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はてなキーワード: CDショップとは

2017-05-20

CDってどこで買えばいいの?

普段音楽youtube自動再生作業用BGMとか流しっぱにしてるだけ

だけど、気に入った曲あったのでCD買ってみようかなと思った

CDはそこまで買う方じゃない

これまで年に2つ3つ買うかどうかくらい

買ったのも youtube で見つけたのとか、やったゲームで気に入った主題歌サウンドトラック

その辺の CD ショップなんか言ってもまず置いてないし Amazon で頼んだ

今回のはけっこう一般的もの

JPOPでいいのかな

なので久々に直接店で買ってみようと思った

思ったのはいいけど、ここ数年CDショップをほぼ見ない

一応都会に住んでるんだけど、駅とか賑やかなところ言ってもCDショップは見ない

ここ数年で見たのは、ちょっと田舎の方のイオンに行ったときタワレコ

それと地元TSUTAYAみたいなところのレンタルコーナー

でもここ少し前のリニューアルマンガレンタルばかりになってCDがなくなったかもしれない

今ってCDを買うならどこがいいの?

というか店ってまだ生き残ってるの??


それともうひとつ

データで買うならどこがいいの?

これまでCD自分リップするのがメインでデータで打ってるのは買ったことなかった

最近電子書籍音楽聴き放題サービスなら耳にするけど、単体で音楽を変えるサービスって特に聞かない

条件は

↑この2つさえ満たしてればいいんだけど

知ってるのは iTunesAmazon くらい

iTunesアップル製品使わないから使わないし、

Amazon だとKindleの画質みたいな感じで音楽も音質イマイチそうという偏見がある

みんなどこで買ってるのー?

オススメぷりーず

追記しました

アドバイスありがとうございました

今日はお出かけしてきて、そのとき駅の近くでたまたま売ってるのを見つけて今回の目的は達成できました

最近は驚くくらいにアニソン割合が多いですね

毎回遠出したときに買うって言うのもアレなので出来る限り近くで行きつけみたいなところが欲しいところ

地道に検索でもして探してください。どこに住んでるかわかれば探してあげられるんだけど。

たまにしかCD買わない分知ってるCDショップ名前が少なすぎて、なんて検索すればいいんだ?、っと思って増田聞いてみました

ネットに詳しい住所書くのは怖いのでやめておきます

ただ一応都内

ほとんど行かないけど、新宿池袋渋谷秋葉原など行こうと思えばそこまで苦労しないところ

だけど問題交通費CD1枚のためにそこまでいくと、Amazonで買うより1.5倍とか?になってしまうんですよねー

Amazonは256のMP3なんですね

参考になります

いまはAmazonのほうがいいかな。iTunesはなんか使い勝手も悪いしソフトが重すぎる

なるほどー

参考になります

CD普段渋谷GUHROOVYってお店で買ってる

GUHROOVY・・・ 初めて聞く名前

渋谷に行ったときにはよってみようと思います

2017-04-02

元女オタク友達の話

仲のいい友達がいた。

の子とは同じアニメ好きで、お互い腐女子だったのでよく語り合っていた。

一緒にグッズを買いに行ったりお互いの家で本を読んだり、楽しかった。

私はそういったことが語れるような友達も少なく、その当時は人見知りで自分さらけ出すようなこともできなかったから、こうして話せる友達いたことが嬉しいかった。

の子のことをAと呼ぶことにする。

Aはもとからアニメが好きだったわけではなく、もともとはジャニーズの某グループが好きだったらしい。

しかしAはふとしたきっかからとある戦国武将ゲームにハマり、それ以来ジャニーズを追うのはやめてアニメ好き腐女子になったのだという。

この当時の自分のことをAは「イケメンにキャーキャー言ってた自分黒歴史」とか「今の私が1番嫌いなタイプ人種」と言っていた。

しかし、Aの親はアニオタになった娘をあまり良く思ってはいなかったらしい。

からかはわからないが、Aは身なりにとても気を使っていて「見た目だけは私の1番嫌いな人種(=クラスの中心にいそうな女の子)と思われたい」と言っていた。

さらにAはとあるバンドの大ファンだった。

新しく発売されたCDはもちろん、自分ファンになる前のもの中古CDショップを回って探し、今までそのバンドが発表したCDはほぼ全て持っているという。

そのバンド基本的にはテレビ出演をしないバンドだったので、主題歌などに使われることでテレビや街などでそのバンドの曲が流れるのをとても喜んでいた。

やがてAとは違う進路を歩むことになったので会うことも少なくなり、たまに携帯で連絡をとるくらいになった。

ある時Aからとある2.5次元ミュージカルにハマった、とメッセージがきた。

私はその当時、2.5次元ミュージカルについてはあまり詳しくなかったのでよくわからなかったが、なんでも好きなキャラクターを演じている俳優ファンになったらしかった。

それから、Aの生活は2.5次元ミュージカル中心になっていた。

Aはアニメも見なくなり、舞台俳優を追いかけて忙しそうだった。

でもそこから「今まで声優さんかっこいいとか可愛いとか言ってたけど、舞台俳優見てたら目が肥えてあんなの全然なんとも思わなくなった。」というように、今まで好きだったもの否定するようになった。

さらに「舞台見に来るアニオタデブスの気が知れない」というようなことまで言うようになった。

私は過去ジャニーズにハマっていた自分黒歴史と呼び、1番嫌いな人種とまで言っていたAがイケメンにハマっていることが意外だった。

から「あのAが舞台俳優にハマるなんて意外」と言った。

しばらくしてからAは私と共通オタクの友人Bと縁を切りたい、という相談をしてきた。

LINEプロフ画像をみて、よくあんなクソダサアニメオタクみたいなのを世間に晒せるな、と思って不快だったと言っていた。

他にも様々大きな理由があったのだが、私は2次元が最高!3次元なんかいらない!という態度をとっていたAが、その私と共通の友人がアニメが好きであることをここまで言ったことが衝撃だった。

Aが2.5次元ミュージカルにハマって半年も経っていなかったと思う。

AとBはAが一方的に不満をぶつける形でもう縁を切ったようだった。

ようだった、というのは私がBの様子を見て得た感想なので実際どうだったのかはわからない、ということだ。

Bと縁を切ったあと、私はAに言われた。

あなたがあのAが……みたいな反応したの嫌だった。私もともとジャニオタアニメなんか一切興味ないクラスの中心にいるような奴なんだよ?」

Aは、自分アニメオタクでありながらもダサいとか根暗と言われがちなこ趣味をよく思っていなかったのだろう。

そして3次元2次元が混合している2.5次元ミュージカルにハマったのだと思う。

作品内ではキャラクターだが、彼らは俳優。Aの親も舞台俳優なら、と安心していたようでAにとってはちょうど良かったのだ。

自分はお前たちとは違ってダサくなんかない。

おしゃれで、実在するイケメンが好きでお前たちのようなキモオタとは違う。

そんなふうにも聞こえた。

私はAとしばらくやりとりしてから、Aの連絡先を消した。


この前、本当に偶然AのSNSアカウントを見つけてしまった。

Aの好きなバンドがついにテレビで曲を披露するという。

Aは

「今までなかったかテレビ出演は嬉しいけどアニメアイコンの奴らがファンの皆さん心中お察しします、とか言ってるの何?アニメアイコンのくせにバンドのこと語るなよ。曲なんか全然知らないんだろうしメンバーのこともわかってないくせにファン名乗っていいんだ!初めて知った!知らなかった!」

というようなことを投稿していた。

コンテンツ(生身の人間コンテンツ、と称することは失礼と解った上で使わせていただく)を潰すのは排他的ファンなのだ、ということを目の当たりにした気がした。

たとえファンがブスでも、デブでも、ダサくても、楽しんでもらえることやより多くの人に向けて自分表現できることが彼ら作り手側の喜びなのではないかと私は思う。というか思いたい。

結局これは私がAに見下されたことに対する愚痴なのだ

私の記憶の整理のために文に書き起こし、せっかくなのでネットの海に放り出すことにした。

趣味で繋がって趣味の話しかしない友人を持つ人への何かしらのヒントのようなものになればいいと思っている。

2017-03-14

街を散策する楽しみ

PCパーツ屋も雑貨屋も服屋もゲーセンCDショップ屋もだいぶ減ったじゃん?

ネットだと便利だけどクリック一つで飛べるでしょ

なんか楽しくないんだよなあ

2017-02-20

増田が生まれた日

20XX年XX月XX日。その日も、いつもと変わらない普通の日だったと思う。

このように、増田突然変異で生まれた説と、いや、徐々に増田は生まれていたのだという説がある。ここでは宇宙から増田がやってきた説は考えないこととする。

はいえ、増田は、あまりにも唐突に私の世界にやってきた。

この増田はxevra。

この増田はNettouochi。

この増田はmasudamasurao。

私は世界中増田にそんな風に名前をつけながら歩いた。

この世紀の大事件は、意外にものほほんとした形で展開している。

コンビニCDショップになり

CDショップ花屋になり

花屋歯医者になった。

一ヶ月もすると、あの事件のことを取り立てて考える人ももういない。

しかすると増田は初めから存在していたんじゃないかというのが、今の私のおおかたの見解だ。

色が生まれた日

20XX年XX月XX日。その日も、いつもと変わらない普通の日だったと思う。

このように、色は突然変異で生まれた説と、いや、徐々に色は生まれていたのだという説がある。ここでは宇宙から色がやってきた説は考えないこととする。

はいえ、色は、あまりにも唐突に私の世界にやってきた。

信号は赤と青と黄色でできている。

空は青い。

標識黄色い。

私は世界中の色にそんな風に名前をつけながら歩いた。

この世紀の大事件は、意外にものほほんとした形で展開している。

コンビニCDショップになり

CDショップ花屋になり

花屋歯医者になった。

一ヶ月もすると、あの事件のことを取り立てて考える人ももういない。

しかすると色は初めから存在していたんじゃないかというのが、今の私のおおかたの見解だ。

2017-01-25

AKBとかジャニCDばかりが年間ランキングにあって邦楽は終わったとか言われるが

CDショップという時代遅れシステムを支えてるのがそいつらだし文句言うの違うと思うのよね

だったら他のCD買いまくれよと思うし買わないとCDショップ潰れるじゃん?

本屋が潰れて嘆くのはよく聞くけどCDショップが潰れて騒ぐことはあまりないあたりどうでもいいのか文化人

2016-09-25

B-project 鼓動*アンビシャス 12話を見た話(ネタバレしかしません)

率直に言って12話は最悪でした!!!!!!!!!!!!!!!

