レッドカーペットとかでやってたので知ってる人も多いと思う。その中で、特に象徴的なセリフとして
「オレって変わってんのかなあ?」
っていうのがあって、そこが一番の笑いどころなんだけど、同時にサブカル好きの一番中心の部分を突いている。
とかがある。
多かれ少なかれ、「自分は普通の人間と違う」という意識は、ほとんどのサブカル好きのアイデンティティとして存在していて
彼らは「マイナーなものが好きな自分」に酔っている。
ここまでは異論は無いと思う。
問題は彼らの多くが、自分が好きなものに対して、マイナーだから好き、という理由を覆い隠す様に
◯◯の本質をしっかり分かっている、とか、下らない商業主義に迎合してなんだかんだとか、理由を付けるという事だ。
確かにそういう理由もあるだろう、だが、マイナーだから好きという、単純で倒錯した理由も持っているんじゃないか。
そのことに自分で気付いているくせに、そこから目を背ける様に彼らは言い放つ。
「オレって変わってんのかなあ?」
そして周りの人間が、君は変わっているね。と言ってくれるのを期待する。
何故認めないのだ。マイナーだから好き、と言い切れないのだ。
何故「オレって変わってんのかなあ?」ではなくて「オレは変わった人になりたい」と言えないのだ。
全く悪い事じゃない。何が悪い。