「しめしめ、ハチのやつ、部屋いっぱいのブクマにベソかいてやがるぜ」
障子の向こうから、ハチの途切れることのない悲鳴が聞こえる。クマはハチの様子を覗こうと、にやにやしながら障子を引いた。すると、ハチはひぃひぃと悲鳴をあげながら、満面の笑みでアクセス解析ページにF5連打をかましているではないか。ついに堪忍袋の緒が切れたクマ、障子を壊さんばかりの勢いで開けると一喝した。
「やい、てめぇ、だましやがったな。本当に怖いのはいったい何なんでぃ!」
ハチはびくりと驚いて向き直り、バツが悪そうに頭をかきながら一言。
「[これはひどい]がいっぱい怖い」
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