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はてなキーワード: togetterとは

2024-10-31

はてなーたちの興味がずっーと高齢側に傾いたまま戻ってこない

ちょっと前ならば

少し若いフリをしてホッテントリに入れてたようなVやドルエンタメネタもあまり入らなくなった

愚痴っぽいTogetterまとめが常連化してメンタリティ小町化してるのが伺える

加齢とはことほど左様に惨めなものなのかと正視に耐えない

2024-10-30

高校の友だちから久しぶりに呼び出されたのを思い出した。

消えてないキズナを想って胸が熱くなったが、人呼ばれて囲まれて壺買わされそうになったトラウマ

ホテルに誘われると「褒めてくれたも優しくしてくれてたのも全部コレのためだったのかな」って心閉ざす→学生自体の友達からの誘いがマルチの勧誘だった時と似てる - Togetter [トゥギャッター]

人間として扱ってほしいのに、結局は、目的を果たすための道具としてしか見られてないと知った絶望は痛いほど理解できる。

男女問題で良く聞くけど、オンナとして扱う以前にヒトとして扱ってほしい、って嘆きは、日本の病巣を示してる。

適格販売ってなんなん?

togetter流行ってるみたいだけど

2024-10-28

二月の勝者のTogetter読んだ感想

というか、二月の勝者読んだ感想

一言で済む

これだけのリソース(熱意、カネ、時間メンタル)ぶち込んで手に入れる栄冠が中受なんだから

ここをくぐった人が公立動物園呼ばわりするの納得。

はてなーとかは大半そうだけど、これほどの犠牲を払って手に入れたモノが、のほほんと暮らしてる非受験組に与えられている教育と大差ないとはぜったいに認められんわな。

連中の異常な公立叩きなんなんだと思ってたけど、読んだあとは、公立が思っよりまともだとやるせなさが爆発するだろうな、動物園だと断じるのもやむなしと感じました。

中受、潜り抜けてきたアンタらすげえよ。

公立馬鹿にすんのは腹立つけど、そうしないとやってらんないのも分かった。

2024-10-26

anond:20241016123911

氷河期世代に関する地獄のような話かと思いきや、「個人経験に基づいて語られがちな通説をデータ検証」した結果の話に様々な意見 - Togetter [トゥギャッター]

