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はてなキーワード: QOLとは

2024-03-11

anond:20240311085542

食料について言えば欧米って元々案外安いんだよね

日本が割高、輸入しまくり食にこだわりまくり

から割と欧米でも生きていけるんだけど、家賃日本により大体バグってるからQOLが落ちてる感じじゃないかなぁ

ロンドン治安とか終わってるよね、それは前から

2024-03-08

花粉はクソ

寒い時期に飛ぶ花粉はクソ

ただでさえ寒くて過ごしづらいのに花粉症でくしゃみ鼻水目のかゆみでQOLが下がるし電車の中で風邪インフルの疑いを向けられて肩身が狭い

暖かくなってきた時期に飛ぶ花粉もクソ

穏やかな陽気で一年でも最も心地良く過ごせる時期のはずなのに花粉症でQOLが下がる花見も楽しくないし外は良い天気なのに家に引きこもってせっかくの春が台無しになる

夏は花粉とか関係なくクソ

秋に飛ぶ花粉もクソ

まだまだ残暑厳しくイライラさせられるのにイネだのブタクサだのが花粉不快感マックスになる

このように論理的検討したら花粉=クソであることがわかる

2024-03-06

いつもはスパチャするお金

今回スパチャせずにちょっといいお米を買ったら想像以上に美味しかった。

朝ご飯も楽しみになり、QOLが上がった気がする。

やっぱ食って重要なんだな

2024-03-04

anond:20240304185721

会社でもコンプラQOLだ言ってたら成果でない

怒られないギリギリまで部下を強権的にしばきあげる上司出世する

2024-03-01

anond:20240301205602

医療ミスが無かったとしてもストーマを作ったらQOLは相当下がるだろうから可能なら避けたい処置ではあるな

2024-02-29

anond:20240228150901

予防医療重要性はめっちゃ広まったよね 歯は大事にしないと老後のQOLが下がるって認識は共有されたし、骨折寝たきり痴呆コンボも明らかになった

2024-02-26

anond:20240225110926

ニーサだ何だ踊らされて更なる搾取されるよりこういう生涯に渡ってQOL上げる行為若いうちにお金使うべきだよ全く

anond:20240226115819

常用量依存っていう言葉があるくらいだし、添付文書どおりで医師が処方可能な量でも多すぎるってのはあるかも。

自分抗不安薬アルプラゾラム頓服として使うときは0.4mg錠を半分に割って0.2mgだけ使ってる。

これだけで十分に効くし、これが無かったらQOLが著しく下がるのよね。

2024-02-25

BSSを実際に食らうとかなりきつかった

エロ本にはBSS(僕が先に好きだったのに)というジャンルがある。

NTR(寝取られ)は現在付き合っている彼女をほかの男に奪われることに対してBSS一方的片思いしていた相手が後から出てきた男と付き合って「僕が先に好きだったのに!早く告白していれば僕が付き合えたかもしれないのに!」といった要素を含むものである。これが実際に自分の身に降りかかってかなり精神的にキているのでここに書く。

共通友達もいないし相談できる相手もいないのでここで吐露させてくれ

大学の友人で卒業以来3年以上片思いをしていた相手に久しぶりに会ったら相手には彼氏がいた上に同棲も始めていた。

彼女とは大学サークルで知り合った。

お互いオタクだったのとコミュニケーション能力もそれなりにあったのですぐに仲良くなってサークルの間はだらだら話してコミケがあれば一緒に行くような仲だった。

自分パーソナルスペースが狭い自覚はあって彼女も同じように狭いのかたいして気にしていないのか異性なのに肩を寄せ合う、膝枕をする、肩を組んで同じスマホを見るみたいな、まぁ傍からみたらおかし距離感だったと思う。

それが大学4年生になると二人でデートにも出かけることもあったし、出かけるときは手を繋ぐレベルまでになっていたので、当時彼女にその気があったのかもしれないと当時の自分も感じてはいたが卒業就職のことで手一杯だったので「まぁこのままの関係でいいか」となんらアクションは起こさなかった。

結果特になにもなく卒業を迎えて俺は都内就職彼女就職に失敗したのか地元に戻って実家暮らしていたらしい。

卒業して最初の1年くらいはぽつぽつとメッセージのやりとりがあって、彼女イラストを描けたので個人で依頼を受けたりアルバイトをして暮らしているということを聞いていた。

そのころから彼女Vtuberになる目標ができたようでセルフ受肉するためにキャラデザインやらLive2dやらの進捗をたまに用事があって連絡したときに知らせてくれた。俺もLive2dモデルを何回か作ったことがあるのでツールの使い方でわからないところがあれば相談に乗っていた。

卒業から1年半くらいが経った頃にモデルが完成してVtuber活動が始まった。

1年半の月日と俺自身ソロプレイゲームしかやらない人間なので共通話題もなくなりこのころには特に用事もないので連絡を取ることはなくなっていた。

自分Vtuber配信を見ることも趣味の一つだったのでもちろん彼女配信もちょくちょく見ていた。

実際彼女以外にもリアルの知り合いが何人かVtuberを始めていて知り合いの近況を知ることもまた楽しいので彼女以外の配信も見ていたしあくま彼女もそのうちの一人という認識だった。

ただこの頃からかそのちょっとからか、正確にはいからかはわからない。

基本的自分はあまり人と遊ぶ趣味を持っていない。アニメを見るのが好きで映画を見るのが好きでゲームFPSよりはシミュレーションゲームパズル系のゲームの方が好きだった。アニメ映画もとにかくいっぱい摂取したいので人と予定を合わせて見るなんて選択肢は眼中になかった。ゲーム大人数のなかでチャットコミュニケーションをとるのが億劫MMOはやらなかったし命が軽いAPEXやvalorantもやらずもっぱらソロプレイ専用のゲームをするぐらいだ。

から大学卒業した途端に友達がごっそりいなくなった。

友達、というか知り合いを作るのは得意だったので大学いたころはたくさん知り合いがいた。

大学のどこかに行けば誰かしら友達か知り合いがいる程度には大学孤独を感じることなんて一度もなかった。とはいえ大半が知り合い程度なのでLINEを交換しても一度もメッセージを送らないなんてのはざらにあった。頻繁に連絡を取っていたのはサークル友達か同じゼミメンバーくらい。その友達とも別に趣味が合って一緒に遊んでいたわけでもなくだらだら飯を食ったりたまに大学終わりにアキバに出かけたりとかその程度。結局は同じ場所にいたから一緒にいただけの関係しか築けていなかった。