これまでもいくつか「んっ?」と思うようなところはあったけれどそれを上回る魅力があったので我慢しました(吠える犬たちの命がけドッキリ許さない)。

でも12話はあまりにもひどい。夜叉丸さんの陰謀が明らかになるとかそんなことより何より(そもそも不穏な展開だったか夜叉丸さんのことは諦めていました^^)

最後最後で結局お前らもヒロイン至上主義なのかよというところがどうしても我慢ならなかったので増田に書き散らすことにします。

BプロのA&R(恥ずかしながらwikipedia等をみてもA&Rについての正しい理解はできませんでした)として頑張ってきたすみそらつばさちゃんは大変ご立派な方です。と、監督は申しております!!!!!!

いきなりCDショップのポップ描きのお姉さんからレコード会社の謎の職業とか無理みの極みだよね大変だったね!!!!!!!!!でもさ!!!!!!!!!

Bプロメンバーもつばさちゃんも今までずっっっっっと

応援してくれるファンのために」歌って踊るっていうことをめちゃくちゃ主張してきてませんでした?

(少なくとも私とその周辺のオタクたちはそう感じていた)

それなのにあのラスト、俺たちのA&Rのために歌いますな無敵*デンジャラス!!!!!!!!散々CMでテレレレレ~~~~~ンテ~レテッテ~レテ~レッテ~レテ~レ~~(ここであしゅうくんのナレ)だけ聴かされてきたからめちゃくちゃ楽しみにしてたのにこんな展開になるんだったら聴きたくなかった見たくなかった…(いや曲自体は最高だったし衣装もこれこれ!!って感じで好きでしかないですありがとうございますCD買います)。

似た系統アイドルものの中から特に比較対象にされやすい某うたのプ…もヒロイン至上主義だけどまだ原作乙女ゲームから頑張れば「あら私のために歌ってくれているのね♡」と思えないこともないじゃないですか

でもBプロはそうじゃない、最初からつばさちゃんという主人公(ほんとはこの紅一点主人公制度嫌いだけどまた別の話なので)がいて彼女とBプロ物語としてアニメスタートしているんですよ。

から今更主人公投影型夢女子に優しい展開にされても意味分かんないし尺足りてないしそもそも夜叉丸さんを悪役にする必要あったかこれ…?(最後キラキン含めたBプロみんなの""""""徳""""""を集めてお祓いでもするの??)

って感じで本当に悲しい…と、監督は申しております

ここまでファン目線応援してきたから急にアイドルたちが特定のひとりに対して歌う構図がとても残念でした。

Bプロの何が良かったってこれまでに少なかった乙女要素の少ない純粋アイドルアニメとして楽しめる点だったはず… 

アイドルドキュメンタリードラマを追っているような、少ハリとか…アイドルじゃないけどスタミュとか…そういう系統であの絵柄とあの楽曲素敵なOPが楽しめるっていう…そこじゃなかったんですか…

なんで急に俺たちのA&R♡♡♡なんですか…アイドルってファンのために歌ってくれるものじゃないんですか…私がアイドルに夢見すぎなだけですか…

なんだか急に辛くなってきたからもうこのあたりで〆にしたいと思います

何が言いたいかっていうとアイドルなんだから誰か一人のためじゃなくて最後最後までファンのために歌ってください!!お願いしま!!!!!!!!

もうアイドル作曲家とかA&Rとかマネージャーとかが厚すぎる信頼関係を築く展開になるのアニメは懲り懲りです!!!!!!!!!

アイドル好きはアイドル恋愛したい人ばっかじゃないんです!!!!!!!!!

……………。


デンジャラス課金、いっぱいするから今度は(二期やってください…)ちゃんとファンに向けて最終回まで歌うことを貫き通してください…。


脚本のあの人は初恋モ●スターも見事に最終回ぶん投げて終わりにしてくれたことですし(ご指摘ありましたが確かに原作あれだからぶん投げては無いですねすみません)しばらく作詞だけしてくれればいいです。)

2016-02-25

渋谷系っぽい」音楽イメージは如何にして形成されたか

質問「渋谷系ってどんな音楽なの?」

回答「渋谷系とはムーヴメントであり、音楽のジャンルを示したものではない」


渋谷系というワードは定義が非常に難しい言葉である

Wikipediaによれば、「東京・渋谷(渋谷区宇田川町界隈)を発信地として1990年代に流行した日本のポピュラー音楽J-POP)の一部の傾向を分類化したものである」とのこと。

代表にフリッパーズギターピチカートファイヴオリジナル・ラヴなど。流行は90年代後半には終息していったといわれている。

渋谷のCDショップを中心に発信された流行(ムーヴメント)を表す言葉として用いられたのが始まりらしいが具体的な起源はよくわかっていない。

ミスチルスピッツ渋谷系として扱われたこともあったらしい。

こんなに曖昧でよくわからない渋谷系だが、本来は流行そのものを類型化したものであり、特定の音楽ジャンルを指したものではなかったという認識は間違っていないだろう。


だがしかし、「渋谷系っぽい」音楽というものは存在する。

2016年現在、「渋谷系っぽい」という感覚は一定数の人間の共通の認識として共有されているように感じられる。

”渋谷系っぽい” - Twitter検索

しかも、渋谷系というワード好意的に使っているのは、なぜか渋谷系ムーヴメントを経験していない20代以下の若者たちが多いようなのである

あくまで自分の観測範囲での話だが、確実に若者にとっての「渋谷系音楽」というものが存在するのだ。


お笑いでいえば「エンタ芸人」「レッドカーペット芸人」「あらびき芸人」みたいなもので、そういった括りはお笑いジャンルではないのだけれども、

エンタ芸人っぽい」という感覚はなんとなくであるが存在する。

あるいはビートたけしの「ダンカンこの野郎!」のようなものかもしれない。


   *


ではなぜ、「渋谷系っぽい」音楽のイメージが形成されたのか。

あるいは、なぜムーヴメントから20年経った今でも渋谷系という言葉が使われるのか。

これは個人的な考えだが、それは「渋谷系以降の音楽が渋谷系の文脈で語られ過ぎた」ことに起因していると思う。

音楽は語られることで歴史となる。

当たり前の話だが、語られなかった音楽は音楽史に残らない。

渋谷系があまりにも語り手によって評価されたために、その後の音楽にも渋谷系の文脈が用いられてしまった。

そして、「渋谷系の文脈で語られた渋谷系以降の音楽」(≒渋谷系フォロワー)が現在影響力を持つようになり、それらを語るときに、渋谷系という言葉を使わざるを得ない状態にあるのだ。

私の考えでは「渋谷系っぽい」音楽のイメージ形成に大きく影響を与えたのは、渋谷系の人物ではなく渋谷系以降の人物なのである


さて、ここでは、広がっていった「渋谷系っぽい」という認識に対して「定義が曖昧だ」とか「間違ってるよ」といった指摘はしない。

ここでは、実際のところ若者たちはどんな音楽を「渋谷系っぽい」と思っているのかを、曖昧なワードらしく曖昧に書き連ねていく。


2012年3月、NHK-FMで「今日は一日“渋谷系”三昧」という番組が放送された。

渋谷系で10時間番組を持たすというだけでもNHKすごいなと思うのだが、この番組でのプレイリストが大変に興味深い。

フリッパーズギターピチカートファイヴなどの曲が多く流される中、ブームが終息した1990年代後半以降の曲もいくつか放送されている。

ROUND TABLECymbalsカジヒデキChocolat、Chappie、南波志帆などなど……

NHK-FM 今日は一日渋谷系三昧のプレイリストまとめ - NAVER まとめ

これらの音楽も広い意味では渋谷系と認識することができる(されている)ということなのだ。


注目したいのはカジヒデキ

彼は「最後の渋谷系」「遅れてきた渋谷系」と評されることが多いが、彼は現在の渋谷系イメージ形成においてかなり重要な位置を占めている。

なぜか。それは2008年の映画「デトロイト・メタル・シティ」に関わったことによるものである

同名漫画が原作の実写映画で、渋谷系音楽を愛し、ポップミュージシャンとしてデビューするため上京した主人公が、なぜかデスメタルバンドとしてデビューし、しかもカリスマバンドとしてブレイクしてしまうというお話。

そして、映画において、主人公・根岸の歌う「甘い恋人」を作曲したのがカジヒデキなのである

ある意味で作中における渋谷系の象徴となるこの曲は、視聴者渋谷系イメージを強く印象付けた(同時に公然猥褻カットも強く印象付けた)。

――「DMC」では、根岸君が思う渋谷系=可愛くてポップ」という、かなり表面的なイメージで描かれていますよね。

渋谷系=可愛くてポップ」という解釈はちょっと? だったりしますが、実際僕の歌詞もそう言う側面を持っているし

(中略)「可愛くてポップ」は渋谷系の要素としては小さいと思うんだけど、フォローアーにはそういう人が多いことを考えると、決して間違った解釈ではないんでしょうね(笑)。

DMC特集 カジ ヒデキ インタビュー|MUSICSHELF


さて、最近、「渋谷系」を前面に押し出した若手バンドが2つ現れた。

ひとつが「OK?NO!!」というバンドである2015年に既に解散している)。

全員平成生まれ渋谷系宅録ユニット、OK?NO!!によるフル・アルバム。ポップだけど、どこか骨太で、ビートで踊れてパーティな新感覚ビートポップ・グループOK?NO!!。Cymbalsの影響を多分に受け、"Beat Your Cymbal!! Life is a party!!"を声高に叫びながら遂に全国リリース!

OK?NO!! | 全員平成生まれの渋谷系宅録ユニット、OK?NO!!