https://togetter.com/li/2455873

togetterミュートした

目新しくもない知見をさも大発見のような扱いをするまとめばかりになり、自分にとってはコロコロコミックのようなポジションになりはてた

togetterで見かけたけど七海さんって自分境遇まれてた要素に関してはアスペ丸だしの想像力のなさで傲慢だよね

2024-10-24

アメリカバツイチ同士の結婚あるある「どうして1回目の相手とは全

いつもせっくすばかりしたがる彼氏君。

「もー、せっくすは1日1時間って約束でしょ」

「もうちょっとでイクから

「じゃあイッたらお風呂入ってね。宿題はないの?」

「あるけど」「もう。。」

「なのよ~奥様」「こないだTogetterで読んだいいやり方がありましてよ」

今日からせっくす好きなだけしていいよ」「ほんとに?やったー!」

「だけど最低1時間くんにして、1回はいかせること」「そんなの余裕じゃん」

3日後

「おなにーでもしよっかな」

2024-10-23

沖縄の現地の年寄り趣味でやってるんだろうけど

本土から活動家しばき隊関係のやつが自ら日当の金額自慢してたのtogetterで見た覚えがあるけどな

「何もかも全てデマ」って話になってるけど

ーーーーーー

今見たら坂本秀樹放言東京でのデモに関するもので、沖縄ではなかった。

2024-10-22

デニムパンツコインポケットは、元はウォッチポケットだった。

メインのポケットの中にある、あの小さいポケット

あれはもともと懐中時計を入れる場所だったらしい。

それが腕時計ができて懐中時計を持ち歩く必要がなくなったから「じゃあコインでも入れとくかあ」ってなった。

現代では、その名残すら風化したせいもあって、こういうディティールに「どういう神経してたんだろう」と思う人が憚るわけだが。

大抵、衣服にはルーツがあり、それらに内包するディティールにはコンテキストがある。

それらを“ファッション”っていう側面からみると“オシャレ”の一要因とかにもなるからデニムには現代でもコインポケットが残っているわけだ。

その他にもダメージ加工とかヴィンテージジーンズとか、衣服機能性や利便性重視で評価するならそんなものいらないんだけどな。


以下、雑多な話。

そういえば、男性洋服に大きいポケットが服数あるのも、それらが大抵ミリタリーやワークなどがルーツからってのもあるかもな。

そもそも機能性や利便性重視で施されたディティールだから、そのルーツ丁重に扱った結果それがファッションとして現代昇華している形。

女性ものの服はそういうルーツで作られていなくて、初めからファッション”というレイヤーから作られていたものが多いから、それにポケットつけるのって基本的に“後付け”になる。

そういう“後付け”って「ファッションルーツコンテキストを軽視している」と受け取られがち。

半袖のシャツ/ブラウスとかできたけど、あれも界隈的にはウケが悪かった。

近年はデザイン性が高いものも増えたけど、当初は「暑いんだから仕方ないだろ!」ってな感じで長袖をぶった切っただけのようなものが多かったからなあ。

シャツ/ブラウスファッション文脈から評価している人からすれば「なんてことを……」って感じだったんだろうな。


まあ「ファッション機能性の両立」って「野菜ジュースをより飲みやすくて美味しいものに」みたいな話で、「できなくはないけどさあ……」ていう感じ。

制約は増えるし限度もあるからファッション視点からみると選択を狭めるので面白くない。

それは単純な足し算引き算じゃないため「ポケットないよりあったほうがいいじゃん」って話ではなく、オシャレの観点からポケットの皆無を評価する。

ファッションに対する意識の高い人は、ポケットがたくさんあるファッションをしていても、それらにモノをほとんど入れなかったりする。

ただ、そういう視点を知ろうとも思わない、知ったところで理解できない、する気がないって人も一定数いるわけで。

でも、それって是非善悪問題じゃないというか、仕方ないよな。

パクチー駄目な人に、パクチーの美味しさや良さ、パクチー歴史とか豆知識を語っても「知ったこっちゃない」って話だろうし。

「衣食住」の「衣」のレイヤーで服を見ている人にとって、服のポケットひとつとっても現代的かつ実用的な“意味”が欲しいに決まってる。

そのレイヤーから外れた時点で「必要いから、なくて当然」と考えるし、あるなら「必要なんだから、あって当然」という前提でモノを考える。

から服それぞれがもつルーツコンテキスト、そこからくるディティールは二の次なわけだ。


そして「衣食住の衣」でモノを考える人と、「ファッション」でモノを考える人だったら前者の方が圧倒的に多いから声も大きくなりがち。

これはもう“自然現象”みたいなものから仕方ない。

あるtogetterに「皆求めてるのはモールファッションビルでどれ手にとってもポケットがあることでしょ」とかいブコメに星が集まってるのが好例だな。

ファッションビルに店を構えるようなブランドまでポケットつけるのが当たり前になるってのは、ファッションというコンテキストやディティールを軽視する向きが強くなるってこと。

