それよりはるか上の存在、世の中の物理等法則を呪うしかあるまい…なぜこのような母の存在を許す物理体系なのかと。さっさと物理法則ごと宇宙が滅びればいいのに。しかし母の悪影響は理性が導いた意志を超えて暴走するようになり、哲学を破壊して粉微塵にしてしまい、もはやどんなものであったか思い出せもしない。今の私はただただ生ける屍となって無意味なエントリーを撒き散らす肉で在るのみ。
ツイートシェア