から卒業した途端に友達がごっそりいなくなった。かつては覚えるのも大変なくらいいた話し相手も、頑張れば両手の指を使って数える必要があるよね、ぐらいに減った。

彼女はそんな中で残った数少ない一人だった。唯一残った女友達だった。

今までの人生で数少ないデートにも行ったことのある彼女。Twtterで楽しそうなところや美味しそうなところ、一人で行くにはキツいところを見かけるたびに気が付けば彼女と行く想像をしていた。

わかってる。これは女っ気のない自分がそういったところに行く妄想をしたときに唯一残った彼女を当てはめているだけだってことは。だからこれは恋じゃない。実際同じオタクではあるもの彼女とは趣味が合わないので付き合っても大して楽しい関係にはならないだろうという予想は(付き合ってもいないのに)した。

から彼女配信を見てはいたが連絡を取るようなことはしなかった。したとしても遠方にいる彼女に話すようなことはなかったし付き合ってもいないのに会いに行くのも気持ち悪いだろうと会うこともなかった。

配信をしている彼女は楽しそうだった。もともと同人女だった彼女はそこ経由でインターネット上に友達がたくさんいたようでVtuberを始めてからも同郷のVtuber友達ができたりと活発に活動していた。

最初お絵描き配信フリーゲーム実況をしていたが、デビューから3ヶ月程度経った頃その新しくできたVtuber友達の影響か某MMOと某FPSを始めるようになった。

特にMMOにはドはまりしたようで配信MMOの実況と攻略が大半になりVtuberを含めた固定メンツでの攻略配信は実に楽しそうにしていた。

自分MMO系に興味がないのでゲームの内容自体には全く興味がなかったが楽しそうにプレイをする人間を見て楽しんでいた。

彼女MMOのリアイベにも行ったりして、自分も好きなゲームのリアイベに行っていたので「楽しいよね~~」と首肯するなど連絡は取らないながらも一方的彼女活動を眺める生活が続いた。

就職から3年ほど経って自分生活に余裕が出てきた。

今までおしゃれなんぞには全く興味はなく、興味がないので人生優先順位におしゃれが上がることはなかったが、社会生活を送るうえで普通恰好、いわば「まともな人間」「電車で隣に若い女性が座って許された気がした」ような恰好をすることの重要性はひしひしと感じていたので余剰のお金を使って身だしなみを整えるようにした。 眼鏡をはずしてレーシックの手術を受けた(人生で一番QOLが上がる買い物だった)。 髪を伸ばしてパーマをかけた(一番芋臭さから脱却するのに有効だった)。 ソシャゲデザイン知識から服を選んで周囲から最近おしゃれになったね」と複数人に言われる程度にはなった。

時を同じくして大学時代の友人・先輩たちから久しぶりに遊ぼうとの誘いを受けることとが多くなった。 自分就職したときコロナ第一世代だったので卒業してしばらくは人と会って遊べるような雰囲気ではなかったため久しぶりに友達に会うのがすごい楽しみになった。

そして俺がおしゃれを始める少し前あたりから彼女東京に戻ってきていることを配信で知った。

とはいえ3年近くも会っていない相手にいきなり「配信で見たけど東京に戻ってきたんだって?会おうぜ!」なんて言えるはずもなくただただ一方的配信を眺める、それだけだった。

そんな折にかかってきた旧友からの遊びの誘いである。しか複数の人から立て続けに。

「俺は見捨てられていなかったんだなぁ……」などとすこし感動もしたがそれと同時に「今なら彼女と会ういい口実になるのでは?」という気が湧き上がった。

言うは易し行うは難し、3年も会っていなかった相手にそんな気軽に連絡できるだろうか。否である

結局彼女に連絡はできずにほかの旧友に会うことにした。

おしゃれをする前の自分を知っている友達に会うのは少しだけ勇気必要だった。

初めておしゃれに目覚めた中学生オカンに「あ~ら、おしゃれなんてして。ませちゃってぇ~~」と言われるみたいな反応をされたら心が耐えられない。

実際その心配杞憂に終わった。みんなオーバーリアクションを取るわけでもなく「ええやん」みたいな反応をしてくれたので俺は傷つくことなく少しの自信を持ち帰ることができた。

それから自分でほかの旧友を誘って会いに行き、皆一様に茶化すことなく接してくれたので自分の今の恰好は何ら一般人としておかしくない普通恰好をできていると改めて確認できた。

少しの自尊心を持ちえたこの機を逃すまじと彼女に連絡を取った。

「今度これ食べに行かない?」

彼女は二つ返事で承諾をくれた。

よーしよし! 二人の関係は昔となんら変わってない! 久しぶりになんなんだと悪印象を持たれているようなことはなかった!

OKをもらえた喜びと久しぶりに会える喜びで自分の恋心を自覚した。

まさか、いやそうだよな。自分気持ちはつまりそういうことなんだよな。

まぁまずは会ってみよう。 実際に会ってこの気持ち確認しよう。 また昔みたいに出かけてこの気持ち確信に変えよう。

当日はだいぶ浮かれていた。

会う前に店で眉毛を整えてもらい、柄にもなくリンツチョコを買い、1時間以上早く現地について店の場所とあわよくばの二件目の場所を下見した。

余った時間スタバで茶をしばきながら何を話そうかと考えていた。

3年4年ぶりだしな、彼女の近況は配信で知ってるけど俺の近況は知らないしレーシックの話でもしようかな。そういえば最近引っ越して猫を飼ったって話をしていたな。猫飼いは自分の猫の話をしているときが一番楽しそうだしな。今何の仕事をしているのかな。いろいろ聞きたいこと話したいことがたくさんだ。

時間になって待ち合わせ場所に行くときさながら初めて銀座シャネルに行った時のように鼓動が早くなった。

待ち合わせ場所彼女がいた。

……彼女だよな? マスクをしてるからわからん人間1年も会わなければ顔を忘れてしまうので自信はなかったが背格好は彼女のものだったので声をかけた。

彼女だった。なにも変わっていなかった。

マスクを外して見えた顔はいもの見慣れた顔だった。

変わらんなぁ…… と思っていると。

「な~に、こじゃれてんじゃん 笑」

こじゃれてるは誉め言葉なのか……?

