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2024-07-13

九州弁を話すキャラが嫌いだ

なぜなら僕が九州出身からであり、博多弁話者では無いからだ。

世の中九州弁=博多弁という短絡的なやつが多過ぎる。漫画アニメに出る九州弁のキャラ十中八九博多弁だ。それが自分の話す方言全然違うなら気にもしないのだが、自分方言佐世保弁)とちょっと似ているのが非常にやっかい。見るにも聞くにも引っ掛かってスムーズ意図が読み取れないのだ。

キャラストーリーバックグラウンドに、その地方方言をしゃべる理由けがあるなら、まあいいだろう。今のジャンプなら「あかね噺」の阿良川ひかるは九州出身という設定で、独白や心の中の言葉けが時々九州弁(おそらく博多弁)になる。実際の方言話者にもよくあるリアルな使い方だし、素直に他人と打ち解けられない性格には地方出身者という出自が影響している様も見てとれる。

気に食わないのは周りが標準語なのに平気で九州弁(博多弁)をしゃべるキャラ。大抵そういう作品辟易して記憶からも消してしまうので、具体的な作品キャラを挙げられなくて申し訳ない。とにかくそういうのが居るのだ。

そもそも現実方言話者が、周り全部が標準語をしゃべる中で自らも方言を話すだろうか? 関西弁はまあいいだろう。お笑いなどの影響だろうか、割と市民権を得ているし、現実東京関西弁をしゃべる人にも遭ったことがある。

しか九州弁の中でもメジャーである博多弁ですら、東京では全く聞いたことがない。いわんや佐世保弁をや。実際に試せば分かるのだが、話しても全く意図が通じないため、標準語を使わざるを得ないのだ。

ああ一つだけ、僕が太鼓判を押せる作品があった。少々古い作品で恐縮だが「坂道のアポロン」だ。作品テーマ自体が、地域根付カトリックと、米兵戦後に持ち込んだ文化ジャズである舞台佐世保である意味が確かにあるし、キャラも当然のように佐世保弁をしゃべる。ヒロインを演じた南里侑香佐世保出身。僕から見ても完璧佐世保弁を話し、全くストレス無く話にのめり込めた。そうそう。方言を話す作品はこうでなくてはいけない。

まりキャラ付けのためだけに九州弁をしゃべるキャラが嫌いなのだ方言をしゃべるなら、ちゃんと設定にも意味を持たせてくれ!頼んだぞ!

 
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