はてなキーワード: moodymannとは
無知すぎなんて感情的になりすぎたコメントで場を濁してしまったので、私なりのDJの仕方を書いてDJ、クラブカルチャーの普及になればと思い綴ります。
ハウスのDJをやっているとBeatPortとかで "それっぽい"曲を何曲も買って60分の持ち時間ミスがないようにDJをやるみたいなプレイスタイルになっちゃってる人いませんか?
DJをやることによって気づく新しい発見があり、さらにハウス・ミュージックが面白くなっていって更に好きになっていく。
デトロイトの伝説のDJ、Moodymannが今はなきCONTACTでDJやっているところを聞きに行ったことがあるんですが、途中でBPMを無視してJeru the Damaja の Come Clean を流しました。全くHouseというジャンルじゃないHipHopの曲を流したんですよ。
でもその時、フロアの一体感、なんとも言えない高揚感がその時間にありました。
"それっぽい"曲にDJの面白さないし、お客さんのウケは良くないです。
今までの自分よりさらに音楽が好きになってその好きな曲をかける、そしてその曲に対する愛をお客さんに聞いて感じてもらう。
これが一番のDJの醍醐味だと思います。その中でハウスというジャンルをかけるのが多いからハウスDJくらいのスタンスでいいんじゃないかなと思っています。
まず、ハウスDJをやるならロングミックスが基本的なミックスの方法ですが、無理にやる必要もありません。
かっこよくミックスしたもん勝ちです。
まあでも、4つ打ちのロングミックスにはなんとも言えない気持ちよさがある。
ではなぜロングミックスは気持ちいいのか?それは音の足し算と引き算がうまくできているからです。
クラブでDJやるとして、1曲をかけているとき時点でスピーカー or フロアの音量の許容度はすでにパツパツです。
そこの次の曲をボリュームMAXでいれたら、お客さんも聞いてられないし下手したらスピーカーが飛びます。
なので次の曲をどう少しづつ足して行くのか?逆に前の曲を削っていくのか?これがロングミックスです。
ボリュームをだけで徐々に切り替えていくのもよし、EQ使って一部の帯域の音を入れていきEQで削っていくのもよし、
また、ロータリーならアイソレータで全体の帯域を抑えつつ切り替えていくのもよし。エフェクトを使って削っていくのもよいででしょう。
DJの手元なんてどうやってみるんだよとお思いの人もいるかと思いますが、
一番見やすいのはBoilerRoomなどのDJプレイ動画をみることです。
私が始めたての頃はBoilerRoomやCircle、Lot Radioの動画の手元の部分だけめちゃくちゃ見て参考にしました。
それを現場でやってみる。そのトライ・アンド・エラーでミックスを覚えていきました。
また、現場にも足繁く聞きに通っていました。現場の音量、空気感でしかわからないことを踊りながら感覚を掴みました。
楽器と違いすでにできている曲を流すので誰でも簡単に始められますし
今ではラップトップがあればコントローラーを買えば家でできるし、現場ならUSB1本あればできます。
(ちなみに私はコントローラーをつかわずラップトップ1台でやることもあります。)
DJ社長も言ってたけど誰でもできるんですよ。でも奥がとても深い。DJをやることによって新たに知れる音楽の良さ。
これにハマってしまうんですよね〜。
最後にnetflixの”get down”というドラマにも触れておきたい。ヒップホップの創生について描いたドラマである。監督は”華麗なるギャツビー”を手掛けたバズ・ラーマン。jaden smithがハウスのクラブで、友達の男の子とキスをするシーンが話題になった。
ハウスは元々シカゴのゲイディスコ”ウェアハウス”を由来とする。ヒップホップも元々、ディスコを由来としていて、初期はエレクトロなどの引用(サンプリング)が多かった。故にハウスとヒップホップはディスコを親とした兄弟と呼ばれたりもする。
例えばSlum Villageのdj dezという人物は象徴的で、ヒップホップDJでもあり、ハウスDJでもある。Andresという別名義で、moodymannというディープハウスの大御所のレーベルからリリースしてたりもする。
上記したキスシーンは、不寛容の時代から、現在へとブリッジするものとして描かれた(ようにかんじた)。少なくともラッパーが同性とぶっちゅーなんてのは、20年前にはできなかった表現である。
Slum Village "Fall in love"
https://www.youtube.com/watch?v=s732BigTxZk
https://www.youtube.com/watch?v=nPT0Zw0z90g
Jose James "Desire (moodymann mix)”
https://www.youtube.com/watch?v=WHNZy-9u2FU
"Get Down"
https://www.youtube.com/watch?v=FYcVrWDOiao
補足。
Childish Gambinoは役者、コメディアンとしても活躍しており、netflixなどで公開されている”Atlanta"はべらぼうに面白い。
元嫁に尻に敷かれまくりながらも、養育費のためにがんばるサウスの男のお話。
Frank Ocean "Super Rich Kids"はソフィア・コッポラの”ブリングリング”の劇中歌である。おもろい映画なので、おすすめしたい。
歌うラッパーは昔も少数いた。Outkast、Ceelo、Bone Thugs N Harmony、Nelly、Nate doggなど。今のように誰でも歌ってる訳ではなかった。
SNSの活用で一番最初に売れたのはSouja boyである。然しながら、今日のTypicalな成功例とはすこし趣が違っている。彼の場合は、まずダンスが先行した。
Kodie Shane "Sad"における三番目のナードな男の名前が"Napoleon"なのは、"バス男"("Napoleon Dynamite")からの引用と思われる。いい映画です。勝手な邦題の暴力性よ。
Aphex Twin、Young Echo、Jam City、Moodymann、Arca、Oneohtrix Point Never
Can、Jake Bugg、Neil Young、Jamix XX、Sufjan Stevens、Janelle Monáe
Nas、Kendrick Lamar、Chance The Rapper、Kanye West、Young Fathers、Jeru The Damaja
Art Blakey、Cannonball Adderley、Stan Getz、Kaoru Abe、Ornette Coleman、Lee Morgan
KOHH、SIMI LAB、YMO(坂本と細野のソロも)、坂本慎太郎、寺尾紗穂、山下達郎(シュガーベイブも)