プラス意味で受け取ってもいいのだろうか。 オカンなのだろうか。

まぁ細かいことを気にしても仕方ない。こじゃれた格好を会話の切っ掛けにして店に移動する。

色々話した。美容のこと、今の仕事のこと、そして猫のこと。

昔と同じように話すが昔とは違ってパーソナルスペースは人並みに取るようになったようだ。まぁ数年ぶりだしな。

ことさら猫について話す彼女は楽しそうだった。いわく人生で最高にQOLを上げる存在だと。

へぇ、じゃあ実家帰省するときペットホテルかに預けてるんだ?」

「ううん、彼氏が見ててくれるから

彼氏!?!?!?!?!?

彼氏!?!?!?!?!?!?!?!?!?

彼氏ぃ…… ???

彼氏いるんだ…… どれくらい付き合ってるの」

震え声にならず平静を装えていた自分助演男優賞をあげたい。さながら名バイプレイヤーとして各TVドラマの表番組裏番組に出演するような名俳優だったろう。

曰く2年ほど付き合っているらしい。MMOの固定メンツが切っ掛けだったと。

2年、だいたい彼女東京に戻って来たかそのころだろう。

MMOを始めたのがその半年くらい前だから東京に来てすぐ付き合ったことになる。

なるほどなぁ……

俺がうだうだ連絡を取らずにいた間、彼女共通趣味出会った相手よろしくやっていたのである

会う理由がなかったとはいえ知り合ってから数年あってそういう関係にならなかった自分と知り合って半年でそういう関係になった彼。その事実に心が揺らいだ。

理由なんかともかく東京に戻って来たと知ってからすぐ連絡を取っていたとしても俺が付け入るスキはなかったのだ。

頑張って平静を装いながら話を聞くと彼女が今住んでいる場所家賃相場彼女収入釣り合わないことに気が付いた。つい最近まで自分もその近くに住んでいたので「案外近くに住んでたんだね」とかなんとかいいつつ家賃のことを聞いてみると、

彼氏同棲して折半してるから全然払えるんだ」

同棲!?!?!?

同棲!?!?!?!?!?!?

どーせーぇええええ???

ここ最近よく目にした言葉アラサーになった周囲からよく耳にする言葉。 それをまさか今ここで聞くとは思わなかった。

しかし考えてみれば自分アラサー彼女アラサー、将来のことを思えばなんらおかしくはない。

しかして同棲である

今さっき彼氏がいることを知ったのにそれに加えて同棲していることを知った自分は完全にキャパオーバー、見るからに動揺していたことだろう。助演男優賞剝奪である

そこから彼女仕事愚痴を聞いていたが正直気が気ではなかった。

猫の画像Twitterに上げたときも、普段配信そばにも彼氏がいたのである

きっと恋バナ配信の時も占いをしてきたと話した時も彼氏のことを思いながらしていたのだろう。

下手な下ネタを言うと不機嫌になった彼女彼氏とは笑顔で話すのだろうな。

それらを思うと卒業してからの3年間が、大学時代からの7年間が崩れていく音がした。

彼氏の話は多くは聞けなかったがそれでもその端々からいい男なのだろうと思わせてくれる。

自分には可能性などなかったのだと自覚させられる。

中学生の時告白して振られたことはあったがここまでの衝撃はなかった。

今までの人生受験就職もなんだかんだ最後には丸く収まったのでこのような衝撃は、可能性の途絶が目に見えるような経験をしてこなかった。

ああも喉が渇いてたまらず酒で潤したのは初めてのことだった。

店を出て隣を歩くと今日違和感を決定的に自覚した。

昔のように手を繋がなかったのはパーソナルスペースうんぬんではない。彼氏いるからほかの男と手を繋がないだけ。当然のことだ。

分かれて、電車に乗って家に帰って、寝ようとして眠れなくて、気絶するように寝て起きてしばらく経った今でも咀嚼しきれていない。

会う前に買ったリンツチョコを店に忘れたことに気が付いた。今度取りに行ってくる。

わかってる。

から距離が近かったのは男としてではなく弟として思われてたことを。

わかってる。

もし付き合っていたとしても趣味は合わないし甲斐性もない自分では彼女を楽しませることはできなかっただろうと。

わかってる。

ここで「もし」なんて仮定想像の話をしても負け惜しみしかならないことを。

それでもこの思いを酸っぱい葡萄にしたくない。

あくまで行動に移さなかった愚かな自分のせいであることを噛みしめたい。

彼女はいい女だった。

異性として好きだった。すらっとした見た目もタイプだった。大声で笑い決してヒステリックにならない自分をしっかり持った人だった。自己実現のために努力できるところも好きだった。数少ない友人の中でさらに少ない尊敬できると明言できる人間だった。

このことは彼女には話すのかな。いつか心に整理がついて、俺にもほかに大事相手ができたら話せるのかもしれない。

それまでは1年に1回くらいあって近況を報告しあう友達でいたい。

つかこ失恋も「そんなこともあったね」と笑い飛ばし酒の肴にできるようになったらうれしい。

とはいえ出会いがないので何かを始めたいけど何しようか。

俺もVtuberを始めたりして

anond:20240223223202

現在介護のやり方(家庭でも施設でも)は頭打ちなんだよ

絶望的。だから(介護の)暗い話にばかりやたら詳しくなる。そんなもんを楽しいインターネッツに載せてもなってのがある

関係ないやつは見ないし(若くても何故か志がある人は別だけど)

あと、御存知の通り老老介護がメインだから。ほんと利用者家族自体が老人だからね。要介護状態でないだけで既にアミロイドβまりまくってる感

そういう人達ネット見るかいな?

みんなスマホ持ってるけど、それで介護情報仕入れる様な人は意識高い系だけじゃないか(そして余計厄介な感じになる)

ゆうて現在でもソレ系の動画を見ればソレ系の動画ばかりサジェストされるようになるし、結構情報溢れてると思う

介護職の介護tipsが多いけど、親を看てる人のやつもある

医者から提言もある(主にシビアな話)

役人政治屋先生方が描く様なお花畑世界に早いとこ見切りつけねーともう立ち行かないよ

現代的な介護2000年から始まってるけど、スタートが悪かったと思うわ

理念からして間違ってると思うね

ほんで20年以上経過して、年金問題と同じく悪化の一途を辿っている

見通しが甘かったんだよ

そりゃあ、IOT導入だので多少の変化はあれども「却って面倒が増えた」なんてこともあるしね(成熟してないか使用に耐えない)