ファッションビル」と謳っておいてそんなことやりだしたら「ファッションって何なん」って話になる。

からユニクロあたりのマス向けブランドに頑張ってもらうのが落としどころだと思うけどな。

でも、そうすると今度はインフルエンサーとかが「最近ユニクロってダサいよなあ。これだから量販店ブランドは……」みたいなこと言い出すから厄介だよなっていう。

2024-10-21

そろそろWEB版にもミュー機能つけてくれないかな、はてなさん

ヤフトピやスポーツ新聞とかTogetterとかのあおり記事邪魔なんだよね

モバイルを優先するのはわかるけどさ

2024-10-19

anond:20241019145314

Togetterで男叩きまとめ量産してるフェミもだいたい同じ奴の複垢だもんな

アトピー草津温泉

草津温泉に行って身体の痒みが落ち着いた…という方のTogetterまとめを読んだよ。

自分はそういうことよく分からいか民間療法がどうとか言うつもりはないんだけど、10年くらい前にうちの姉夫婦はそれ目的草津の近くに引っ越してた。

姉は子供の頃からひどいアトピーで、大人になってからはだいぶ落ち着いてたようだったけど、完治した感じではなかったみたい。

姉の旦那さんも肌が弱そうな感じだった。たぶんアトピーだと思う。

姉が結婚して数年、群馬に引っ越すと連絡がきたのでなんで??と思ったら温泉目的とのことだった。

だいたい、Togetterの人が書いてたのと同じようなことを言ってた。夜中に痒みで目が覚めることがなくなるんだって

自分は肌の悩みがないので、温泉効能なんて「なんか肌がスベスベになる気がするぜ」くらいで姉の話は眉唾だったけど、久しぶりに会った義兄の肌が綺麗になってるのを見ておお〜と思ったのを覚えてる。

今は治療法も進歩しているらしいのでわざわざ温泉のために引っ越すこともないだろうけど、そういうこともあったなと思い出したので書いてみた。

2024-10-17

はてなー特にブクマカTogetterを頻繁にホッテントリに入れてる

ので、Xのブロック機能改善は旨味しかないんじゃないかね。

Togetterまとめ職人、まあまあ思想傾向に偏りのある人だらけだからあちこちブロックされてる人も多いわけで

そういう人たちが「ブロックされてる相手炎上させたいやつ)」の投稿を閲覧用垢を使わずストレートに見れる、纏められるってのは美味しいでしょ。

ホッテントリヘイトハレーションクリエイションTogetterだらけのはてなーが今回のX叩くの、なんかおかし(笑)

Togetterまとめがもっと活発になる改修じゃんよ?

2024-10-15

はてブホッテントリがなんていうかバランス感覚おかし

年寄りリベラルチラ裏みたいなブクマ朝日新聞東京新聞毎日新聞NHKジェンダー貧困ニュース生活保護が、ガザ空爆が、が、HPVワクチン・・・)と、Togetterの雑まとめ成分とEV逆張り記事ブクマEVなんか幻想だ!EV環境に悪い!ほれみろEV売上減速だ!みたいな垂れ流しブログ夫婦別姓がなぜできないのかブクマ(いつものカス)が多すぎてなんか世の中的に重要なことがごっそり抜けてる感ある。増田ジャンプ重要漫画とかスピリッツ重要漫画とか、昔評論家夏目房之介いしかわじゅん橋本治とか)が系統だてて論じた内容全部ぶっ飛ばして、俺好み書いてみた、みたいなカスみたいなエントリ。なんかインターネッツ集合知とかとは程遠いんだよな。

2024-10-14

Togetterの雑な話題ブクマする人たちって釣られやすいの?

パワハラする人、事実として努力家が多いのよ」努力は人を傲慢にするし、苦労は人を卑屈にする。それを越えるのは容易じゃない話

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/togetter.com/li/2448654

これは「いじめっ子はいじめる強さがあって実は優しいけど外から見えないだけで本人も苦しんでる。イジメられる子にも理由がある」みたいな無茶苦茶な話。

カスみたいな雑なまとめでバズったらお小遣いゲットみたいなのに乗るのやめようよ。

Togetterの雑な話題ブクマする人たちって釣られやすいの?

女性経営者無意識に舐められがちなので。わざと分かるくらいのブランドものとか高そうなものを身につけなさいと祖母から教わった話」

って寝巻にサンダルは論外としても残高確認が面倒な戦後すぐまでならともかく、今銀行に行って一番効くのは口座の残高と出入りでしょう。それ以外に不自然ハイブランド水商売風俗香りしかしない。

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/togetter.com/li/2449273

2024-10-13

ルッキズムへの反撃が始まったことについて

Dove の広告

やった、ついにルッキズムへの反撃が始まった!