もうひとつがPOLLYANNAだ。

最新型渋谷系ポップバンド POLLYANNA / ポリアンナ

2014年6月に結成。都内を中心に活動中。

http://www.pollyanna.me/

OK?NO!!にいたってはCymbalsの影響を公言しているし、POLLYANNAも「TAKE ME WITH OVERLAND」という曲を聴けばCymbalsの影響を受けたのだろうと推測できる。

(実際に影響を受けた旨の発言もある)

彼らにとっての渋谷系Cymbalsなのだ


Cymbals渋谷系ムーヴメントより後に出てきたバンドである

しかし、Wikipediaを見てみると「ポスト渋谷系」と表記されている。

当然、彼らは渋谷系アーティストの真似事をしていたバンドではない。

あえていえばThe Whoなどのブリティッシュロックの影響が強い。

にも拘らず彼らを表すときには「ポスト渋谷系」などといった言葉がどうしても付きまとう。

それ故に彼らを知った若い世代は彼らの音楽を渋谷系音楽だと認識するのだ。

Cymbalsの初期のバンドコンセプト「かわいくっていじわる、ただしパンク」を渋谷系を表す言葉として捉えている者もいるようだ。


Cymbalsで現TWEEDEESの沖井礼二はあるインタビューで以下の発言をしている。

TWEEDEESのライブには、高校生のお客さんも来てくれます。で、彼らが何で僕の存在を知ったかというと、ゲームミュージックだったりするんです。北川くんの場合はアニメだったかな。若い方の中には、フリッパーズ・ギターピチカート・ファイヴではなく、CymbalsROUND TABLE渋谷系だと思っている人もいるみたいで。そこは自分でもよくわからない感覚です。

沖井礼二と黒田隆憲が語る“ポップスの暴力性”とは?「気持ちいいところは過剰にした方がいい」|Real Sound|リアルサウンド

ゲームミュージックアニメに触れて渋谷系を知る若者が多いようである

Cymbalsの楽曲は「Rally」「Show Business」が版権曲として音ゲーに収録されていたし(音源は異なるが)、沖井礼二「空への扉」「Break on Through」「Runnin' away」などの曲をpop'n musicに提供している。

音ゲー渋谷系の関係については渋谷系イメージ形成において重要な部分であると思うのだが、私では手に余る。

以下のブログの方が詳しいのでそちらを参照されたい。

ポスト渋谷系にみる、音ゲー楽曲と邦楽シーンの影響関係(前半) - ダストポップ


さて、ここでKONAMIによるWeb連動型音楽配信企画「ひなビタ♪」について触れておこう。

キャラクターによる楽曲をバックストーリーなどを含めて提供していくメディアミックス企画で、

多数の楽曲が音ゲーに収録されている。

その中には渋谷系音楽が好きなキャラクターも存在し、公式サイトでは「アキシブ系って何?」というコラムも掲載されていた。

そこにおいて渋谷系とはどんな音楽かの説明がされているので引用する。

アキバ系シブヤ系は音楽のジャンルなんだけど、今だとちょっと古い言葉になるかもしれないめう。

シブヤ系ネオアコギターポップフューチャーポップとか

ちょっとシャレオツなカンジの雰囲気ポップスな音楽めう。

アキバ系キャラソンアイドル電波ソングといったキャラクター的な見せ方をする音楽めう。


めうは、もともとこの2つの文化には共通するものがあると見てるめう。

ぼーかるの声質に対するこだわり、夢見がちで妄想好きなところ、非日常を好むことなどめう。

お互い表現手法は全く違えど、感覚的には非常に近いものを持っていると思うめう。


他に2つを結ぶものに、ゲームがあるめう。

めう調査では、シブヤ系の人もアキバ系の人もゲームが大好きめう。

チップチューンという音楽はゲームのような音でシャレオツな曲を作っていたりするめう。

これも、アキバ系シブヤ系の融合めうっ!


   *


そう言えばさ、めうめう。

最近のアニメ主題歌とかって、シブヤ系の人達が曲を作っているのをよく見るよね?

もしかして!これもアキシブ系の流れなのかなっ!?


まりり、いいところに目をつけためうっ!

その風潮はアニソンキャラソンのここ最近の新しい流れめう。

その流れは今後もっとくると、めうは見てるめうっ!

あのね!第4回:「アキシブ系ってなぁに?」|「ひなビタ♪」公式サイト

アキシブ系とは一時期アニソン界隈で一部の人が用いていた言葉で、定着したとは言い難いが、Wikipediaに記事もあるため一定の影響力は持っていると考えられる。

アキシブ系 - Wikipedia


また、上記のコラムにおいてアニメ主題歌渋谷系の人たちが作っているという指摘があるが、渋谷系ムーヴメントで活躍した人物がアニメ主題歌を作った例というのはそんなに多くない

ちびまる子ちゃんOP「ハミングがきこえる」スクールランブルED「オンナのコ♡オトコのコ」など)。

ここでいう渋谷系とは、ほとんどがポスト渋谷系、つまり渋谷系以降の人物たちのことであろう。

きんいろモザイク」のEDでは、90年代後半にQYPTHONEというバンドデビューした中塚武による楽曲「Your voice」、「My Best Friends」が使用されているし、

たまこまーけっと」のOP「ドラマチックマーケットライド」では元ラヴ・タンバリンズ宮川弾が編曲で関わっている。

また、ヒャダイン前山田健一)も渋谷系音楽を好んでおり影響を受けているとされている。

さらに、アニメ主題歌において語らずにおけないのがROUND TABLE北川勝利である

Ninoをボーカルに迎えたROUND TABLE featuring Ninoとして多くのアニメ主題歌を手掛け、また坂本真綾牧野由依中島愛やなぎなぎへの楽曲提供など、枚挙に暇がない。

(ここでフライングドッグというレーベル渋谷系の関係なども語りたいところだが、とりとめもないので割愛する)参考:渋谷系と声優とレーベルの話 - AOI-CAT's diary

アキシブ系というワードが用いられるとき、必ずと言っていいほど北川勝利の手掛けた楽曲が挙げられる。

アニメ好きの中には北川勝利渋谷系の中心人物であると認識している人も少なからずいる。


昨年放送されたアニメアイドルマスター シンデレラガールズ」はMONACA田中秀和が音楽を手掛けているが、劇伴のテーマは「渋谷系」であったと明かされている。

――劇伴のテーマは「渋谷系」だそうですね

最初にそういうオーダーがありました。もともと僕は「渋谷系」の音楽が好きで、90年代渋谷系を参考にしましたが、当時の「渋谷系」は海外の古い音楽を参考にして作られていたり、Jポップに対するカウンターカルチャーのような捉え方をされていたりもしたので、そういう気持ちで作った感覚があります。

徳間書店月刊アニメージュ2015年6月号より)

オーダーで「渋谷系」が出てくるあたり、音楽ジャンルとしての「渋谷系っぽさ」は既に確立したのかもしれない。

加えて「乙女感のあるサウンド」というディレクションもあったらしく、「渋谷系」と「乙女感」は結びつくものだという認識があるのだと捉えることができる。

以下のPVで流れるBGMを聴けば、彼なりの渋谷系の解釈が聴き取れるだろう。

「アイドルマスター シンデレラガールズ」アニメ新PV

(追記:サントラの試聴が始まってたのでいくつか貼っておく)

【楽曲試聴】「The Girls Etiquette (M22)」

【楽曲試聴】「The Dancing Glass Slippers (M25)」

【楽曲試聴】「Passione (M04)」


少し時間が戻るが、2013年アニメ渋谷系の繋がり、そして渋谷系イメージ形成において重要な役割をもたらしたと思われるアルバムが発売される。

それは花澤香菜claireである

総合プロデュース北川勝利。そして参加するアーティストカジヒデキ沖井礼二矢野博康宮川弾中塚武、ミト、神前暁、古川本舗、ドラム宮田繁男ギター奥田健介など。

多くは渋谷系ムーヴメントが終息した後に出てきたアーティストである

2nd、3rdアルバムになるにつれコンセプトは変わっていくが、この1stアルバムでは明確に渋谷系というコンセプトは存在していたようだ。

1枚目では、わりとわかりやすく「渋谷」というキーワードがあって、(後略)

花澤香菜×北川勝利が明かす、“極上のポップソング”の作り方「人生と音楽がより密接になってきた」|Real Sound|リアルサウンド

花澤香菜というボーカルとの相性とその完成度から評判になり、「渋谷系ポップス」としてリスナーに受け入れられた。

Amazonレビューでも渋谷系について言及したものが見られる。Amazon.co.jp: 花澤香菜 : claire - ミュージック

花澤香菜の音楽は渋谷系だという語り口はネット上で多く散見される。花澤香菜 渋谷系 - Twitter検索

ここにきて、渋谷系ムーヴメント当事者ではないアーティストによって「渋谷系っぽい」音楽が一つの到達点に達したのである

若者にとっての渋谷系とはこのアルバムだ、と大げさに言ってもいいのかもしれない。


また、この「claire」に加え、沖井礼二末光篤筒美京平などが参加した竹達彩奈apple symphony」の2つに影響を受けたアイドルプロデューサーがいる。

それがNegiccoプロデューサーであるconnieだ。

でも今年に入って、大きな衝撃を受けた3枚のアルバムがありまして。

──全部挙げてもらってもいいですか?

connie NONA REEVESの「POP STATION」、花澤香菜さんの「claire」、竹達彩奈さんの「apple symphony」です。

T-Palette Records#3 Negicco (4/6) - 音楽ナタリー Power Push

Negiccoとは新潟県を拠点とする3人組アイドルユニットで、近年ではピチカート・ファイヴの小西康陽オリジナル・ラブの田島貴男ノーナ・リーヴスの西寺郷太シンバルズの矢野博康などの楽曲提供を受けており、

渋谷系と評されることが多いアイドルである

花澤香菜と違い、渋谷系ムーヴメント当事者の参加もあり、これこそ渋谷系の正統だとみることもできるが、時期的には花澤香菜よりワンテンポ遅れての評価になっており、ポスト渋谷系渋谷系の順番が逆になっているように見えるのが面白い

さらに面白いのがノーナ・リーヴスで、花澤香菜Negiccoの楽曲にメンバーが参加した影響からか、現在では彼らも渋谷系扱いされることがあるという点だ。

世代的にはROUND TABLECymbalsと同じ世代であるのだが(奥田健介Cymbalsサポートメンバー)、

ノーナマイケル・ジャクソンプリンスの影響が色濃く、当時は彼らを渋谷系と評する人は少なかったはずだ。

しかし現在、「渋谷系っぽい」音楽に関わりを持つことで遡及的に渋谷系の枠に入ってしまうことがある。

これはクラムボンなども同じである


また、アイドルといえば、沖井礼二がかつて手掛けたさくら学院バトン部のユニットTwinklestars」も渋谷系と評されることがある。

Twinklestars「プリーズ!プリーズ!プリーズ!」

矢野博康Negicco夢みるアドレセンスの楽曲を手掛けており、アイドルファンには彼らを渋谷系アーティストだと思っている人も少なくない。

夢みるアドレセンス 『くらっちゅサマー』MV

また、Perfumeから中田ヤスタカに遡ってcapsuleを知った者は、初期のピチカート・ファイヴを彷彿させる楽曲を聴いて「これが(ネオ)渋谷系」と認識するようである

レトロメモリーPV 【capsule】


渋谷系以降のポップスが語られる際に「渋谷系を彷彿させる」などと表現されることで渋谷系イメージは少しずつ形成されていった。

当時の渋谷系ムーヴメントにいたアーティストではなく、渋谷系の文脈で語られた音楽によってイメージが形成されたのである


   *


さて、ここまでとりとめもなく「渋谷系っぽい」音楽を追ってきたが、こういった曖昧な認識は今後も広がっていくのだろうか。

私個人の考えではイエスである

それは、アニメアイドルゲームなどを通して渋谷系の種が既に播かれてしまったからである

渋谷系っぽい」音楽に触れた若者はその音楽を渋谷系であると認識する。その流れは、渋谷系に代わる便利なワードが出て来ない限りは続くのではなかろうか。

例として「アイカツ!」を挙げておこう。

アイカツ!」とは女児向けアーケードゲーム及びそれを原作としたアニメであり、その楽曲は音楽の多様性トレンドに非常に敏感であるとされている。

2013年には既に旬を迎えていたEDM・ダブステップを取り入れた曲をOPに起用しているし、他にもメタルロカビリーディスコジャズなどあらゆるジャンルを取り入れている。

