2009-08-27

最近まで「私」は「ジョー」でした。

「顎が長いから。」とつけられたあだ名のですが、

それが一人歩きしていたのです。

そして、それは私にとって苦痛だったのです。

私は毎日のように体を掻きむしって、

その痛みが癒えるのを、

心の痛みが癒えるようだと錯覚するのですが、

ジョーはといいますと、

バイト仲間からいじられるピエロ役で

「俺は将来ハリウッドに行く。」と

叶わない夢を見るのです。

でも家に帰れば現実と言う朝靄に、

何かはっきりした物の

その存在を感じてしまって、

また体を掻きむしって、赤く腫れ上がらせてしまうのです。

だから私は私の中のジョーを殺すか、

自殺してジョーとして生きるか

その選択に迫られました

結局、バイトをやめて、

携帯のアドレス帳を初期化して

ここまで引っ越してきたのです。

でも私が楽しくなったり、うれしくなったりすると、

ジョーが私の体を内側から掻きむしるのです。

  • 猪木、乙 http://anond.hatelabo.jp/20090827025743

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