でもまあ正直、いま政府が目指している方向性ある意味良いのかもしれんと思うね

「老人は家で看ろ」「介護度1.2の人は総合事業に移行(介護保険のサービス使わせない)」

認知症の老人を施設に預けると、そりゃまあ症状進む進む

なんつったって、施設というところは「危険が無いように座らせておく」もんだから

もし家に居られるなら、コケまくりだとしても家の中を彷徨きまくるし色々なとんでもねーアクティティを行っているじゃない

それが施設に来たら全く何もしないで一日中座ってるだけだから

そら、体操だの歌だの塗り絵だのくらいはするさ。でもさ、そんなもんは家での自由活動に比べたら天と地ほどの差があるわけよ

ま、施設もさ、コケようが放尿しようが壁に糞便塗りたくろうティッシュ食おうが好きにせい!という感覚で面倒見れるならいいけどね

そんなわけないじゃん

とにかく座ってろだからね。QOLがどうたらなんて臍で茶が沸くっつー話

老人自身も家に帰ることしか考えてねーし。そりゃ当然だわ。こんな監獄みてえなところに人生終盤で放り込まれたくはねーわな。自分だってゴメンだね

なんの罪科があってそんな目に遭うのよ。真面目に働いて子育てして立派にやってきた挙げ句が家追い出されて見知らぬ他人と寝起きして。起きろだ寝ろだ風呂入れだ飯食えだ指図されてよ

挙げ句「具合悪い」つっても(病院じゃないから)治療して貰えるわけでなし

こんな話を見聞きしたい人間差し迫って介護やるやつだけ

「良い病院施設【も】ある」裏を返せば「ほぼ無い」

だって負荷が尋常でないもの本来業務である利用者をよく知ってQOLを高めるべく介護を行う」なんてこと「出来ない」もの

雑務多すぎ

単純にさ、完全分業すりゃあいいだけの話なのよ

「おじいちゃんおばあちゃん相手だけをする職員」「掃除洗濯その他諸々だけをする職員

でもその人材が確保出来ない。後者に関してはパートで入ってくれると思うけど、そもそもそのパートを雇う体力が無いのよ

なんかもう「認知症治療ケア」についてのドラスティックな変化が無いかぎり

この泥縄式介護未来はねーのよ

施設だろうが家だろうがね

2024-02-24

早起きするようにしたら睡眠の質が改善した

もともとそんなにひどい不眠だったわけじゃない。

1週間のうち3日くらい、布団に入っても2-3時くらいまで寝付けない日があったくらい。

仕事キツイ時期とか、大事プレゼンの前日とか、精神的に興奮している時はより酷くなる感じ。

そしてあまり寝れなかった翌日は調子が悪くなり、それが原因で長い目で見た時のパフォーマンスにムラが出てしまっていた。

改善しようという思いはあり色々なことを試してきた。

カフェインアルコール、寝る前のブルーライトなどを控えたり、運動をしたり、眠りに良いとされる食品をとったり、寝具にこだわったりなど。

でもどれもこれも目に見えた効果は出ず、自分は寝るのに苦労する体質なんだと決めつけていた。

寝れないことで明確な不利益を被っているわけではないので(パフォーマンスのムラはあくま主観日中眠くなるとかはない)医者にかかるなどまで手間をかける気にはなれなかった。

睡眠薬を使うことには抵抗もあった。

そんなこんなで高校以降20年近く睡眠問題と緩く向き合っていたが、ここ最近とてもよく寝れている。

朝6時起きを習慣にしてからだ。

コロナ以降は仕事リモートになり、心ゆくまで寝て目が覚めたら起きるような生活だった。

仕事が9時なので8時くらいには活動開始する感じ。

6時起きを始めたのは仕事が立て込んできて夜残業時の集中力低下を感じたから。

当時は12時くらいまで仕事をしていたが、夜遅くなるとあからさまにガス欠状態になっていたので、朝方にシフトした。

起床から始業前はとても集中でき、仕事の方はとてと順調に回るようになった。

これはいいぞとしばらく過ごしているうちに、夜もとてもよく眠れていることに気づいた。

睡眠時間自体は変わっていない。以前は25時〜8時の7時間、今は23から6時の7時間

でも今の方がしっかり眠気を感じ、質の高い睡眠が取れていると感じている。

6時起きはしんどいし、好きなだけ寝られるというのは幸せでもある。

が、決まった時間スパッと起きる、ということが夜健全睡眠に落ちる上でとても大事だと感じている。

そして1日の始まりもっとも頭の中がキレイ時間に、自分にとって一番重要タスクに割り当てられることが、自分QOLを大きく高めてくれていると感じる。

もし同じような悩みを抱えている人がいたら、起きる時間一定にする、ということをおすすめしたい。

早起きするようにしたら睡眠の質が改善した

もともとそんなにひどい不眠だったわけじゃない。

1週間のうち3日くらい、布団に入っても2-3時くらいまで寝付けない日があったくらい。

仕事キツイ時期とか、大事プレゼンの前日とか、精神的に興奮している時はより酷くなる感じ。

そしてあまり寝れなかった翌日は調子が悪くなり、それが原因で長い目で見た時のパフォーマンスにムラが出てしまっていた。

改善しようという思いはあり色々なことを試してきた。

カフェインアルコール、寝る前のブルーライトなどを控えたり、運動をしたり、眠りに良いとされる食品をとったり、寝具にこだわったりなど。

でもどれもこれも目に見えた効果は出ず、自分は寝るのに苦労する体質なんだと決めつけていた。

寝れないことで明確な不利益を被っているわけではないので(パフォーマンスのムラはあくま主観日中眠くなるとかはない)医者にかかるなどまで手間をかける気にはなれなかった。