その中にも、いわゆる「渋谷系っぽい」音楽というものが存在し、子供の世代にも渋谷系の種は既に播かれている。

アイカツ!ミュージックビデオ『恋するみたいなキャラメリゼ』をお届け♪


本来の「渋谷系」の意味するところから少しずつ意味合いは変化し、若者にとっての「渋谷系」は既に当時のムーヴメントであった「渋谷系」とは異なるところへ向かいつつある。

DMCにおいて強調された「渋谷系=可愛くてポップ」というイメージや、ひなビタ♪で紹介された「ちょっとシャレオツなカンジの雰囲気ポップス」というイメージが強くなっているようだ。

この現象を嘲笑するか、面白いと思うかは個人の自由である

2016-01-12

さよならバンギャちゃん

中学生の時、とあるバンドにハマった。

V系という括りで言えばソフビ系に当てはまるそのバンドは、音楽性も人間性もとても魅力的で。

田舎中学生だった私は、全国ツアーの中でも地元の1公演にしか行けなかった。

だけど、とても満足していたし、楽しくて仕方がなかった。

中学高校の6年間はずっとそのバンドと一緒だった。

でも大学受験の頃にはそのバンドも新たなプロデューサーを迎えたり、少しずつ方向性が変わっていってしまって。

もういいか、とライブには行かなくなった。

大学生になってから、時折CDショップに行って彼らのCDの棚を見て、新しいアルバムが出ていたら一応買っておくことは忘れなかった。

社会人になり、お金に余裕が出てきた頃。

久しぶりにカラオケで彼らの曲を歌ったら昔のPVが流れて懐かしくなった。

同じバンドが好きだと言っていた、別ジャンルで繋がった友人にその話をしたら、友達もその話を聞いてPVを見て懐かしくなったらしい。

バンドの話で盛り上がり、調べてみたらちょうどツアーが始まることを知った。

私も彼女も急いでチケットを買ってライブを見に行った。

10年ぶりに見た彼らは、ステージの上でキラキラに輝いていて、色あせるどころかもっと素晴らしくなっていた。

もっと見たい。もっと、彼らの姿を見たいと思うようになった。

今回のツアーはそれぞれチケット1箇所しか取れなかったけど、次はもっと行こうね、と友達約束した。

そのためにFCにも入り直した。

毎日CDを聞いて、DVDを見て、ニコ生を見て、楽しくて仕方がなかった。

新しいアルバムをひっさげた、次のツアーの告知があった時、諸手を上げて喜んだ。

ありがたいことに、公演は全て土日2デイズで社会人でも行きやすくて全国各地のチケットを確保した。

最終公演は彼らの思い出の会場だった。そこに行けることが、嬉しくて仕方がなかった。

友達と二人で、本当に楽しみにしていた。

でも、そのツアー最後に、彼らは活動を止めた。

最終公演で、友達は泣いていた。私は、泣かなかった。

メンバーはそれぞれ個別活動を初めて、私と友達はそれを追いかけるようになった。

友達は、とあるメンバーバンドに急激にハマった。

私もそれを追いかけてそのバンドライブに通うようになった。

そこから繋がって、色んなバンドに手を伸ばした。

いろんなバンドを好きになった友達はすごく楽しそうだった。毎回色んな場所に誘われた。

でも、普通会社勤めをしていると平日の地方遠征は出来ない。ごめん、と断ることが増えた。

友達にはバンギャ仲間がいっぱい出来た。

私よりもずっと仲の良い人たちとたくさんの話をしていた。

私とは喧嘩しかしなくなった。夜通し喧嘩したあと、もうダメだ、と諦めた。

友達にはずっと嘘をついていた。

本当は、新しいバンドになんて全く、一ミリも、興味なかった。

この人好き、って言ってたメンバーも、間近で見た時に醜い二重あごが目立っていた瞬間に熱が冷めた。

本当は、最初に好きになったバンド以外、好きになれたものなんて、一つもなかった。

ただ、ジャンルの切れ目が縁の切れ目、となるのが嫌でしがみついていただけの

金と時間精神を浪費した2年間だった。

ただ一つだけ、最後の別れを告げるとき友達約束したことがある。

「あのバンド活動再開したら、二人でまたライブ行こう」

2015-12-19

http://anond.hatelabo.jp/20151219145924

論文引用された回数で価値が決まる」じゃあないけれど、CDジャケや小説タイトルみたいな作品も引き合いに出されたりパロディが作られることで有名になる。

そうじゃないとなんだかんだでそのCDを手に取ったことがある人≒リスナー以外には知られない。大ヒットしてメディア露出したとしても、結局そのリアルタイムTV見てたりCDショップに行くような人しか目にしてないからな。

っていう考え方で行くと、邦楽CDはなんでだか知らないけどパロディ画像みたいのがあんま作られないしTシャツの柄になったりもしないから、広く知られてるものってないと思う。

2015-10-03

http://anond.hatelabo.jp/20151003222152

国民資料を利用できる権利。わかる。

資料収集すべき。わかる。

人気本が誰でも無料で読めるべき。わからない。

書籍購入のインフラが整ってなかった頃は、新刊だって貸し出す必要はあったと思う。

今でも田舎では本屋さんがない町はたくさんある。

私の実家のある町だって本屋さんはあるものの、教科書学習参考書と人気漫画雑誌くらいしか置いてなかった。

一部のベストセラー本以外は、基本的に本は取り寄せだった。

ブックオフゲオみたいな中古本屋も、レンタルビデオも、CDショップもなかった。

本は個人で購入するものじゃなくて、図書館で借りたり、友人同士で回し読みしたりする共有財産としての性格が強かった。

漫画も、CDも、ゲームも。

そういう時代じゃないでしょ?

Amazonでも紀伊国屋でもセブンBOOKでも、田舎でも2日で届く。

Amazonマーケットプレイスヤフオク古書だってだいたい手に入る。

都会なら、ベストセラー本なら半年も待てばブックオフに並ぶ。

新刊本は全部閉架にしても乞食以外は誰も困らない。

2015-09-28

後退を始めたネットの速度で起こる問題

■ムダに長いので全体を要約

今、インターネットの速度向上は鈍化どころか、スマホだけで過ごす人々や格安SIMだけで過ごす人々の増加により、退化している。

そしてその人々はスマホ世代の台頭などにより見逃せない人口まで増加していくだろう。

この層の増加は高速回線必要とする有料コンテンツ商売に影を落とす潜在的な危険がある。

長年の過剰で無神経なWEB広告の結果、WEB広告業界広告ブロックの脅威に晒されているように、徐々に問題顕在化していくだろう。

そのためには今一度、コンテンツ容量やそれにかかる通信量を軽量化し、拾える客のパイを維持する必要がある。

この対策コンテンツ販売をする業界が客から見放される前に行わなければ、業界全体から客離れを招くだろう。(完)

■はじめに(読む気力がある方はこっから

インターネットは速度を上げてきた。人々もインフラの乗り換えを良しとしてきた。

画像ファイルの読み込みに膨大な時間がかかった昔と比べて今、画像ファイルの読み込みは一瞬だ。

昔のように画像ブログに上げるときに容量を気にして縮小をかけるような人は少なくなっただろう。

動画ゲームインターネットで楽しめるようになった。

もはやインターネット生活必要インフラであり、殆どの人が活用している。

しかし、ここにきて低速なインターネットで満足してしまう人々が出現している。

彼らはインターネットからの脱落者でもあり、インターネットを見放したものでもある。

そのような人々の出現はインターネットコンテンツを売る時代において、パイの縮小を意味する。

なぜそのような人々が生まれ始めたのか。

スマホの出現と、PCを持たない世代の出現、そして若者貧困化、ネット依存からの脱却

そしてそれを後押しするのは無料インターネットコンテンツ黄昏だ。

スマホがあれば、通信としては事足りる。速度制限時でもISDNよりは速いのだ。

インターネットもっと重要なことはメール検索地図の閲覧、通販などだと思う。

それがスマホで事足りるとなれば、高価な固定回線を捨てるのも不思議な話ではない。

人によっては格安SIMで十分とすら言うことだろう。

固定電話が急激に減少したように、固定回線の光が減少してもふしぎではない時代だ。

そもそも光の出現時点で、そんなに早くて何をするなどと言われたものだ。

ADSL基地局から遠いと速度低下が著しかったが、よほどの僻地でなければ十分な速度が出ていた。

そして、PCを持たない世代であれば、わざわざ固定回線を持つのバカバカしいことに映るだろう。

少しPCが必要な程度ならスマホテザリングさせれば良い。

昔のインターネット用法に限れば、これで十分なのだ

しかし、有料のインターネットコンテンツは大抵回線速度が必要となる。

固定回線を捨てた彼らを、有料コンテンツ提供する人々は見逃していいのだろうか?

無料インターネット崩壊に向かっていることは回線の2極化を生む

無料インターネットはずいぶんと住みづらくなった。広告広告広告広告

無駄に分割されたり、続きを読むをわざわざ押させるアクセス数稼ぎ。

検索をしても、アフィサイトまとめサイト他人剽窃、どうでもいい情報や同じ情報ばかり引っかかる。

そして会員にならないとまともに見ることができない重いサイトの増加。ニコニコPixivMixi・・・

とかく、インターネットは息苦しく住みにくい世界になった。

昔のインターネットは少し検索すればお望みの情報がいくつも手に入って、比較して良い物を選別して…

なんでも教えてくれる有能な、自分世界中情報アクセスできる魔法使いになれたような錯覚すら覚えるものだった。

当時はgoogleワード複数使わなくても、""なんて使わなくても、-なんて使わなくても答えを拾えたものだ。

15年前はこんなGoogleの使い方を知っていれば結構詳しい人だった

商業インターネットの発達によってインターネット整理整頓された書店のような姿から、ごちゃごちゃしたドン・キホーテのように姿を変えた。

まあ、ドン・キホーテのほうが今のネットよりは整理整頓されているのだけど。

ここ15年の私達のパソコンの性能と回線速度の向上は、ベタベタと大量にはられた重い広告の処理に当てられているといっても過言ではないだろう。

2000年ごろのサイトを見てみると、あまりの軽さと見やすさに驚くかもしれない。

話がそれているが、つまるところ、インターネットを古風な使い方しかしない人々にとっては、速度や性能がもたらすものがなくなっただけでなく

インターネットのものが変質し、インターネットサーフィンなど楽しむに値しないページが増えている。

それはインターネットのものの魅力低下を呼んでいる。ということだ。

もはやインターネットは高額な固定回線料を払ってまで高速に楽しむものには値しないと思う人が増えてもおかしくはない。

■有料インターネットは速度を必要とするが、低速回線族にはそれがない。彼らは客としてどうなのか?

