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2009-11-29

http://anond.hatelabo.jp/20091129220852

あるいはOTCで売られている薬はすべて保険から外せ! ってのも一つの態度でこの場合

痛み止めのインドメタシンとか胃薬のガスターとかも保険から外されることになるが

こういう主張をしている人は見かけないので誰かやってみてはどうだろうか

そうすると何で漢方と外用薬だけ保険から外すという話になっているのか見えてくるかもしれない

市販されてるのを保険からはずすという話だから漢方と外用薬に限った話でもなく、痛み止めや胃薬も市販されてるのははずせというのがもともとの話。目的医療費削減。

2009-11-28

漢方薬署名活動に対する疑問

みんなホイホイ署名すぎじゃね?

署名ってそんな軽い気持ちでいいのか?

そんな軽い気持ちで書いた署名に力があるとでも思ってるのか?

正直いって署名したやつも実際どういう問題なのか把握してないんじゃないの?

まあ、俺も把握してないんだ。だからみんなの代わりに調べてみたよ。

詳細は長いので下に書くけど、俺がこの署名活動について調べて思った結論は、

「薬の非保険化を拡大解釈すぎじゃね?

これから具体的に議論していこうって「方向性」が決まっただけなのに、

署名活動とか早急すぎね?」

ってことだ。じゃあそう思った経緯と調べたことを書く。

発端


そもそもの署名活動がいっせいに広まった発端としてはこれだ

漢方処方が日本からなくなるかも知れません」

http://lolocaloharmatan.seesaa.net/upload/detail/image/IMG_0003-af1d4-thumbnail2.jpg.html

「皆さんに緊急のお知らせです。」

http://lolocaloharmatan.seesaa.net/article/133805128.html

なるほど。どうやら漢方に関わる専門の方の考えのようだ。

チラシの重要な点を持ってくると

  • 「仕分けによって漢方薬保険適用外とする方向で結論が下された」
  • 保険適用外になると漢方薬を処方することは不可能になる」

ということだそうだ。

これが文面そのままのとおりだったら大変かもしれない。

俺は漢方は飲まんが、使っている人はたくさんいるのはわかる。

俺がこの文を見たとき、「全ての」漢方薬が適用外になるらしい、と解釈した。

みんなもそうかもしれない。しかし後々わかるがそんな単純な話でもない。

コレは1専門家意見だ。もしかしたら別の考えもあるかもしれない。

そう思って俺は仕分けのソースにあたることにした。今はソースすらネットにある。便利な世の中だ。

仕分け議論内容

行政刷新会議WG「事業仕分け」(2009/11/11・2-5)

http://www.nicovideo.jp/watch/sm8782740

↑市販品類似薬の非保険化に関して(今回の問題に関わる部分)は55分あたりからだ。聞け。

なに?長いから読み込むのも大変だ?

しょうがない、俺なりのまとめになるが、議論で話されていた要点を書き下す。

でもあとでちゃんと聞けよ。俺の解釈が間違ってる可能性がないとはいえないからな。

「市販品類似薬の非保険化すれば、非保険化したぶん薬の利用者の負担が増えるので、

国民的な議論・慎重な検討が必要。方向性もまだまだこれから(方向性すら決定ではない)」

保険の掛かった薬は安く買える分、必要以上に買いすぎるということもある。

その分、国民税金保険料)から無駄遣いを行わせている。

現状の無駄のでる制度はやめて、その分を他の高額医療にまわしたほうが理解が得られるのではないか。」

「やめることで、どの人にどれだけ負担がかかるのかこれから見極める必要がある。

薬ごとに使う人も違っているのでこれから慎重にみていく。」

治療を受けられている方の負担も、保険料を支払っている国民全体の負担も大事。」

厚生労働省の考え方として、保険料の適用範囲は病気や怪我の治療に関わるもののみ。

病気の予防や単に気分が良くなるようなものについては負担はしない。

ただし、一見薬が予防にかかわるだけのもの(治療する薬ではないもの)、

治療者の気分をよくするだけのようなものでも回復に繋がることはある。

そういう事例には保険が適用されている。」

仕分け人15名中11名の同意が得られているので

方向性としては保険外にする方向で。

しかしまだまだ範囲についてなど十分な議論がなされていないので、

これから議論していくことがもっと必要」

(注:仕分け資料によると、高齢者の半分近くが処方された薬を飲み残している。その分、薬に掛かった保険料無駄になっているとのこと。資料の55ページ参照)