睡眠薬を使うことには抵抗もあった。

そんなこんなで高校以降20年近く睡眠問題と緩く向き合っていたが、ここ最近とてもよく寝れている。

朝6時起きを習慣にしてからだ。

コロナ以降は仕事リモートになり、心ゆくまで寝て目が覚めたら起きるような生活だった。

仕事が9時なので8時くらいには活動開始する感じ。

6時起きを始めたのは仕事が立て込んできて夜残業時の集中力低下を感じたから。

当時は12時くらいまで仕事をしていたが、夜遅くなるとあからさまにガス欠状態になっていたので、朝方にシフトした。

起床から始業前はとても集中でき、仕事の方はとてと順調に回るようになった。

これはいいぞとしばらく過ごしているうちに、夜もとてもよく眠れていることに気づいた。

睡眠時間自体は変わっていない。以前は25時〜8時の7時間、今は23から6時の7時間

でも今の方がしっかり眠気を感じ、質の高い睡眠が取れていると感じている。

6時起きはしんどいし、好きなだけ寝られるというのは幸せでもある。

が、決まった時間スパッと起きる、ということが夜健全睡眠に落ちる上でとても大事だと感じている。

そして1日の始まりもっとも頭の中がキレイ時間に、自分にとって一番重要タスクに割り当てられることが、自分QOLを大きく高めてくれていると感じる。

もし同じような悩みを抱えている人がいたら、起きる時間一定にする、ということをおすすめしたい。

2024-02-22

たまに雑な飯食いたくなる。

例えば、ごはんマヨネーズぶっかけただけのマヨネーズご飯とか、

ふりかけとかご飯ですよだけでご飯食べるとか、

インスタントラーメンにんにく大量にぶち込んで食べるとか。

特に深夜、家族が寝静まった時にこそこそと食う雑飯はQOLをあげてくれる。

食った分、しっかりつくものはつくから2ヶ月に一回くらいしかできないけど。

2024-02-16

SNS二次創作を消費したいけど、絵師様の政治運動お気持ち表明を見たくない。

この問題に対してずっといい解決策がなかったんだけど、

 

・絵しか投稿しない読めない外国語AIアカウントフォローする

絵師本人をフォロー解除して、その絵師の絵を無断転載する読めない外国語アカウントフォローする

 

この2つだけで驚く程、あっさりと問題解決してしまった。

 

読めなきゃ何言ってるか分からいか不快にもならない。

明らかにネットQOLがあがったし、今後は人間絵師フォローしないようにしよう。

フォロー対象を選んで快適なネット生活を。

2024-02-15

生きづらいを自称する人ほど、能力主義だったり、他人軸で生きているバグ

他人軸で生きている・常に他人承認賞賛必要な人は、たとえ高学歴・高所得でも、仮にガチセレブでも、永遠にチラチラやってるし、下手したら自死する

親になっても碌な振る舞いはしないし、平気で『夫が望んだから産んだ』『子を持たないと友達や親親戚に馬鹿にされるから産んだ』ってのたまう

 

いわゆる"伝統的な人"で、画一的ライフモデル絶対特定コミュニティ評価絶対の人に対しては、『そうですか😒』(伝統尊重)としか言えないけど、

いわゆる"伝統的な人"ではないなら、年齢に役割を結びつけて、出来もしないこと・やりたくもないことはしない方が、QoLは上がると思います

いわゆる"伝統的な人"ではなではない場合、下記のようにライフステージという言葉の置き換えも検討したらいかがでしょうか?

 

ライフプラン: life plan よく使われるやつなので略

ライフコース: lifecourse 『ライフコース理想現実

ライフトランジション: llife transitionライフトランジションは、人生の新しいチャンスでもあります

anond:20240215183615 anond:20240215184202

2024-02-14

引っ越しをした

前の家(東京)は家賃10万円だったけど、奮発して20万円の家賃の家に引っ越しをした。仕事リモートワークなので正直どこでもいいのだが、他に行く理由がなかったので新居は近所した。

引っ越しした結果、大正解だった。角部屋の最上階っていうのもあるけど、隣人や周辺の生活音が一切聞こえない。大きな道路沿いなので、救急車とかは聞こえるけど。他には、キッチンとの寝室との間に距離ができたので、キッチンの光が漏れてくることも無くなった。そして、部屋が広くなったおかげで、同居人生活音が聞こえなくなった。たとえば、私が寝ている時に、ハンドマッサージ機を使う時があるのだけど、その時の振動音が聞こえないらしい。

築浅というのもあり設備が綺麗。オートロックで、24時間ゴミ捨て可能。なお、引っ越し時には諸々100万円かかった。引越しに金かかりすぎワロタ

ということで、家に金を出すとQOLが上がりましたという話です。

2024-02-13

anond:20240213171624

who方式がん疼痛治療法に基づき、痛みの強さに応じてオピオイドを定期的に鎮痛に必要な量で投与すれば患者生命予後に影響を与えないことを3つのコホート研究示唆している

https://www.jspm.ne.jp/files/guideline/pain_2020/02_07.pdf

あんたの言ってること↓と全く違うことが書いてあるんだけど。ホラ吹きもいい加減にしてくれるか?高瀬舟知ったか適当なこと言うし

致死量の薬を投与する」

「痛みを抑えてQOLを上げる事を~寿命を縮めても優先する」

anond:20240213171624

寿命よりもQOLを優先して麻薬等による痛みに対する対処をするって話を「最終的に致死量に至ると分かっている鎮静剤や医療麻薬の類いを投与すること」ではないのよ。

そもそも薬って耐性出来るから致死量変わるんよね、投薬受けたことない人が打ったら死んでしまう量を打つとしても、患者効果を与えるために必要な量なら「致死量を投与する」とはいわんのよ。

頭悪いよ。

anond:20240213170305

もしかしてマジでそれらができるって知らなくて言ってた?

ホスピス医療緩和ケアではそういったことは発生する。

例えば医療麻薬の類いを使って良いと言う要件があるわけだけど、その中にはもう回復が難しく他に方法が無い場合に限って使うと言うものもある

ここら辺は学会ガイドラインを公開しているから興味があれば読んでみて

https://www.jspm.ne.jp/publication/guidelines/index.html

定価とか書いてあるけどPDFなら無料で読める。

誤解が無いように添えておくと、ここでは癌の話になっているけれども、他の難病でも考え方はほぼ同じ。痛みを抑えてQOLを上げる事を優先する治療存在し、それが単に延命治療をする場合よりも寿命を縮めても優先することができると言う話だからね。

殺すために薬を使うわけじゃ無いから。

よくある誤解として、医療麻薬を使うと即座に死ぬとか、段々と効かなく成って苦しむとか言うのものがある。ガイドラインではそれをどのように緩和して分かってもらうかという事が一章割かれて書かれているけど、ホントマジよくある誤解なんだよ。

最後ケアとして安楽死しかないと思い込んでるなら間違い。んなわけない。

2024-02-12

anond:20240212193207

たばこしない

よく寝る

暴食しない

ほどほどに筋トレする

これだけで今後のQOLは爆上がりするぞ

2024-02-10

漫画編集者の端くれだったことがある


青年向け漫画編集者をしていた。といっても若い頃の話だ。都内にある編集プロダクションを辞めて田舎に帰ったのが36の時だから、おじさんの入り口に立った頃か。今では完全なるおじさんである