ソーシャルゲームYoutubeの有料プランや、ニコニコの有料会員、HuluNetfix、バンダイチャンネルKindleSteam

動画ゲーム電子書籍など今隆盛を始めた有料ネットコンテンツ

これらには高速な回線必要だ。スマホ回線程度の貧弱な回線では万全に楽しめるものではない。

そして、スマホ回線だけで生活する人々、スマホ族とでも呼称したいところだが、すでにある言葉のようなので無線族としよう。

無線族は有料コンテンツ供給から見て見逃していい存在なのだろうか?

私の想像にすぎないが、無線族にはこういう人々が多いだろう

一人暮らし夫婦のみ、一人っ子家庭など少数で暮らす人々 多くの家族暮らしているなら回線代は微々たるもの

若い スマホに親しみのある人々が多いだろう

貧乏 金持ちなら回線代を削る必要はない。金持ちとて無駄な出費と捉えれば削るけど

パソコンに疎い パソコン必要でなければ固定回線はいらない

正直に言って、客として微妙だ。見捨てていい客と言っても過言ではない。

客になる可能性は薄く、金払いもあまり良くないだろう。

しかし、そうやってパイを狭めた結果、潰れていったものが多いの事実だ。

果たして、高速な回線を捨てた人々は、拾い上げるほど人口がいるのだろうか?

無線族の増加は永続的に続く可能性があり、回線速度の伸びも鈍化している。

無料コンテンツ劣化などにより高速なインターネットに見切りをつける人々は増えていくだろう。

そして、結婚をしない一人暮らし世代子供を作らない、一人だけの夫婦は増加しており、パソコンよりスマホに親しむ世代も増加している。

格安SIM節約などという話も増えている。

回線速度の増加にも限りがあり、無線回線の速度増加は足踏みを続けていると言っても過言ではない。

高速無制限のウリ文句だったWiMAX2で速度制限がかかったことが記憶に新しいが、無線回線はあっという間にパンクする。

無線である限り、爆発的な技術の向上が起きてもそれが安く提供されないかぎり、高速な回線を持たない無線族は増えていく。

なにしろ彼らに速い回線必要はないのだから

安ければ、最低限のインフラが高速なら、それを良しとするだろうが、自分たちから高速を求めないだろう。

年月が経てばいつのまにか、遅い無線回線しか持たない人々が多数派になる可能性すら秘めている。

隆盛している有料ネットコンテンツの足元が揺らぎ始めている。

なんらかの対策を考えたほうがいい層として見たほうが良いだろう

対策国家としてのバックアップか、商売として低容量のもの提供するか、回線のものサービスするか。それとも?

●近頃、安倍総理スマホ回線の料金を下げるように通信各社に要請していたが、あれはそれだけ通信環境重要視されているということだろう。

うまく彼ら無線族を繋げなければ、商業的なリスクが起こる可能性すらあるのだ。

ソシャゲで今月の通信量を使いすぎて規制されるからと、ソシャゲプレイの頻度を下げる、

スマホではショッピングサイト目的の物しか見ない、

容量の多いものは買わない、など身に覚えがある人もいるのではないだろうか?

これも回線のせいで商売がうまく流れない身近な例と言える。

それが今後さら通信量を必要とするコンテンツの増加で、商売の機会を逃す可能性があるのだ。

しかし、政府主導民間会社圧力をかけるのは容易ではないし、反発を招くだろう。

●またはコンテンツの容量を下げるという方法だ。サイズが小さければ低速回線ユーザーも取り込める。

現在コンテンツ通信速度の増加を当てにした異常なコンテンツ容量の増加が続いている。それを見直す時期が来たのではないだろうか?

回線のものサービスにする。これはとんでもない考えのように見えるが、Kindle3Gやブックライブリーダーディオではすでに実施されている。

Kindleは低容量の商品しか使えず、漫画ダウンロード出来ないという問題があるのだが。

端末を買ってしまえば、商品を買う分には通信量が無料となるというもので、低速回線ユーザーには持って来いと言える。

もっとも、Kindle3G程度の回線では効果が薄いだろうが。ブックライブリーダーディオ漫画も可能とのことだが端末のページ切り替えが遅いらしく購入に至っていない。

そもそもリディオは知名度が低すぎて最近知ったということもある。リディオ宣伝が足りない気がする。・・・本題に戻そう。

このような回線サービスで、ユーザー繋ぎ止められる可能性や引き込める可能性があるだろう。リディオコンテンツ信頼性、端末の速度がKindleに並べば

すでに持っているKindleライブラリを見捨ててでも移住してもいいと思うほどだ。それが出来てないから移住してないのだけど。

しかし、無料回線提供する企業には多くの負担を強いるだろう

コンテンツオフライン提供する

オフラインデータを渡す。買い切りコンテンツではあまり有用方法ではない。前時代的すぎる。

が、プロモーションとして基本無料ゲームの基本データを詰め込んで、ユーザー通信負荷を下げるという場合には一応は使えるだろう。

問題はそのデータをどう受け渡すか、であるDVDなどではもう読める環境のないユーザーもいるだろう。

USB無線提供できる機器雑誌などにつけたり、プロモーション用のWifiを設置するのも手だろうが、コストが掛かり過ぎるだろう。

面白話題性のあるプロモーションになるだろうが、低速回線の細い客に対するプロモーションとしては過剰投資になるだろう。

コンテンツ容量を下げるのがもっとスマートな解決法

回線の混雑や、当てにできない政府、鈍化している技術進歩、高コスト無料回線提供オフラインでの提供問題が多いことを考えれば、

昔のインターネットに立ち返り、軽量なコンテンツ提供を考えるのがベストだろう。

今は問題が目立たないが、徐々に問題顕在化してくるタイプ問題で、早めの対処必要だと考える

似た例で問題顕在化している例といえば、WEB広告広告ブロックソフトの攻防だろう。

今や広告でも高画質な画像や、音声はたまた動画まで使うものがある。そして利用者の好みを追跡し同じ広告ばかり見せる。

何かを検索していたら、弱みを煽るような広告ばかり出てきた覚えがある方もいるだろう。o-netとか。

あれで広告ブロックの再インストールを面倒だと思ってた私も広告ブロックを入れようと決意したものである

このような礼儀知らずな広告WEB広告業界の信頼を傷つけ、

WEB広告未来の芽を摘んでいることを自覚すべきだ。小さなバナー広告程度であればアドブロックがここまで当たり前の存在にはならなかっただろう。

コンテンツ提供者にとって、コンテンツ広告は一体のものであり、広告ブロック泥棒と言いたい行為かもしれないが、

一見さんユーザーにとって警告もなく出現する重い広告ぼったくりバーも同然の行為だ。やり過ぎということである

そうでないサイトまで被害を受けているだろうが、それはWEB広告業界の自制心のなさが招いた結果といえる。

このように相手のことを考えないコンテンツユーザー負担をかけ、結果としてユーザー離れを招いてしまう。

一見問題のない状態だと思える現状も、徐々に侵食が進んでいる。

ソーシャルゲームなども容量を食わないものがあっても、十把一からげに通信容量を食うと見られている。

動画など容量対策が難しい物もあるが、可能なものであればどんどん対策し、ユーザーに寄り添うことが、業界の助けにもなるだろう。

■追記

ブックマークコメント欄コメントについて少し考えたこと

●1,なんで回線状況の悪いアメリカのほうがWEBサービスが発展しているのか?

推測ですが、米国WEBサービスが発達したのはWEB発祥の地ということもあるでしょうけど、国土が広く人口密度が低いからでしょう。

日本でも僻地に住んでれば本屋CDショップは遠すぎて、低速回線でも十分にメリットがあると思います

米国僻地では通販にしても送料がそれなりに掛かるか、日数がかかるものだろうと思います

日本なら近くの本屋でも通販でも近くの倉庫からあっという間ですが、僻地ではそうも行きません。

通信速度が遅くともインターネットで買うより速くガソリン代も手間もかからない。

日本でも実店舗からソフト売り場が消えたPCゲーム業界ダウンロードサービス主流になっているのは似たような経緯だと思います

米国都市部なら無料Wifiが発達してるのも有利な点でしょう。

調べてみると米国でも回線コンテンツ問題になっているようで、米国グーグル独自に高速回線インフラ提供し始めたのはその対策でしょう。

●2、>インストールした後云々は、AppStoreでは100MB以下のアプリでないと3Gでダウンロードできないとか、GooglePlayでは50MB以下でないと登録できないというプラットフォーム側の制限によるのです。

これはコメントについてたコメントで、本文とは直接関係ないのですが、捉え方が気になったので少し話を。

その説明メーカーとしてはしょうがないことと説明したのでしょうがユーザーから見るとそのやり方は詐欺もいいところです。

ひどい言い方ですが、そのくらいのことであって、まさにスマホゲーム業界全体の信用に関わる、客離れに繋がる問題なんです。

ユーザーアプリストアでアプリの容量を確認して「これならうちの回線でも大丈夫だな」とダウンロードするわけです。

ところがそこから場合によっては100メガ単位ギガ単位ダウンロード必要になる…

そしてユーザーはそのゲームを諦め、他のゲームをやろうとしたらまた同じような目に会い、見た目が重そうな美麗なゲームははじめから候補にすら入れなくなる。

業界の衰退に繋がるのがわかるかと思います

40メガポッキリだと思ったら1000メガ必要で結局ゲームを諦めて、通信量丸損で、他のゲームを探したら同じ状況で、と言うのは

3000円ポッキリだと思って入ったら金だけ取られてサービスを受けるには10万必要です、なんて店をたらい回しにされるようなものです。

もはや夜の街から足を洗ってしまうでしょう。

これはスマホシステムしょうがないというお気持ちかもしれませんが、スマホ業界の慣習に慣れていないユーザーには関係のない話です。

アプリによっては追加ダウンロードが発生することを商品説明に明記してありますが、その説明のない商品のほうが多いと感じます

あなたコメントしたインストールした後云々、というコメントをした方はそのような不満を抱えているのだと推測します。

Permalink | 記事への反応(3) | 19:12

2015-09-11

5年前付き合ってた元カノに会ってきた。

もやもやが晴れず眠れないので書く。


5年前に付き合ってた元カノから連絡がきて、

飲みにいくことになった。彼氏に振られたらしい。


そこそこ洒落カフェバーで待ち合わせ。

先に待ってた彼女をみた感想

5年前と変わってないなってことだった。


俺と別れてすぐにそいつと付き合ったはずだから

5年くらいの付き合いだろう。

「君と結婚してずっとこの先やっていく未来みえない」

と言われたそうだ。

なにが原因だと思う?って聞いたら、

多分わたしがもっとちゃんと好きって

伝えていたら違ったと思うって。本当は結婚たかったらしい。

俺はそっか、まぁ終わったことだしとりあえず

新しいことでもはじめてみたら?と

ヨガとかボルタリングとか紹介したりした。


ひとしきり励ましたあと、

カラオケでもいくか!という流れになった。

そういえば付き合ってた時はよくカラオケ行ったな、なんて思いながら。


で、まあ、ここからが本題ですよ。

3年前に付き合ってたその彼女、その頃と同じ歌ばっかり歌うんだよ。

最近の曲知らないんだよねーとは言ってたけど、

それにしても変わってなさすぎだろって。

俺にあわせなくていいよ、って言ったけどいつもこれ歌ってるんだーってさ。

で、なんか、色々分かった訳ですよ。


最初、5年ぶりにあった時にも思ったんだけど

本当に当時から変わってないの。

服の趣味も、メイクの仕方も、髪型も、好きなものも。

ちょっと話し方が卑屈になってたくらい?

