名前を隠して楽しく日記。
顔真っ赤で草
反論できませんまで読んだ
生まれてこのかた今この瞬間自分の人生の中にいるのだという意識がありませんでした。
例えるなら、VRゴーグルをつけた本当の自分がどこかにいて、わたしは思い入れも何もないゲームのキャラクターで、そのキャラの人生をプレイしているぐらいに思っていました。
でも家族との縁切りついでに地元を飛び出し一人暮らしを始めたところ、ようやくこれはわたしの人生だと実感が湧いてきたのです。
どんな人も、一人暮らしをすると必然的に「選ぶこと」から逃げられなくなります。
まずはどこに住むか自分の生活に合わせて決めなければいけません。辛うじてその選択をうまく逃れても、今度は日々の食事から掃除の頻度、布団カバーを週何回洗うか、休日の時間の使い方、誰を招くか何を入れるか、そういう無数の選択を日々自分の意思で、責任で選ぶことになります。
誰のせいにもできません。
黙ってても食事は出てきません。
部屋はどんどん汚れていきます。
頼まない限り誰も何もしてくれません。
面倒です。
でも、自分で選んだ食事をし、自分で選んだ頻度で掃除をして、自分が思うままに休日を過ごしていると、初期アバターのどうでもいいようなキャラクターだと思っていたその人物こそわたしで、わたしはどこへでもいけるし、ちゃんと自由であったことを思い出せます。
自分で選んで、そのせいで嫌な出来事が起きたら腹は立ちますがそこそこ納得はできますしそのうち忘れます。
何もしないと決めた訳じゃないのに何もしないでいたせいで起きた不幸は一生腹が立ちます。
壊れちゃってて草
反論できませんまで読んだ
反論できませんまで読んだ
反論できませんまで読んだ
反論できませんまで読んだ
本を開くと裸の女性の姿がいくつもあり、なかには性交している姿を捉えたものもあった。
気持ち悪い。それが心の底の第一声だった。私はそれから父のことが苦手になった。家では善き父親を演じているようで、下心なんて微塵も見せないような素振りがただただ不快だった。中学に上がってからは録に口を利かなかったと思う。視界に入ることさえ嫌だった。高校生なると家出を繰り返し、出席はギリギリながらもなんとか卒業できた。彼氏は作らなかった。何度か告白されたことはあった。それでも相手の目を見ると父の顔が浮かび、その都度断ってきた。大して頭のよくない大学に進み、独り暮らしを始めた。彼氏もできた。人生が華やいで感じられた。これからが本番なのだと、自分に言い聞かせた。
大学を出るときには私は一人で、そのまま独り暮らしを続けて働き始めた。なんてことはない事務職で、自分の代わりはいくらでもいるような仕事。給料は悪くない。だから、辞めるつもりもない。
今日、電車で父に似た男性を見かけた。父がこっちに来ているはずはない。確実に他人の空似だ。それでも私はつい、視界の片隅にその男性を捉えていた。
私はこれまでに二度、痴漢に遭遇していた。ちょうどこの時間帯の電車、息苦しさを感じるような混み具合の最中、私は痴漢に遭った。
そのときのことが脳裏を過り、同時にもしもを考えていた。あの父に似た男性が私に痴漢する姿を。それに気づいて目を逸らし、私は過去からも目を背けたかった。今のはほんの偶然で、疲れていたから突拍子もないことをつい考えてしまったのだと。
多分、本当に疲れていたのだ。
社会人になってから出会いは減り、休日は籠りがちなのが良くないのかもしれない。
恋人を作ろうと思う。