togetterブックマーク での批判は、反撃の第2手目だと思う。

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/togetter.com/li/2446611

初手をブラッシュアップするための材料が揃った。

とくに。

このコメントガツンと来た。た、確かに・・・

花屋の店先に並んだいろんな花は(品種改良され、温室で育てられ、形の良いものが選別され、萎びたり虫がついたら捨てられるので)どれもみんな綺麗だね


第3手目はどうすればいいだろう。

Dove の流れに乗って、具体的に何をすればルッキズムに対抗できるだろうか。

ベジファースト食事摂取基準から削除されたのは「エビデンス不足がようやく露呈」したからではない

まとめ

から読み返したら、自分文章かなり読みづらかったので、

https://anond.hatelabo.jp/20241013084419

に要点をまとめておきました(文字数制限に引っかかったので分割)。

本文

厚労省より昨日公表された日本人食事摂取基準2025年版)について、ある糖尿病専門医解説ツイートが一時のトレンドになるレベルでバズっていた。

Xユーザー筋肉博士💪Takafumi Osakaさん:

日本人食事摂取基準2020→2025で食べる順番(ベジファースト/カーボラスト)が削除されておる!!!!!


やっぱりエビデンス不足がようやく露呈してきたか。。。

https://x.com/muscle_penguin_/status/1844746672544547147

はてなブックマークでもこの件に関するTogetterまとめについてそこそこブクマがついて、ホットエントリーに上昇している。

[B! 健康] 「今まで頑張ってお野菜から食べてたのに...」炭水化物より先に野菜などを食べることで食後の血糖値を抑制するという食べ方が厚労省『日本人の食事摂取基準』から削除される

しかし、筋肉博士医師の主張は真か偽かで言えば端的に誤りであるし、好意的に読んでもミスリードである

食事摂取基準は国の作るガイドラインであるから改訂方針やら策定検討会議事録やらは誰でも読める形で公開されている。

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会|厚生労働省

私は医師でも医療関係者でも栄養士でもないが、証拠があるので安心して医師の誤りを指摘できるというわけだ。

ベジファースト食事摂取基準から削除された本当の理由

実のところ、ベジファースト食事摂取基準から削除されたというのは正確な表現ではない。

2020年度版では、ベジファーストについて一文取り上げていた「食事摂取パターン (eating pattern)とシフトワーカー」という節が糖尿病対策の章からまるごと削除されたのである

節が削除された理由検討会の資料にはっきりと書いてある。

栄養摂取に関連するものではないことから、章立てとして削除。

https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/001177715.pdf

食事摂取基準策定根拠健康増進法である。法に定められた食事摂取基準の取り扱う事項は以下の通り。

1. 国民がその健康の保持増進を図る上で摂取することが望ましい熱量に関する事項

2. 国民がその健康の保持増進を図る上で摂取することが望ましい次に掲げる栄養素の量に関する事項

栄養素というのは、もちろんたんぱく質とかビタミンとかミネラルかのことを指すので、野菜の食べ順なるものOut of Scopeなのだ。だから削除されたそれだけである

真偽の話でいうならば、これで筋肉博士医師への論破完了だ。ただこれだけで話を終えるのはおもしろくないので、もう少し深い背景を見てみよう。

食事摂取基準が抱える問題点

「人に栄養指導するプロならば、ただ基準値を参照するのではなく、策定根拠である本文を読んでくれ。基準値は妥協産物でもあるのだからそれに縛られず、患者一人ひとりに合わせて柔軟に対応してくれ」

食事摂取基準策定する側の偉い先生は、「基準値より本文だ!」という想いをよく語っておられます

なんでそんなこと言わなきゃいけないのかというと、ぜんぜん読んでなさそうなプロ栄養士がそこそこいる現実があるからですわ。

でも、それもある程度は仕方ない。2020年版で494ページですからね。鈍器本のページ数です。忙しい栄養士が横着して基準値だけ見る、そして基準値が独り歩きしだす。偉い先生はこれがホント嫌なわけです。

しかエビデンスというのは毎年増えていくわけで、理屈で言えば毎改訂ごとにページ数は増加します。今でさえガイドラインを読むのは大変なのに、これ以上!となるのは大変ですよね。

そして読む人が大変なら、作る人はもっともっと大変です。食事摂取基準2020年度版には以下の記述があります

食事摂取基準が参照すべき該当分野の研究論文数は、増加の一途をたどっている。5年に一度の策定では、策定作業に十分な時間を費やすことが難しく、作業負担も大きいため、策定体制の強化や策定プロセスの効率化に向けた方策を講じなければ、将来の食事摂取基準策定に支障をきたすおそれがある

