三大赤穂浪士というものがある。
赤穂浪士とは、江戸時代に主君の死の原因となった吉良上野介という男を倒した「かたきうち」の武士たちのことです。
全部で47人いるのだが、この中で特に三大赤穂浪士というのがいるんです。
まず、大石内蔵介、そしてその子主悦。そして荒木文左衛門の三名です。
このさんにんは、主君の死の以前から使えていた最古参の三人です。他のものは、遠くに住んでいたりと、死の前後に浪士入りした
新参の侍たちだったのです。
もちろん学校では、四拾七士の話をたくさん出来ませんから、知らない人が多いのも仕方ありません。ですが、いつの時代も
変わらない忠義を見せ付けたこの三人のことを思い出す人が、もう少し増えてくれたら、嬉しいと私は思います。