2011-10-31

何故日本政府が外交交渉に弱いかと言うと

愛国者が少ないから。

別にウヨとかタカとかの話をしてるわけではなく

難しい政治思想の話ではない。


愛国者が少ない、

つまり国の利益を監視したり心配する人が少ないと、

現場当事者は仕事で粘らなくなる。


対外交渉でギリギリまで頑張って

より多く国益を掴んで帰ってきた政治家や官僚に、

「すごいじゃないか!」「有能だなあ」「ありがとう!」と言う主権者が少なすぎた。


それどころか、

政治家や官僚がどんなに勝手に外国に譲歩しても

「なにやってるんだ!」「無能だなあ」「お前は子供の使いか!」という主権者が居なかった。


仕事の成果が評価されず

ミスや怠慢を咎められず

しかも巨大な権利や資産を預けられた人間が何をするかと言うと

これは必ず私欲の為の不正に走る。


対外交渉の現場担当者で言えば、

仕事の出来を褒めも叱りもしてくれず・関心すら持たない自国民より、

交渉テーブルの向こうの外国人に迎合するようになる。


外国人は譲歩すればするだけ喜んでくれる「反応のある相手」だし、

懐柔しようとして個人的な利益の供与もしてくる、

元々は日本の為に誇りを持って仕事についた人間も、

やがて外国の側になびくようになる。


卑近な例で言えば、

きちんと監督も評価もせずに経理係を何年も放り出しておけば

これは必ず横領を始める。

必ずと言っていい。

経理係の人格を非難するより、そんなシステムにしたオーナーや役員がアホと反省した方が早い。



日本のオーナーは主権者たる国民であって

愛国心を持たない国民と言うのはこのアホオーナーにあたる。

無能で弱腰で交渉に弱い政治家や官僚を作ったのは

愛国心を持たない国民であって、

長い年月を掛けて政治家・官僚から能力や誇りを奪ってきた犯人は

国民以外に無い。

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