さて、そろそろ総括してもいいですか
世間で大人気話題絶頂のDoCoMo2.0であります。2ヶ月ほど経ちましてみんな反撃がどうとか忘れてそうなので、どんなんかなーとサニー曰く。
CM開始前
3月 純増 298,000(全携帯電話増比:31% 前年比:61%) MNP ▲11,0700
4月 純増 65,800(全携帯電話増比:14% 前年比:26%) MNP ▲89,400
CM開始
5月 純増 69,900(全携帯電話増比:19% 前年比:52%) MNP ▲58,300
6月 純増 88,800(全携帯電話増比:18% 前年比:63%) MNP ▲63,400
出典:インプレスとTCAから該当データを適当に抜粋編集(※2in1は1契約で修正済)
季節変動が大きくて分かりづらいッスね。業界的にはどうか分かりませんが、素人目にも反撃できてないのは良く分かります。偉い人はさぞご心痛のことでしょう。
ネットでCM開始の5月あたりの評論の類を見ますと立場を分かってないとかパクリとか古いとか臭いとか虫が混入していたとか原爆で解凍したとか言いたい放題で概ね評判は悪かったようであります。というか良い話を聴いたことがありません。
かの現人神マック・デン・フジタを死に追いやったビッグフロント・ザ・センセーにまで駄目出しをされ、目くそに鼻くそ呼ばわりされるようなアングルがボクのハートをドキドキさせる展開だったのですが、近頃はどうなんでしょうか。私はテレビも新聞もウェブ広告すらも全く見ないのでよくわかりません。
仕方がないのでCMをYoutubeに見に行きました。絵的な仕上がりは良いと思いました。予算が潤沢なのが良く分かるし個人的には油っこいと思うけどクリエイティブのレベルも高い。でも、なんだろうこの感じ、何も伝わってこないこの感じ。もったいぶった自大な表現にもかかわらず何のメッセージも感じられないこの空疎さ。
これはいつか来た道だなって思い出した、ゼロっすよ、「プロバイダー・ゼロ」ってあのCMも同じ制作会社タグボートだよ。こいつら自由にさせるとトコトン駄目だな。
つまり、
“タグボート(「過大な予算」+「任せる」)→映画研究会的オナニーフィルム”
でありまして、ドコモさんの広報だけを責めるのも辛いんじゃあないっすかね。
しかし経営的には整合性がないからネットバブル時の泡沫ベンチャーみたいな金遣いをしてしまうという根源的な問題はあるのだと思われますよ。オンラインサービスに予算をあててサポートコストを減らすとか興味ないでしょ。