2009-08-21

某業界紙の記者コラムに載っていた記事

のりピー

 いまさらながら残念である。あの清純派女優がジャンキーだったとは。そもそも彼女が結婚していることすら知らなかったくらいだから、凡月もたいしたファンではないのだが、それでも彼女の女優としての仕事は、なかなかのものだった。クサイ芝居であればあるほど輝く、そんな稀な女優だった。あの夫はいわゆる“さげチン”の最たるものだ。ああいうだらしない男を選んだ時点で、退廃への道筋が決定的になったのだろう。

彼女の氏素性を云々するきらいもある。彼女のように社会のどん底から這い上がった人間が、結局は自堕落な生活に埋没してしまったことが、国民に与える悪影響は計り知れない。古来より、社会の底辺に生きる草莽の民が立身出世を遂げるには、2つの方法しかなかった。それは学問で身を立てることと、美貌や芸を活かして有名になることである。この10年ほどでニッポンは階級社会に成り果ててしまったが、行過ぎた不平等は社会の活力を削ぐ。“明日こそは我が世界を!”という野心を持つ若者がいなくなり、将来の希望もなく、漫然と生きるようになる。鼓腹撃壌ならばよい。すなわち、善政の結果、お上が何をしていようと、オラたちは幸せだということなら、それでよい。しかし、このニッポンの据えた空気はなんとしたことだろう!そんな閉塞感を打破してくれるのが、シンデレラ伝説であり、宇宙というニューフロンティアへの夢のはずだ。だが、そのシンデレラがシャブ中だったのだから、この国の夢と希望が打ち砕かれたのだ。

のりピーを起訴猶予にするという噂話が駆け巡っているが、凡月からすれば、とんでもない話だ。国民的アイドルはそのイメージを自らの非行で破壊したときは、文字通り万死に値する。それは国民の希望に対する罪なのだ(凡月)


一言で言って不快だ。

この人がジャンキーをどう思おうとそれは自由だ。

単に「俺はムカついた。ジャンキーくたばれ」と書いてるだけなら、敢えて増田に持ち出す程の物でもない。

薬物使用で「万死に値する」とか死ね死ね団かよ、バカじゃねーの、と思うくらいだ。

が、ジャンキーを批判する為に「国民に与える悪影響」だの「国民の希望」だのを持ち出す根性が気に喰わない。

「ジャンキーに傷つけられた可哀相な国民」と言うジャンキー以下の弱者として作り出し、その弱者を傷つけたと言う理由付けでジャンキーを叩く。

本人は「弱者"の"代弁」をしてるつもりなのかもしれないが、どう考えても自分の考えを「弱者"に"代弁」させているだけ。

しかも、自分自身はその弱者に混じらず、あくまで大上段からジャンキーを扱き下ろす。

何様だよ。

不快極まりない。

わざわざ増田に引きずり出して扱き下ろしてる時点でお前も同類だろ、と言う意見もあるだろう。

反論しない。

その批判は甘んじて受ける。

が、俺は「俺が気に入らない」から「俺が気に入らない」としか書かない。

「俺が気に入らない」理由を他の誰かに代弁させる様なクズなマネはしない。

そこだけは断固として同類扱いされるのはお断りだ。

  • あーわかる。 というか、犯罪者全般を非難するときによくある「被害者の気持ちを考えたことがあるのか」的な論調もそうだよね。 お前被害者じゃねーじゃんっていう。 それ言うと「...

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