普通の女なら5年も違う男と付き合って、

その男に影響されたりするでしょう。


俺も付き合ってたとき

「あ、こいつとは一生一緒にやっていけないな」

って思って別れたことを思い出した。

でもその時はその理由がしっかりとは掴めなくて、

ただ漠然と無理だなって思ったんだけど

その理由が5年経ってやっと分かった。


多分、彼女自分や人に興味がないんだと思う。

優しいし、気も遣えるし、友達もまぁそこそこいるんだろうけど

本質的人間というものに興味がないんだと思う。

CDショップで視聴した音楽を好きになったり、

テレビ雑誌をみて流行の服を着てみたり、

新しいメイクを試してみたりするじゃん。

そういうのがないんだよ。


影響は受けやすい。俺の好きな音楽とかよく聞いてたし。

でも、彼女の好きなものを俺が好きになることがなかったの。

そもそも、彼女の好きなもの、がないから

そういうのなんていうの?

自ら変わろうとする意識っていうのかな、意思感覚向上心

みたいなものがない人間ダメだったんだな、俺。

そういう人が好きってヤツがいてもいいと思うんだ。そらいるだろう。

でも5年前の俺はそれがダメだったんだなって。

そいつ元カレに5年前の自分を重ねてしまったわけですよ。

分かる、分かるよ。

与えるばかりじゃなく、時には与えて欲しいもんな。

切磋琢磨してさ、お互いより向上していきたいもんな。


元カノのあの頃から変わらないちょっとへたっぴなYUIの「CHE.R.RY」を聴きながら

早く帰って家で待ってるかわいい嫁を可愛がりたいなって思った今夜の出来事でした。

2015-04-11

艦これ』のアニメが『デレマス』と違ってお粗末な出来な理由

 2015年に入ってから三ヶ月が経過した。それは、今年のアニメの第一陣(1~3月期)が終了を迎えたということを意味する。

 一月に始まったアニメの中で放送前の注目度が最も高かった作品は、言うまでもなく『艦隊これくしょん』だろう。2013年サービス稼働時から現在まで破竹の勢いで隆盛を極めていることは、オタク世界に足を突っ込んでいる人間にとっては周知の事実である特に同人ジャンルとしての隆盛がめざましく、その勢いはかつての『東方Project』を彷彿とさせるほどである。今、最もオタクコンテンツの中で熱量の高い作品と言っても過言ではない『艦隊これくしょん』の待ちに待った「アニメ化である世間の注目度が鰻登りするのはもはや必然だと言える。

 だが、そのような前評判に反して、実際に放送された内容はお世辞にも上出来とは言えないものだった。いまいち目的が見えないまま展開されていくストーリー調和の取れていないギャグシリアスの配分、そして視聴者に衝撃を与えただけで後の展開にはあまり影響を与えなかった如月轟沈・・・・・・少なくとも従来の「艦これファン」は戸惑いを隠せていなかったように思える。元々の期待値が高かったこともあってか、ネット上の書き込みでは非難囂々である

 一方、これと比較すると面白いのが『アイドルマスターシンデレラガールズ』のアニメである。これは『艦これ』と同じソーシャルゲームとしての出自を持つ作品なのだが、ブラウザゲーの『艦これ』と違って課金要素が強く、ネット上に出回っている数々の逸話も相まって「廃課金ソシャゲ」の代名詞みたいな存在だった。そんな敷居の高さもあったのだろう。アニメ放送時期は『艦これ』と同時期だったのだが、「アニメ化」に対する前評判話題性は『艦これ』と比べてそこまで高くなかったように思える。事実、当の「デレマス」ファンの間でもそこまで期待値は高くなかった。「無難な内容でやり過ごして、ソシャゲ本体に悪影響を及ぼさなければそれで良い」なんて話をされていたぐらいである。

 ところが、フタを開けてみればビックリの良作アニメだった。島村卯月渋谷凜本田未央の三人を軸に展開されていくアイドル界でのシンデレラストーリー絶妙に挿入されるシリアス展開、そしてまさかここまで人気キャラになるとは思われていなかったオリジナル男性プロデューサーの登場・・・・・・あくまで目算に過ぎないが、従来の「デレマスファン」を十分に満足させただけでなく、アニメから新規ファンを大勢獲得することにも成功しているように思える。前評判の大人しさからは信じられない大躍進である

 もちろん、『艦これ』のアニメだってBlu-rayディスクの売り上げを見れば11000枚となかなかの数値なので、「商業的に失敗だった」わけではないだろう。ランキングで見ても現時点で冬アニメ(1~3月期)の円盤売り上げは暫定『艦これ』が一位なので、むしろ商業的にはまずまずの結果である。『デレマス』のBlu-rayディスクは現時点でまだ発売していないので比較しようがないし、KADOKAWAを初めとするバックの組織がいったい『艦これ』という人気コンテンツにどれほどの売り上げを期待していたかは全く分からないが、まあ近年のアニメ円盤の売り上げ規模から言えばケチはつけられない数値であることに違いはない。

 ただ、こと「既存のファンの満足度」という視点に絞って言わせてもらえば、今回の『艦これアニメの内容は散々だったと言わざるを得ない。SNS上の反応を見ると、多くのファンが次週の展開を戦々恐々とした気持ちで見ていたことが窺えるし、事実としてその内容が彼ら彼女らの不安を払拭してくれる展開であったことなどほぼなかった。ていうか、他ならぬ「一番ファンから評価が高かった回」が、本筋の話をガン無視して挿入された第六駆逐艦たちのカレー回(第六話)だったことがいい証拠である。同じ「ソシャゲ出身アニメ」でありながら『デレマスアニメとは雲泥の差である。もちろん単純比較はできないけれど、少なくとも『デレマス』はファンが来週の展開を心待ちにできるクオリティではあった。その週の内容をツイッターで実況して盛り上がることができた。各話の展開を思い出として胸に刻むことはできた。どちらがお互いのファンを満足させたか、延いては「どちらが抱えているファンを大切にするアニメだったか」の優劣はハッキリと出ている。

 片や従来のファンすら激怒させる結果に終わり、片や従来のファンどころか新規ファンまで含めて感動させた。いったい何が両者をここまで分けたのか? というか『艦これ』のアニメはどうしてあんなお粗末な内容になってしまったのか? 冬アニメが一段落を迎えた今、改めてそれを考察してみたい。自分でも『艦これ』に対してきつい物言いをしているとは思うが、あのような悲劇的な過ちを二度と繰り返させないためにも、ここでキッチリ批判しておかなくてはならない。人気コンテンツあやかった粗製濫造アニメは決して許してはならないのだ。

「グッズ」でしかなかった『アニメ艦これ

 さて、そろそろ「どうして『艦これ』のアニメはあれほどお粗末な内容だったのか」その理由を語っていこう。実はそれこそが『デレマス』のアニメ比較してみると浮き彫りになってくる話なのだ。というのは、背後の組織が持っている「アニメ化」への意識根本的に違っているかである

艦これ』のアニメがあれほどお粗末な出来であったのは、言ってしまえば「人気コンテンツアニメにしてみた」に過ぎなかったかである。内容なんて二の次で、とにかく「旬なジャンル」を一刻も早くアニメにすることが至上の命題だったのだろう。商品価値は『艦これ』というブランド保障してくれるのだから、あとは適当アニメの中で「吹雪」や「赤城」といった登場キャラをそれっぽく動かしておけば良い。そうすれば最低限『艦これアニメ』としては成立する・・・・・・おそらく、制作サイドにとって最も重要だったのはこの『艦これアニメ』として「成立している」ことだったのだ。たとえ「胸を打つストーリー」がなかろうが構成破綻してようが、「吹雪」や「赤城」という人気の艦娘を動かしておけば『艦これアニメ』に違いはないので、「艦これジャンル商品」としては問題なく売り出せるのである

 いわば制作サイドにとって、『アニメ艦これ』は「単なる艦これジャンルのグッズの一つ」に過ぎなかったのである。どれくらいのグッズかと言えば、アニメイトなどで売っているキャラクター印刷されたクリアファイル、あれと同水準の「一グッズ」だ。その商品価値は「『艦これ』のアニメ」だというそれだけだ。しかし、たったそれだけあれば「金剛印刷したクリアファイル」が『艦これのグッズ』として販売されるように、「吹雪赤城が動いているアニメ」も『艦これのグッズ』として販売できるのである。何ともファンを舐めた話だが、「艦娘がただプリントされたクリアファイル」を『艦これのグッズ』として購入してくれるように、「艦娘がただ動いているアニメ」も『艦これアニメ』として評価してくれると本気で思っていたのだろう。そうでなければあんなお粗末な内容のアニメを本気で『艦これアニメ』と言って世に出せるわけがない。

PV」としての宿命を背負った『アニメシンデレラガールズ』

 もしかしたら「でも、キャラクターものアニメなんてそんなもんでしょ?」と反論したい方も中には居るかもしれない。ところが『アニメ版デレマス』を見てみると、明らかに『艦これ』とは「アニメ化」に対する意識が異なっていることが分かるのだ。

アニメ版デレマス』は、「キャラクター印刷されたクリアファイル」などの「単なるキャラクターグッズ」は明らかに一線を画している。というのは、『アニメ版デレマス』の場合、「それがアニメとして成功するかどうか」は決して「Blu-rayの売れ行きの話」に留まらないからである。一番分かり易いのは、劇中のアイドルたちのデビューソングだろう。言うまでもない話だが、あれらの楽曲CDショップで実際に販売されている。ファンのみんなはそれらの楽曲を「あ、アニメのあの話で卯月ちゃんが歌ってた曲だ!」と思って購入するのだ。そして彼女たちの歌声を聞きながらアニメの感動的なシーンを思い出したりするのだろう。

 ここで考えて欲しい、もしも肝心のアニメの話そのものがお粗末な出来であったら、ファンのみんなはCDを購入するだろうか? もちろん楽曲として優れていれば購入する人間は居るだろうが、多くのファンは「あの娘たちが血の滲む努力の果てに勝ち取ったあの曲」だからそれを欲しいと思うはずだ。元のアニメの内容がイマイチだったら「あんな雑な作品CDなんて誰が買うか!」と購入を控えるファンが続出するだろう。『アニメ版デレマス』の成否は「アニメという一キャラグッズの成否」に留まらず、「他のデレマスのグッズの売り上げ」にまで影響を及ぼしかねないのだ。