http://www.cao.go.jp/sasshin/oshirase/pdf/nov11-pm-shiryo/06.pdf

という感じだ。もし俺のまとめ方に誤りがあるなら訂正してくれ。もしくは補足してくれ。

「後発品のある薬価の見直しについて」の話はジェネリックに関することがほとんどで、

「市販薬類似薬は保険外」についての議論は最後の約5分間のみだった。

つまりほとんど議論されておらず、まだまだこれから議論していきましょう、っていう話だ

ここで、上にリンクした仕分け資料をよく読んでみよう。

市販薬類似薬についてどのようなものを考えているかというと、

ビタミン剤・健胃剤・弱いステロイド外用薬・弱い鎮痛内服薬など、とある。

更に下を見ると、「湿布薬・うがい薬・漢方薬などは薬局で市販されており、医師が処方する必要性が乏しいもの」とある。

つまり、仕分け人の考えとしてはこういうことのようだ。


「現状の制度では国民が負担している保険料無駄に使われている部分がある。

保険料無駄(=国民全体の負担)はできるだけ少なくなるように改正したい。

とはいえ、市販類似薬を保険外としたらそれは治療者の負担となる。

場合によっては致命的な事例もあるだろう。

なので、市販類似薬の中で医師が処方する必要性が乏しく、

簡易に安価で入手でき、医療的な重要度の低い薬について保険外とすることで、

治療者の負担は最小限にしつつ、国民全体の負担も減らそう」

という話のようだ。少なくとも俺はそう解釈した。

さらに、具体的にどの薬が治療者にとってどれだけの負担になるかは、

これから検討していくという話だそうだ。

なるほど。仕分けの理由は理に適っているように思える。

保険だって税金だ。無駄は少ないほうがいい。日本お金が少ない今ならなおさらだ。

どうも仕分けの議論を聞く限り、「漢方薬全て」を保険外にしたり、

ましてや「漢方薬が処方できなくなる」という話ではなさそうだ。

せいぜい負担増だ(やったとしてもどれだけ増えるかはまだ未定)。

まあ、ここで署名推進派(=保険外反対派)の意見も見てみよう。

最初の署名の話と随分と違う気がするが、俺の解釈が悪かったのかもしれん。もしくはもっと隠された問題があるのかもしれない。

保険外反対派の意見

どうもいろいろ意見を見ると、署名活動をを広めている大本があるようだ。

これだ。

医師から治療手段を奪う暴挙は許せない」(日本東洋学会 会長 寺澤)

http://www.jsom.or.jp/pdf/opposition/opinion.pdf

中の人が考える漢方の大事さとか、

無駄に長いし仕分けの論点とは違うことが書かれている気がするが、

そりゃあ専門家だからいろいろ思うことはあるのだろう。

まあいくつかポイントを見てみる。

>「漢方薬、うがい薬、パップ剤」の保険外しが答弁されました

この書き方だとまるで「漢方薬全て」の保険はずしみたいにも取れる。

俺が仕分けの議論を聞いた限り負担の少ない薬の一部という解釈だが、

もしかしたらそうでもないのかもしれない。

>「薬局薬店でも漢方薬は買えるものである」との主張~云々

むしろ、薬局薬店で買えるような程度の軽い薬の範囲で、検討するぐらいの話な気がするが・・・。

乳がんとか膀胱炎だとかの漢方薬使用例とか具体的な事例は出されてるが、

そういう医師の処方する必要のある重要そうな薬は今回の範囲外じゃないのか・・・?

まあ、俺は専門家じゃないし、薬の知識はないから

もしかしたら漢方薬というのはほとんどが医療的に重要度の高い薬なのかもしれない。わからん

漢方製剤の保険外し問題は17年前にも議論されたことがありましたが、

>150万人の皆さまから反対署名を頂き、保険外しを免れました

過去にも似たような例があったらしい。へえ。

コレについてはよく知らんし調べてないので誰か教えてくれ。

>消化菅の手術字に大建中湯という漢方薬を用いると~数十万の手術料云々

もしその漢方薬保険適用外になったらそれぐらい負担が増えるらしい

でも仕分けでは手術に使われるような薬や治療者負担の大きくなるような薬まで考えられてないような・・・?