実際、2025年度の検討資料を読み込んでいると「人手不足でもはや持続困難だ」っていう研究者の悲鳴がかなり伝わってきます

そんなこんなで食事摂取基準をこれ以上肥大化させることは避けねばならないってのが2025年改訂問題意識の1つだったわけですわ。

解決策:診療ガイドライン策定者との連携情報交換の強化

日本では、政府の作る食事摂取基準以外にも、EBMエビデンスベースメディシン)に基づく多種多様診療ガイドライン存在します。これらは専門の学会が作っとるわけですが、ここにも「食事療法」という節はあるわけですね。

栄養素の基準策定と、食事療法。かなりカバー範囲が重なり合っています政府と学会、お互い独立に作っているものですから、似たような記述がお互いのガイドライン執筆されるという無駄が生じますさらに悪いことに、違う人が作っているわけだから食事摂取基準診療ガイドライン矛盾が生じるという事例もありました。当然、現場は混乱しますね。

食事摂取基準診療ガイドライン連携して、お互いの責任範囲排他な形で定めよう、縄張りを線引きしよう。そうすれば読み手負担書き手負担も軽くなる。そういうことになったんですね。

糖尿病診療ガイドライン2024年度版の改訂

偶然、糖尿病診療ガイドライン改訂作業は、食事摂取基準2025年度版と同時期に行われていました。糖尿病診療ガイドライン食事療法を2024年度版と2019年度版とで比較してみましょう。

2019年には13あったQ&Aが2024年には8に減っています

2019年にはあった、栄養素絡みのQ&Aが軒並み削除されています

理由はここまでの説明で明らかですね。食事摂取基準縄張り尊重したのです(正確に言えば、「総エネルギー摂取量」の記述はまだ問題が残っているのですが……)。

さて大いに脱線した話を戻しましょう。食事摂取基準糖尿病に関する記述から、ベジファーストから削除されたのはOut of Scope範囲であるためでした。となると、執筆責任糖尿病診療ガイドライン食事療法にあるはずです。

あれ? 2019年にはあったベジファーストが、2024年糖尿病診断ガイドラインでも消えてるぞ? なんでやねん

ベジファースト糖尿病診断ガイドラインから消えたのは、「エビデンス不足がようやく露呈」したからか?

最初筋肉博士医師ツイートは、「真か偽かで言えば端的に誤りであるし、好意的に読んでもミスリード」と書きました。「好意的に読んでも」と書いたときに想定していたのは、「食事摂取基準」を「日本糖尿病ガイドライン」と読み替えれば仮説としてはありうるだろう、という意味でした。

しかし読み替えたとしても、「エビデンス不足がようやく露呈」というのはミスリード表現だと私は考えます

糖尿病診断ガイドライン食事摂取基準と違って、学会で作られているので改訂方針について外部の人間アクセスできる情報がありません。どういう意図情報が削除されたのかさっぱりわからないんですね。削除の理由をすぐに「エビデンス不足」に断定するのは証拠がありません。

しかも、糖尿病診断ガイドライン2024年版で検索すると出てくるニュース記事

を読むとですね、副題が「糖尿病の新診療ガイドラインに見る食事ポイント」で、解説者がガイドライン策定委員会所属する食事療法の専門家京大教授であるにも関わらず、新ガイドラインでは記述が削除されたはずのベジファースト/カーボンラストについて解説が行われているんですね。

内容は「世間で言われるベジファーストには誤解がある」というものですが、大雑把に言えば食べ順を考慮して食べることを推奨する解説で、2019年の旧ガイドライン準拠していると読めます。つまり「ベジファーストが誤りだったから削除された」わけではないことを示唆しています