 いわば『アニメ版デレマス』は、『アイドルマスターシンデレラガールズ』という作品に関わる全ての商品の「PV」としての宿命を背負っているのだ。劇中のデビューソングを初めとする関連商品を購入させ、あわよくばソシャゲ本体の方へ誘導して重課金させるという、商業的な使命である。そしてそのためには、ただ「卯月渋谷凜などの人気キャラクターがただ動いているだけのアニメ」では決して許されない。きっちりと視聴者の心に響くような、彼ら彼女らを魅了してやまない良アニメでなければならないのだ。

まとめ

「背負っているものの重さが違う」、『艦これ』の第6話で第六駆逐艦隊にそう語っていたのは足柄さんだっただろうか。カレー勝負ではその重さが災いして雷たちに勝利を譲る結果になってしまったが、現実世界ではやはりその重さこそが「作品クオリティ」として如実に表れたと言えるだろう。「単なる一グッズとしてのアニメ化」に過ぎなかった『艦これ』と「他のグッズの命運を背負ったPVとしてアニメ化」された『デレマス』の違いである。異論がある提督諸君はどうか自分の胸に聞いてみて欲しい。『艦これアニメ』を見るのと、それと同じ時間を使ってブラウザゲーム内で艦娘レベリングに励むのと、どっちが満足感を得られるかを(特に第6話以外でだ)。

 さて、この話は以上で終わるが、最後に余談として「どうして『アニメ化』に対してそこまで意識が違ったのか」を個人的考察しておきたい。

 それは、そのまま「背後にある企業の態度」の違いだったのではないだろうか? 『艦これ』の背後にあるのはKADOKAWAという企業であり、基本的にここは「その時々の旬の作品メディアミックス利益を上げる」のがポリシーである言うなればKADOKAWAにとって個々のコンテンツは「消費財」であって、食いつぶして消化しきったらまた次のコンテンツに移動するのである。我々にとって『艦これ』は近年まれに見るモンスターコンテンツであるが、そんな『艦これ』でさえも母体であるKADOKAWAにとってみれば「その時々の旬な作品」の一つに過ぎなかったのではないか? 世に出てから二年に満たない期間で「アニメ化」までこぎ着けたのは、むしろ「旬が過ぎ去らないうちにアニメ化して利益を回収しよう!」というそういうことだったのではないだろうか? 邪推と言われればそれまでだが、どうにもKADOKAWAには「コンテンツへの根本的な不信感」みたいなものがあるような気がしてならない。

 対して『デレマス』の背後にあるのはバンダイナムコエンターテイメントという企業である。ここにあるのは別にポリシーと言うほどのものでもなく、「いかに自社コンテンツ長生きさせて利益を上げるか」という企業としてごく普通の態度であるKADOKAWAが個々の作品を「果実」として見なしているのに対して、バンナムはどちらかと言えば「果実のなる『木』の方」と見なしていると言える。生み出したコンテンツは「金のなる木」であって、これを「長持ちさせること」こそが自社の利益になるのである。なのでKADOKAWAのようにコンテンツを「消費」することなどあってはならない、できる限り「持続させること」こそが至上の命題なのだと言える。そのようなスタンスから、『デレマス』のアニメもしっかりしたものでなければならなかったのだろうと思われる。どっちかというと『プリキュア』のアニメおもちゃを買わせているバンダイの方のノウハウなんだろうね。終わり

2014-09-13

才能がある人が好きだ

ガキの頃はバブル時代で、テレビCMを見れば豪華なセットをバックにバンバン音楽が流れてて、レコード屋には縦に細長いシングルCDにその音楽を収録したものが大量に並んでて、そしてそれが今週は100万枚売れました、とかそんなニュースが流れてた。

そんな中、すげえ、って音楽を創り出す人に巡り会った。

槇原敬之が好きだった。

どんなときも を聞いたのはもうずいぶん昔。

小遣いも少なかったのでレンタル屋に行き、返却を待って借りたのを覚えてる。

それ以降もアルバムは全部聴いている(買ったのは半分くらい)。

現実にありそうな風景の一部を綺麗に切り取れる歌詞作りはマネしたことがあるけど、あんな表現は絶対に出来ないと諦めた大学時代

TMNetworkが好きだった。

Time to count downとかテレビCMで聞いた記憶があるが、好きになったのはシティーハンターとかのエンディングで使われるようになってからだろうか。

勉学に勤しみ音楽ちょっと離れてた時期に解散のニュースが流れ、すごくショックを受け、CDを全部買ったりしたのを覚えてる。

そのすぐ後に聞いたNights of The Knifeにも衝撃を受けた。なんなんだこの曲は、と。頭をハンマーで殴られたくらいの衝撃を受けてそのままバイクで走り回り警察に止められたのもいい思い出だ。

木根尚人のオールナイトニッポンを聞いていたのは今となっては黒歴史だろうか。

Michael Jacksonが好きだった。

初めてその存在認識したのはBlack or WhiteMVで、深夜のテレビ見てたら流れてた。

なんとも不思議雰囲気で、そこから情報収集したら過去に聞き流していた曲も彼の手で書かれてたと聞いてびっくりした。

This is itライブに行きたいと思ってた頃に急死したニュースに触れ、映画館でその動画を見、悲しくなった。

CHAGE&ASKAが好きだった。

SAY YESからにわかファンだが、未だに好きだ。

ASKAのパワフルな声とCHAGEの繊細なメロディが大好きだった。

二人のライブツアーの様子をNHKBSで流してて、それをビデオに録画した映像を何度も何度も繰り返して見た。

1万人の来客の前で、圧倒的な存在感を示す2人。

つの日かこういうステージ自分も立ってやる、と心に決めた。

でも、みんな逮捕されちゃった。

逮捕された途端、みんな手のひらを返したように離れていって、楽曲CDショップから姿を消し、メディアから消えていった。

時折入る情報はすごく断片的で、離れていったみんなが心を落ち着かせるためのくだらないニュースだったりして。

本人に罪はあるかもしれないけど、楽曲に罪は無いと思いたい。


そして僕は、たぶん人並み以下だけど、それなりに頑張ったけど、残念ながらそういう才能は皆無で。

じゃあ勉強を頑張るか、という気にもなれず、そのままずるずると就職してみたものの、すごく納得出来ないものになってしまって。


そんな中、いつの間にか、YouTubeニコニコ動画のような場所が出来て、みんなそこで才能を発揮して楽しんでる。

昔取った杵柄じゃないけど、僕にも出来るかな、って思ったけど、やっぱり僕には才能が一切無くって。

じゃあ仕方無い、諦めるか、って思ってたら、いつの間にかそういう「才能を守る」側に立っていた。


この日本という世の中は、一度失敗するともうそ場所には戻れない。

でも、才能を持っている人がその才能を活かせないというのは、その人にとっても、世の中にとっても、すごくもったいないことのように思える。

そして、僕は、偶然にも、そういう人を守ることが出来る力がある。


から僕は、本当に才能ある人は応援することに決めた。それは、みんなに言わせればただの独善偽善に見えるかもしれない。

でも、それは、みんな、一度失敗した人に対して死ねとだけ言っているだけで、その人がその後寿命までどうやって暮らせばいいかの提案は一切無い。


あえてゲスい言い方するけど、才能をオカネに変えることが出来るのは、本当に一部の人間だけ。

そしてその才能がオカネに変わるというのは、その才能をほしがる需要もそこに確実にあるということ。

『誰の、何の為に、此の力がある?』(ULTiMΛTE/TЁЯRA



ASKAさん。

帰ってきたら声かけてください。今度は、僕が、あなたを守る番だ。

2014-06-27

初音ミク」が生まれたときに「ニコニコ動画」が無かったら良かった

ニコニコが無ければ今のような汚いイメージは付かずに本当に天使イメージしか無かった

ニコニコ初音ミクイメージを汚しニコ厨の気持ち悪いイメージをなすり付けた

ニコニコが無くてもどうせYoutubeとかで人気出てた出ないわけがない

ニコニコ動画およびニコ厨を嫌う人々はたくさん見る

俺はランキング毎日見る程度のにわか面白い奴がたくさんいるのを知っているけど心の底から嫌悪出来る奴も多いもん

ニコニコ全体を一言でくくれるものではないけど悪いイメージは良いイメージよりどうしても目立ってしま

ニコ厨を嫌う人たちにとっては初音ミクも同時に嫌悪対象となっていることが多い

ニコニコの話題がタブー場所では初音ミクについての話題もタブーになってることがマジで多いんだ

本当は何も関係ないのに・・・そいつらと初音ミクについてもっと話したかった

俺は「歌い手」という人種が嫌いだし「歌ってみた」というジャンルも嫌いだ

素人オナニーカラオケを聞きたいと思わないし動画を見ることは絶対に無いから普段はどうでもいいんだけど

その「歌ってみた」と初音ミクは同列に置かれることが多くCDショップではだいたい同じ場所に置かれるのが本当に残念

初音ミクはただの楽器クリエーターによって捉え方も扱い方も世界観もまるで違う

プロアマも使ってるし気持ち良い曲も気持ち悪い曲も神曲も糞曲も腐るほどある

本当は初音ミクを使ってるというだけで全ての曲を同列に語れるものじゃないんだけどその辺はまぁ仕方ない

リスナーの中のイメージも全く違うし100人いれば100通りのミクがいると俺は本気で思っている

天使だったりビッチだったりパンツ縞パンも白も熊さんパンツもあってネギが好きだったりそうじゃなかったり

ロクに聞きもしないで避けてる人も多いんだがその避けてる理由がニコニコ発祥臭いからってイメージからなのが本当に残念なんだ

ニコニコ初音ミクを育てたけど同時に拭ってもぬぐいきれないイメージを植え付けた

もちろん初音ミクが育つ土壌を提供した功績は計り知れないしニコニコがなければ存在し得なかった名曲もたくさんある

でもニコニコがなかったら無かったで純粋ボーカロイドだけのコミュニティが出来たんじゃないのか?