そもそも大建中湯を保険適用外にするなんて話も聞く限りでてないし。

もしかして医療関係者しか知らない事情があって、

その薬が保険適用外になる可能性が高いとかあるんだろうか?わからん

他にもまあいくつか理由やこの人の考えは書かれているので是非読んでくれ。

専門家意見だからな。大事だ。

あと、こんな記事もあった。

医療漢方薬保険適用外 価格が3倍以上治療に支障?

http://www.j-cast.com/2009/11/27054955.html

ここにも日本東洋医学会の意見があった。

日本東洋医学会によると、保険適用の漢方薬は149種類、OTCが200種類ある。

>そして、OTCと同じ成分の適用薬が多いため、149種類のほとんどが適用外になるのではないかとみている。

成分が似ているから、

ほぼ全ての漢方薬保険外になるのではないかと危惧しているようだ。ふむ。

そうすると上の疑問に対しての理由は少しはわかるが、

薬って成分で判断するものなのか?

厚生労働省治療者の金銭的負担や、実際の効能・実態で見てるんじゃないのか?

成分似てても違う薬で治療者の負担が大きかったり、医師の処方が必要な薬であれば、

ちゃんとその辺は検討・考慮して、今回仕分けの対象にはならないんじゃないか?

俺は薬に詳しくないのでいまいちわからん。詳しい人誰か教えてくれ。

そういえば、さっきの記事には賛成派の意見も書かれていて、

>一方、OTCの7割を扱うドラッグストア業界では、保険適用外の方向性を歓迎しているようだ。

日本チェーンドラッグストア協会では、「基本的には賛成」としており、

>近く結論を出す予定だ。その理由として、広報担当者は、

>「健康保険の財源を安定的に維持していくことが必要だからです」と説明している

とある。他にもいくらか意見があるのであとで読んでくれ。

上に挙げた記事以外にもいろいろあるしな。探して欲しい

特に署名した人、これから署名しようって人にはな。

さて、もしかしたら他にも反対派の意見もあるかもしれないが

俺はこの辺で署名する気が失せて力尽きてしまった。

が、俺が反対派の意見現場の実態をよく知らないだけかもしれない。それは是非教えて欲しい

そもそも署名ってなんだよ

最初から思ってたんだが、署名するってことでどれだけの説得力があるんだろう。

なんか過去署名で上手くいった例はあるみたいだけどさ。

ほとんどは詳しい事情もしらないやつの名前が、ずらずらと並んでいるんだぜ?

特にこんな専門性の高い分野なんだからさ。

素人がちょっと調べただけじゃ本当の実態もわかりゃしねーのよ。

俺だって相当時間かけたがまだよくわからんよ。

だからせめて、もっと素人にもわかる説得力のある説明をしてから署名活動してくれよ。

いまの感じじゃなんかイメージ漢方重要性を語られてるようにしか見えないぞ。

論点はそこじゃないだろ?

保険外反対派がするべきことは、署名活動なんかじゃなくて、まずは

現在保険が適用されている漢方薬一つ一つについて、医療的にどれだけ重要なのか、

保険が外れたら治療者の負担がどれだけ増えるのか、具体的にデータで明らかにする」

ってことじゃないのか?

重要な薬は保険適用のままって厚生労働省も考えてるみたいだしさ。

漢方薬」でひとくくりで語るからよくわからなくなるんだよ。

そうすることで署名を集めやすく狙ってるのかもしれないけど。

あ、なんか性急に署名を集めてるのも、署名をたくさん集める作戦なのかもしれないね。

仕分けではこれからじっくり議論をしていこう、って流れに見えるけどな。

まさか2,3ヵ月後に漢方薬保険が外れるみたいな話でもないだろうに。

ホントにそんな署名を急ぐ必要があるの?そんな署名に説得力があるの?

誰か、素人の俺に教えてくれ。

納得したら、俺も署名するよ。

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