本日記は『セクシー田中さん』の件とは関係ありません。

働いていた会社というのは、講談社とか小学館とか秋田書店とか、そういう大手出版社ではない。あくま編集プロダクションである出版社編プロがどう違うのかって……ざっくり言うと元請け下請けだ。出版社出版事業(今回だと青少年向けの漫画作りや商業展開)の企画をして、漫画家が作品のものを作って、編プロ雑誌本体を作って、その制作過程印刷所やデザイン事務所といった専門集団関係することになる。

イマイチ説明になってしまった。一般社会の例で説明する。民法でいうところの委託(準委任契約)に当たる。公共建築の分野でいうと、公共機関の建築技師が新しい建築物のマンガ絵を作り、建築事務所が基本設計~詳細(実施)設計をして、出てきた成果物を元に大手建設会社施工監理し、地元にある中小事業者が実際の土木建築作業をする。

自分が勤めていたのは、この例でいうところの建築事務所だ。受益者(国民=漫画読者)の希望に応えたい組織があって、そこから依頼を受けて動いている関係会社ひとつ。そういうアナロジーだ。

出版社との役割分担は、そこまで分離しているわけでもない。漫画編集者といえば、昔の手塚治虫ほかの自伝みたいに、漫画家とアツいやり取りをしているイメージがある。ああいう、企画経営制作現場の間にあるような仕事は、出版社社員が直接することもあれば、編プロ出版社(編集部)のオフィスを間借りして行うこともある。

前者の例だと、マガジンサンデーチャンピオンなどだ。コンビニ書店にほぼ必ず置いてあるレベル漫画誌。大手出版社総合職コース入社した人が、(編集取材制作、資材、宣伝マーケティング、総務経理人事その他事務)といった多くの部門ひとつである漫画編集部に割り振られて其処に居る。

後者の例だと、大手出版社が出している漫画誌でも、あなたが聞いたことのないやつもけっこうあると思う。そういうのは、編プロ出版社(編集部)の仕事を丸ごと請けて実施していることが多い。自分は、そういう会社で働いていた。職場自体大手出版社の中にあるが、いわゆる委託先の社員だった。別の言い方をすると、親雑誌に対する子雑誌関係

ほかの長文増田記事を見るに、あまりたくさん書けない仕様のようである。何文字までかは知らないが、文字制限があると思う。本当は何万字でも書きたいのだが、あくま自分が書きたいだけであって、あなたが読みたいとは限らない。一万字以内になるよう心掛ける。以下に、自分が関わった漫画家を2人だけ紹介しよう。最後に所感を述べて終わりにする。

その2人(A先生とB先生。どちらも若手)と私は、分水嶺のような関係追記;わかりにくい表現ですいません。ブクマカのBuchicatさんコメントのとおりです)だった。ある日、私が担当していた漫画家のA先生が新作の企画提案に来ていて、同じタイミングで別の編集者のところに持ち込みをしたのがB先生だった。その別の編集者が不得手なジャンルだったこともあり、A先生との話が終わった後で、私も一緒にB先生作品を読んだ。

その後、編集部責任者を交えた会議で、私が引き続きA先生の新作の担当者に決まった。新人であるB先生担当になる可能性もあったが、そうならなかったのは、今の漫画界の一界隈にとって幸運なことだった。



A先生について

A先生は、雰囲気が暗めだった。人間性まで暗いというわけではなく、心を開くと明け透けになるタイプだった。モードに入ると饒舌になる。

弊誌では、読み切りを何度か掲載したことがあった。アシスタント経験あり。小さい賞を取ったことがある。ヒット作はないが、若き漫画家としてはキャリアがあった。

画力が抜群だった。小学校中学校で、学習ノートフシギダネの絵とかをソラでゲームパッケージそのまんまに描く子がいただろう。とにかく天賦の才を持っていた。最小限の画量で、それでいて迫力と感情に溢れた1枚1枚を描く。そういう人だった。

難点は、マジメすぎるところか。少し前にやっていたアニメだと、チェンソーマンに登場するアキくんか(少し前……?)。とにかくマジメだった。いや、やはり『直向き』に訂正する。

A先生は、少年誌に見合わない重たいテーマに挑むことがあった。今でもそうだ。彼のマンガには『緩さ』がない。それもいいところなのだが。私は好きだった。はっきりいって。が、読者の傾向に合っているか微妙だった。

子どもの頃から漫画が好きだったらしい。中学生の頃のイラストを見せてもらうと、俄然キャラクターへの愛に溢れる作画を見ることができた。中学生らしい、プロには程遠いクオリティなのだが、しかし見ていて違和感がないというか、自然にくっきり入ってくる。

私という人間は、具体例で物事説明する癖がある。上の「中学生らしいイラスト」を別の事例で表現すると……「うるせ~!!知らね~!!FINALFANT ASY」(短縮URLhttps://x.gd/L5cc4)だろうか。以前、いつぞやかのid=pptppc2さんのブックマークコメントきっかけで元ネタを知ることになった。

あの時のA先生イラストは、ベルセルクセルピコだったと思うが、力強い表現だったのを覚えている。セルピコファルネーゼを抱きかかえて、

申し訳ありません 道案内を頼まれまして 少し席を外していましたもので」

と言うシーンの模写だった。

さて、そんなA先生だったが、ある時これまた重量級のテーマで描きたいものがあるという。先ほどの、編集部での新企画提案の話だ。

その際、A先生からプロットをもらい、私のデスクで拝見させてもらったところ……うちの雑誌では持て余しそうだった。作品の質が低ければ普通に打ち切りになりそうで、作品の質が高くても――弊誌の売上規模だと会社グループ全体の機会損失になりそうだった。私の前でパイプ椅子にかけているA先生は、不安げな面持ちだった。

内部の話で悪いが、例えば「甲」という雑誌亜流「乙」という雑誌があるとする。ビッグコミック(オリジナルスピリッツスペリオール)みたいな感じだ。この時、甲と乙に明確な上下関係があった場合、乙誌に掲載された漫画が甲誌に引き抜かれることがある。その際、甲誌の編集部から言われるのが、

「なぜうちの編集部に見せなかった?」

という意見だ。これは、ストレートに言われる場合もあれば、暗に言われる場合もある。だが、事前に上流の雑誌に見せていたとして、多くの場合玉虫色の返事があるだけだったりする。

話を戻そう。この時の自分は、編集部自分デスクのあたりでA先生次回作を見せてもらっている。確か缶コーヒーを飲んでいた。

自分としては、A先生マンガを弊誌に載せたいと思っていたが、先ほど述べたとおり、後ろ髪を引かれる思いもあった。社会派少年漫画というのは扱いが難しい。その作品が「あしたのジョー」の影響を受けているのは明白だった。「A先生であれば、きっと面白い作品にしてくれるのだろうな」という期待はあった。