ベジファースト糖尿病の新診療ガイドラインから削除された真の理由

じゃあなんで削除されたのか? 私は別の仮説を提示したいと思います。  

2019年ガイドライン2024年ガイドラインを交互にじっくり眺める見てください。

2024年版の方が、Q&Aの問いの文が相当洗練されているんですよね。

  1. 「総エネルギー摂取量をどのように定めるか?」 → 「糖尿病の血糖コントロールのためにエネルギー摂取量の制限を推奨すべきか?」
  2. 炭水化物摂取量が糖尿病管理に与える影響は?」→「 糖尿病の血糖コントロールのために炭水化物制限有効か?」
  3. 食物繊維摂取量は糖尿病管理にどう影響するか?」→「糖尿病の血糖コントロールのために食物繊維摂取有効か?」
  4. 甘味料の摂取量は糖尿病管理にどう影響するか?」→「糖尿病の血糖コントロールのために非栄養甘味料を使用すべきか?」

これらは2019年から2024年で変更された疑問文です。

診療ガイドラインというのは、「Minds診療ガイドライン作成マニュアル」という規範となる規格がありまして、Q&Aをどう書くべきかというのも死ぬほど細かく厳密に定められています

かい事抜きに、マニュアルにどういう要件が書かれているかということを超雑に述べると、まず問いは「臨床上生じる意思決定に関する疑問」でなければなりません、そして回答はガイドライン策定自身実施するシステマティックレビューに基づくものでなければなりません。

これ前提に2019年版の問いを見返してみると「Minds診療ガイドライン作成マニュアル」に明確に非準拠ですね。「〇〇はどう影響するか」系の問いはどう見ても意思決定に関わるものと言えません。

そんなわけで、2019年から2024年改訂方針には、「Minds診療ガイドライン作成マニュアル」への準拠度を高めるという意図があったと見て取れます

次に、2024年版で削除された、2019年版のベジファーストに関するQ&Aを見てみましょう。

食事の摂り方は糖尿病管理にどう影響するか?

これベジファーストだけに関するQ&Aではないんですよね。小ネタアラカルト的な回答で、複数問題をごちゃまぜにしているという印象を受けます

そんだけ2019年自由にやっていたというわけですが、「Minds診療ガイドライン作成マニュアル」に準拠するかたちで、問いを書き直そうとするならば、問題を分割する必要があるでしょう。

試しに書き直してみると、こんな感じでしょうか。

  1. 糖尿病の血糖コントロールのために、Healthy Eating Indexの高い食事を推奨すべきか?
  2. 糖尿病の血糖コントロールのために、主食炭水化物最後に食べることを推奨すべきか?
  3. 糖尿病の血糖コントロールのために、規則正しい時間に3食を食べることを推奨すべきか?

ただ、2019年版のガイドラインでは、小ネタアラカルトとして立項のバリューを出したわけで、わざわざ3つに分割して3つとも立項するだけの意味があるかというのは難しい問題です。

「Minds診療ガイドライン作成マニュアル」にもこう書かれています

日常診療において医療行為選択する意思決定の場面は数多くあるが, その全てについてシステマティックレビュー実施し, 推奨を作成するのは非常に多くの労力を要するため,現実的ではない。そのため,診療ガイドラインでは実臨床における問題に対する回答を導き出したいものを厳選して重要臨床課題として取り上げることが望まれる。

3つともに、「炭水化物制限の推奨」とか「食物繊維摂取の推奨」とかに比べれば、超小ネタですので、臨床課題であっても重要臨床課題ではない、というところで落とされたのでは?、などと私は想像しています

で、結局ベジファーストすべきなの?

書籍佐々木敏データ栄養学のすすめ』などでも解説されていますけど、野菜先食べを厳密に実行するべきとするエビデンスは、おそらくまだ存在していないと思われます

ただ、食事の楽しみを損なわない範囲で、炭水化物系を食べるのを後回しにするのは、それなりに有望な心がけと言ってもいいじゃないでしょうか。また野菜先食べである必要はなくて、たんぱく質先食べでもいいという論文もあります

参考: A Review of Recent Findings on Meal Sequence: An Attractive Dietary Approach to Prevention and Management of Type 2 Diabetes

2024-10-12

anond:20240826173020

Togetterで、普通の、ちょっと足りない感じの人の雑なつぶやきをまとめるエントリ滅びてほしい。

雑なので突っ込みがたくさん入ってまとめた奴はしてやったりかもしれんけどつまらない。

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