2007-03-03

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けれども君には、まだ希望がある。希望だけがある。

何も手にしていない者が唯一もちえるのは、希望だ。

君のその使用されずに温存されていた情熱が、向けられるべき対象が、きっとどこかにある。

世の人が幸せというまどろみの中でまだ眠っている頃、君はその刃を研いでいるのではなかったか。

君が身を切るようにして感じた恥辱は、そこに横たわるべき薪となるのではなかったか。

それが大局的にいって、所詮は無意味な吹き上がりにすぎないとしても、

君の心臓の鼓動を動かしつづけるには十分すぎるほどではないか。

頑張れ。

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