うーん、大いに悩むところだ。どうしよう。思いあぐねていたところで、別の編集者から声がかかった。要約するとこんなところか。

「持ち込みに来た人がいる。私の専門じゃないので判断が難しい。門前払いにするレベルではないので、あなた判断を仰ぎたい。上の人間は今出かけている」

要するに、自分の専門外なので判断できないよ、と言っている。ここも会社なので、編集者の上には当然上司がいる。その人達がいなければ同輩に相談するのが基本だ(余談だが私は後輩だった)。こういう原則一般会社と変わらない。

その『別の編集者』というのは、儚い感じの純文系が得意なタイプだった。一番わかりやすい喩えは……『はちみつクローバー』みたいなやつだ。ああいうのが得意な人だった。

その時は、A先生との話が終わったら行くと告げた。それで、しばらくそのまま話を続けた。

「この作品はい意味で重たいねちょっと考える時間がほしい」

と言って、その日は解散した。A先生は、「お願いします!」と言ってパイプ椅子を立ち、そのまま帰っていった。いつもだったら喫茶店ご飯をおごっている。

A先生は、『いい子』だった。あまり感情は出さないけれど、人間に対する愛を持っている。そういう子だった。私が当時、A先生ご飯を奢って、彼がおいしそうな表情で食べている時、私は幸せだった。A先生幸福だと、自分幸福だと思えた。A先生漫画という手段で自らを表現している時、まるで自分もそれに劣らぬような喜びを得ていた。

ヘンな表現かもしれないが、例えば読者がA先生を褒めている時、自分A先生との区別がなくなっているというか。彼のことが、自分ことみたいに嬉しかった。これは愛なのだろうか。



○ B先生について

持ち込み部屋に行くと、別の編集者と、持ち込みに来た子が対面で座っていた(ちょこんと挨拶をしてくれた)。自分が座る席には作品が置いてあった。綴じられていない原稿用紙がある。ページ数にして30枚ほどだった。もっと多かったかもしれない。記憶あやしい

実際、B先生作品面白かった。コテコテの学園ものかと思いきや、登場人物それぞれに適度な制約があって、キャラクターも立っていた。これまでのキャリアを聞き取ったところ、作品雑誌掲載されたことがあるようだ。アシスタント経験もある。

絵の方は、自分がこういうのも大変失礼だが、上手な方ではなかった。どちらかというと、脚本や設定、キャラ作りが得手のように映った。当人情熱を注いでいる箇所はすぐにわかる。キャラ絵が有名漫画家の影響を受けているとか、キャラクター台詞回しがハリウッド映画風とか、背景や小物を手を抜くことなく全部描いているとか、そんな具合に。

光るものがある作家だった。これを見抜けないようなのはモグリ――そんなレベルで輝いていた。

私は作品を読み終えた後で、「ちょっと待ってね」と自席に戻り、少し残っていた缶コーヒーを飲み干して、思案を重ねつつ持ち込み部屋に戻った(どうするのが最良かわからないケースだった……)。

それで、テーブルではこういうやりとりをした。

私「イイ作品だと思います特にセリフ回しにセンスを感じます掲載ができるとかここでは言えないけど、話は通してみますね」

B「ありがとうございます

私「それで、担当はね……縁なので。あなたがするのがいいのでは?」

編「私よりもほかの人がいいと思いますもっと才能を引き出せる人が……」※小さい声で

私「いや、でも恋愛描いてるよ。エンタメだけどいいんじゃない」(こいつ、作家の前でアホなこと抜かしよって)

編「難しいです」

私「でもこれ、縁だよ」(意識が低すぎる……)

編「ほかの作家さんも抱えてるので。いっぱいいっぱいです」

私「わかりました」(トラブル回避のため後で編集長に説明しとこう)

B「すいません。僕の作品はどうなるんですか?」

私「後日連絡しますね。必ずしまから、それまでは他誌への持ち込みは待っていただけますか」

B「あの、はい。できればですが、早めでお願いします。一週間くらいでなんとかなりますか」

私「なんとかしてみます

作品のものと、作家プロフィールと、付属資料コピーを取らせてもらって、彼には外で缶コーヒーを奢った。ビル入り口まで送ったところまではいい気分だったが、正直、身に余る事態だった。

持ち込み作家の才能がありすぎるのも考えものだ。嬉しい悲鳴というやつ。誰が担当に付くかで今後の雑誌の売り上げに影響がある。重大な意思決定ということになる。

最悪、『進撃の巨人』の時みたいに優れた作家を逃してしま可能性がある。あれも、実際は諌山先生門前払いではなく、週刊少年ジャンプ担当が付くか付かないか微妙ラインだったらしい。それで、誰が担当になるかを押し付けあっている間に諌山先生が他雑誌に持ち込んでしまった、という話が業界団体公的飲み会で囁かれていた。



○ その後~

B先生についてだが、一週間後に担当編集が決まった。「別の編集者」でもなく私でもない。当時、若手のひとりだった20代の子が任されることになった。編集部トップを交えてB先生原稿コピーを読んだのだが、「若い感性が光る。年齢が同じくらいの人と組ませる方がいいのでは?」という結論になった。

その20代の子は、上の組織からこっちに出向してきている子で、いわば武者修行の身だった。一流大学出で、本社プロパー社員。いわゆる総合職である

最初は、私に選択権があった。B先生担当になる道もあった。だが当時の私は多忙であり、月に何度も会社に寝泊まりするレベルだった。新人は抱えるべきではない。しかし、才能のある子だから迷いがある。

A先生のこともあった。彼のあの作品を世に出してやりたい。もっと有名にしてあげたい。そんな想いがあった。

私が悩んでいるうちに、例の20代の子が手を挙げたのだ。私としても、彼のやる気と知性と直向きさは買っている。諸手を上げて賛成した。

今思えば、正しい選択だった。もし私がB先生担当になっていたら、面白い恋愛エンタメを楽しめる読者の数は減っていただろう。これでよかったのだ。

以後のB先生は、例の持込漫画ブラッシュアップを続けた。翌年には、晴れて弊誌に第一話が掲載されることになった。さらに以後は、担当編集とともに二人三脚で躍進を続け、イケイドンドンの勢いを保ったまま、一度も息切れすることなスターダム上り詰めた。今では漫画家として世に知られている。

