誠心誠意を尽くして正しい道を行き、自身に後ろめたいことがなく、心に曇りがないほどに、裏切られる痛み、憤りは大きいだろう。
だから小人がそういうちっぽけな保身のために、全てを諦めたように後ろ向きになってる部分もあるかもしれない。
だが、相手が悪いから自分も誤っていて良いという理屈はない。
自分を放り出してはいけない。
都合の良い事ばかりを短兵急に求めてはいけない。
己に偽りなく、堂々胸を張れるよう道筋を通すのは、即物的な欲望を満たす為にするのではない。
物に溺れず、事に惑わず、卑屈にならず毅然としてあるために、正しい道を行くのだ。
でなければ、人も世間も結果もついては来ないだろう。
その「正しい」は自分にとって「正しい」であることを認識しておくべき。