一方で、私が担当を続けたA先生は地道な努力を続けた。

上で挙げたA先生の意欲作は、読者層に合っていなかった。それでも、高い画力シナリオ構成の上手さがあったのだろう。その意欲作は、連載期間を積み重ねる度にファンの数が増えていった(業界的には、Amazon第一巻のレビュー数が人気の代替変数になることが知られている)。

今では、A先生は親雑誌で連載を勝ち取るまでになった。去年だったか。彼の作品コンビニ立ち読みする機会があったのだが、やはり突き抜けた画力だった。週刊連載であそこまでの画力というのはまずない。



2024年現在、私は東京を離れて田舎暮らしている。地元町役場Uターン就職して、実家農業を手伝いながらスローライフに近い生活を送っている。

実は、編集者だった当時、働きすぎて病気になった。ある日、下腹部の辺りに違和感を覚えて、血の塊のようなものが血管を這っている感覚があった。病院に行くと、「遅くても明日中に入院しなさい」という医者から指導があった。

それなりに重い病気にかかってしまった。一応は死亡リスクもある。数か月ほど入院した後、どうしようかと考えて、考えて、考えて……編集部に復帰後は、労働を最小限にしつつ転職活動スタートした。

A先生については、幸いだった。彼の意欲作とは最終回まで付き合うことができた。私が退院した後、無事完結を迎えることができた。あしたのジョーに比べればハッピーエンドだった。

入院中に、A先生とB先生がお見舞いに来てくれたのを覚えている。ほかの編集仲間も来てくれた。A先生は、テンションが低めで、何を考えているのかわからないこともあるのだが、人間への基本的な愛というか、思いやりがある人だった。

もう40才を過ぎている。はてなユーザーの中では平均的な年齢か。思えば齢を重ねたものだが、当時の日々は今でも夢の中に出てくる。

若いから編集者をやってきた。身体を壊さなければ続けていたのかというと、多分そうだろう。でも、今の生活も悪くないと感じている。自分語りはここまでにして、締めにしよう。

もしあなたが、Webでも紙媒体でもいい。気になる漫画作品を見つけたとする。面白いものを見つけたと感じたら、ひとまず買ってみるのがいい。Webだと1話単位で売っている。

ひとかどの漫画家というのは、自らが産み出すモノを本気で高めにいっている。あなたフィーリングが合ったのなら、ひとまず1巻だけでも読んでみる方がQOL高まると思う。ハズレを引くことはあるだろうが、アタリだってちゃんとある人生は運試しである

2024-02-05

QoLが爆上がりしたスマホアプリ3選 2024年1月

Brave

スマホWebブラウザAdblock付き。

Safari+Adblockアプリで使うより明らかに広告除外の精度が高いし、動作も軽い。

Youtubeについては、広告が流れないのみならず、動画バックグラウンド再生もできる。

Nightwave Plaza

Vaporwaveが無限に聴ける。UIがAestheticって感じで良い。

自分選曲はできない。移動中とか作業中にぼーっと聴いて、ピンとくるものがあったらアーティストメモっておくみたいな、受動的ディグ用ツールって感じ。

電波状況が悪いと次の曲が流れなくなることが多いのが玉に瑕。

Ingress

わずとしれた元祖スマホ位置ゲー

仕事帰りに「すぐ近くに敵陣あるから焼き払おうかな」って言って、気づいたら8駅分くらい歩いてる。始めて1ヶ月なのにもう2kg近く痩せた。

世間ではポケゴーの方が人気みたいだが、個人的にはこっちの方がハマった。MMO感が良いのかも。

ゲームチャット地獄。メンション通知はオフ推奨。他のプレイヤーとまともなコミュニケーションを取りたい場合ゲーム外のツールを使うべし。

anond:20240204201558

この手の議論する際は、積極的安楽死消極的安楽死尊厳死)、終末期医療、あたりのキーワードをしっかり押さえないとダメよね。

医師から余命数ヶ月のような宣告受けたら、公的費用補助を受けながら終末期医療制度を利用できる。

病院での緩和ケアはもちろんのこと、ホスピスの利用や、QoL配慮して自宅介護選択可能だったりする。

また、日本では消極的安楽死尊厳死)の理解も進んでいて、一定手続きのもと、延命措置をやめることも認められている。

日本消極的安楽死違法医師が捕まる)だと誤解している人がたまにいるけれど、事件になったのは手続きの不徹底(家族へ十分説明していなかった等)が主な原因なので。

これら制度の整備と一般への理解が進みつつあるところに、その上でさら積極的安楽死医師が薬物などの投与で死をもたらす)の制度必要かどうかを議論しないとね。

2024-02-04

[] 2024-02-04

私は頭が悪いので「頭が良くなる方法」とよく調べることがあります

なぜかというと、数学チェス趣味であるというのと、仕事プログラマーであるのとで、頭をメンテナンスしたいからです。

そして最も重要なのは睡眠食事運動であることがどの情報にも書かれています

睡眠に関しては、努力はしています。夜更かしをしないようにしていますが、目が覚めてしま場合もあります

食事については疎かになっているかもしれません。こどおじなので、両親が作ってくれますが、朝は食べないことが多く、昼は卵かけご飯ぐらいしか食べていません。

そして最大の難点が運動です。私は過去に「美しいお尻になりたい」といって運動したことがありますが、1ヶ月しか続きませんでした。

ランニングしたこともありますが、やはり1ヶ月程度です。

苦しいと思うことを習慣にしようとしても続かないらしいのです。

しか運動が足りないことを補うために、部屋の中でぐるぐると歩き回ることがありますが、このような運動でも効果があるのでしょうか。

東京の人は割と歩く距離が長いようですが、私は田舎なので、歩くことが極端に少ないのです。

いや、田舎からというよりは、フルリモートの影響が大きいでしょう。

といってもフルリモートをやめるつもりはないですけどね。電車時間が往復で2時間かかるから、それがないだけでQoLが上昇します。

しか電車で通っていた時期もありました。その時はQoLの足しになるように、電車内での読書を必ずやっていて、毎月1冊は読破できたのです。

怠けた生活になってからは、読書さえも少なくなってしまいましたね。

増田SNSなどのデジタルに費やす時間を減らし、それを補う形で読書ができれば良いと思うのです。

デジタル空間に「ソーシャル性」を持ち込んで、良かった試しがありません。きっと、聖書箴言の言っていることが正しいのでしょう。

愚者ほど言葉数を増やすのです。

あるいはこうとも言います:雄弁は銀、沈黙は金

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