本当は何も無いところから生まれた電子妖精なのに

DQNの一人娘みたいなイメージになってしまった

はぁ

なにこのクッソ気持ち悪い長文

2014-04-05

今なお頭に焼きついているAVパッケージ

10年以上前の話だが、欲しい絶版になっているCDを探して、秋葉中古CDショップを回っていた

そんな中、3階だか4階に入っているCDショップを見つけ、そのビルに入りCDショップのある階を目指して、階段を登った

その途中、エロDVD屋があって、階段からでも、店内が見えるようになっていて、たまたま目に入った妊婦AVパッケージが妙エロかった

が、ちょっと怪しげな雰囲気の店だったし、今回の目的でもなかったしでそのまま更に上の階へ進んだ

未だのあの画像が頭に焼きついているが、いろいろ妊婦AVを見てみたが、あれを超える妊婦AVパッケージを見たことがない

たぶん一瞬見たのと、妊婦AVというのをそれまで知らなくて、衝撃を受けて思い出補正されているんだろうと思う

ちなみに、いろいろ妊婦AV見てきたけど、大していいのはなかった

2013-11-28

http://anond.hatelabo.jp/20131128030332

北海道は売り場面積広く取れるから本屋がでかいんだよね。

ニッチな本も置けてまだ余る。

本屋だけじゃなくてスーパーも薬屋もCDショップレンタル家電量販店もぜんぶでかい

東京に来て一番最初に驚いたのが「東京は何でもあるって思ったけど店が小さくて売れ筋しか置いてない!」だった

その代わり専門店が補完したり、個性的なお店があるからいくつか店を巡って買い物するんだろうけど、店を探して巡る手間とか考えると通販のほうが便利なんだよな。

北海道は逆。あの忌々しい「北海道沖縄は送料別」のせいでなぁ………

2013-10-27

http://anond.hatelabo.jp/20131027201853

あの

その人がどうなのかはわかりませんが

以前私にCDショップで声をかけてきた人は

ねずみ講の人でした・・・

だいぶ昔の話ですが、そうゆう現実もあります

怪しい言動などあったらちゃんと質問したり毅然とした態度を示したほうが良いです

2013-02-18

海賊FMラジオのこと

※この話は実話を元にしていますが、あくまフィクションです。

大阪1994年の春頃。俺は15歳で高校受験の年だった。

当時は、勉強しながらよくラジオを聞いていた。友人たちがよく聴いていたのはAM放送のほうだったのだが、音質も悪くて、トーク主体番組が多い気がしてどうも性に合わず、俺はもっぱらFM放送を聴いていた。

あの頃の大阪FM放送といえば、5年前に開局した80.2MHzFM802が斬新な放送スタイルで一大ムーブメント形成しており、FMが流れている店は大体FM802チューニングされているといった風潮だったが、洋楽主体とはいえ基本的チャートインするようなメジャー楽曲ばかりを流す802は俺には物足りなかった。

なにしろその頃の俺はYMOを経て電気グルーヴを聴き始めた頃で「テクノ」と名のつく音楽に飢えていたからだ。

ネットもない時代サブカルに半分足を突っ込んだ引っ込み思案の中学生には情報もないし、それを補う行動力もない。しょうがないのでCDレンタルで、とにかくそれっぽい音楽を、BUCK-TICKカシオペア姫神、ようするにシンセが使われている音楽ならなんでもいい、といったところまでストライクゾーンを広げて、片っ端から聴いて、なんか違うよなあ、と思いつつ、飢えをしのいでいた。


そんな時、周波数75MHz付近ラジオ放送欄に存在しない局が存在することに俺は気づいた。

音質はかなり悪く、兄から受け継いだ馬鹿かいラジカセアンテナ限界まで伸ばしてようやく視聴可能というその謎のラジオ局は、だいたい19時頃から受信可能になり、深夜3時頃にぶっつりと止まる、明らかに海賊ラジオなのだが、俺はすぐさまその局に夢中になった。

なにしろ、その局は、俺が全く聞いたことも無いようなレイブテクノばかりをCMトークも無しにノンストップで延々と再生しつづけるという、まさに狂気ラジオだったからだ。


それからというもの、家に帰って飯を食うと、勉強と称してそのラジオを聞くのが日課になった。

そのうち、音楽の合間に海賊ラジオの主とおもわれる若い男のコメントが一瞬はさまれる事に気づいた。

彼は「○○MHzバンブーラジオ」とだけボソリとつぶやくとすぐに次の曲をかけた。

バンブーラジオレイブテクノの垂れ流し(いわゆる今は中古CD屋で100円以下で叩き売られているジュリアナコンピのようなノリと思ってもらえば良い)は、それほど当時の俺の嗜好に合っていたわけではなかったが、TUTAYAで借りたチックコリアよりはよっぽどテクノっぽかったし、中には心の琴線に触れるような名曲もあったのだ。

その度に俺は、この曲は何という曲なのか、どこに行けばこの曲が入ったCDを買えるのか、切実に知りたかったが、なにしろ曲名を読み上げもしないバンブーラジオなのだ。それを知ることはできなかった。

そんなある日、いつものようにバンブーラジオをかけると、珍しく人の声がした。おそらく生放送で、バンブーラジオ局の主とその友人とおもわれる若い男が二人で楽しそうに会話している。

会話は主が友人に海賊ラジオを始めるよう勧誘する内容で、

FM放送なんて簡単だって日本橋でパーツ買ってきて、ちょっと改造したらええだけやん。3万もあればできるで」

みたいなことを言っていた。俺は、個人FMラジオを開局するという、そのとんでもない発想に興奮し、乗り気でない友人に替わって、自分にその方法を教えてもらえないものか、とすら思った。


ダベリ放送は延々と続いていたが、日付が変わった頃、主が

「そうだ、リクエスト受け付けてみるか」

と言い、おそらく主の自宅の電話であろう、電話番号を読み上げた。

俺の胸は高なった。「同じテクノ好きな人間と話すチャンスかもしれない!」

電話番号をメモしたものの、しかし、実際に電話をかけるとなると、躊躇した。俺は無知なただの中学生で、しかも主のかける曲名、ましてやそのジャンルが何というのかすらまったくわからなかったからだ。(当時はディスコでかかるような曲、という程度の認識だった)

リクエストしようもないし、そもそも俺が知りたいのは、いつもかかる曲の曲名のほうなのだ

そんな質問をするために自分電話していいものか…さらに言うと、携帯もない時代に、固定電話のある真っ暗な居間に降りていって、見知らぬ、それも違法めいた事をしている男に電話をかけるというのも、何かすごく悪いことをするような感覚があった。もし電話しているところを厳しい母親に見つかったら、と想像すると、俺の興奮は急速に冷めていった。


ラジオの向こうの電話は鳴らなかった。

正確には一回だけ鳴ったが無言電話だった。もちろん犯人は俺ではない。

そのうち、主とその友人も飽きてしまって、元のノンストップ放送に切り替えた。

残念な気もするが、まあ、また機会もあるだろう、俺はそう思って納得することにした


バンブーラジオはその後も放送を続けていたが、やがて、いつもの時間でも休止していることが多くなり、放送があっても、まったく関係ない、違う個人運営ラジオ放送素人くさい女DJJ-POPトークの合間にかけるといったもの)を中継していることが多くなった。

季節は冬になろうとしていて、受験本番の日が近づきつつあった。

ある時、習慣でバンブーラジオラジオを合わせると、聞き慣れたレイブテクノが聞こえた。

ああ復活したんだな、良かった。

と俺は思い、そのまま聴き続けたが、合間にいつも主がはさむ「○○MHzバンブーラジオ」の名乗りに変化があった。

「○○MHzバンブーラジオ。今夜が最後です。」

俺は驚愕して、眠い目をこすりながら放送を聴き続けた。深夜2:00頃だろうか、音楽ふいにフェードアウトし、主のボソボソ声に切り替わった

最近忙しくて、ちゃん放送ができなくて申し訳ない。この放送は、○○(大阪地名から放送してるんですが、なんかどうも電波岸和田あたりまで届いてたらしいですね。どれぐらいの人が聴いてくれていたかは知りませんが、今までありがとうございました。」

放送を辞めるのは、神戸に引っ越すからで、そこでも放送を続けるかは正直わかりません。やりたいとは思ってますけど、設備問題もあるので。」

「ではそろそろお別れです。スイッチを切ったら、屋根アンテナ外して、これでバンブーラジオは本当に終わりです。」

そして、数秒のブザーの後、放送は止まった。ヘッドフォンからホワイトノイズが流れていた。


あの時、電話しとけば良かったなあと俺は少しさびしくなったが、実は、その時にはそれほど感慨はなかった。

なぜなら、俺は既に電気グルーヴテクノ専門学校シリーズを手に入れて、自分好きな音楽クラブテクノミュージックというものであることを知ることができており、またテクノ専門学校セールスがそれなりに良かったのか、ソニーミュージック海外インディーズレーベルを中心としたリリースラッシュAphexTwinBlack Dogデトロイトテクノアーティストなど)もあって、大きなCDショップに行けば、簡単に好きなテクノミュージックが手に入るようになりつつあった。

なので、好みの合わないレイブ系のラジオが終わっても、わりとどうでも良かったのだ。

それから1ヶ月もしないうちに、1.17 阪神・淡路大震災が起こった。

俺の家の被害はガスが止まったぐらいで大したことはなかったが、尼崎に住んでいた叔父一家被災するなどして、大混乱だった。親戚全員の無事が確認された後、俺が真っ先に思い出したのは神戸引っ越しバンブーラジオのことだ。

ラジオで読み上げられる無数の被災者の名前を聞きながら、俺はバンブーラジオの主の無事を祈ったが、もちろんそれを確かめ方法はなかった。


その後、志望校合格し、春から始まる高校生活を前に、期待と不安で宙ぶらりんになっていた俺は夢を見た。

大阪電気の街、日本橋入学祝いお金を握りしめて、FM放送のための機材を買いにいく夢だった。

何故か、ピエール瀧バンブーラジオの主が同行してくれて、俺に色々とアドバイスをくれる。

棚に並べられた、無線機の列を眺めながら、俺はこれから始めるFM放送の構想にワクワクしている。


目が覚めた。そして、朝日の中、それが夢だとわかった時、本当の寂しさが襲ってきた。

俺の好きな音楽を一緒に楽しめる友人は、本当は一人もいないのだ。

中学友達AphexTwinAmbient Worksを聞かせても曖昧な笑みを浮かべるだけなのだ。そんなわけのわからん音楽よりこれ聴けよ、と渡されたカセットテープにはボンジョビミスターBIGが90分詰まっている。trfじゃないだけマシだけど、俺にはこの良さがさっぱりわからないのだ。

同じように、誰も、誰一人、AphexTwinの初期アンビエント空気感や、カールクレイグの無機質なマシンドラムの良さなどわからない。

俺はどうしようもなく一人だった。そしてそれは、春から始まる進学校での高校生活でも同じだろう。いやもっとひどいかもしれない。

夢で訪れた日本橋無線ショップに、俺は1週間前に実際に行っていた。自分FM放送を始めればあるいは、と思ったのだ。

膨大な機材に圧倒され、マヌケにも「FM放送をしたい」と馬鹿正直に店員に告げた俺は、表情を一変させた店員に「それは犯罪からね。帰ってくれる?」と追い出されたのだった。


幸いクラブミュージックはその後、ファッション文脈を得て一大ムーブメントを巻き起こした。送信機の代わりにシンセを買って宅録するようになっていた俺にもその手の友人が何人もできて、俺は一人ではなくなった。

ブームが終わって、俺が挫折して、シンセを全部売り払った今でも、彼らとの親交は続いている。

彼らとたまに昔話をする度に、俺はバンブーラジオを思い出す。向こうは俺のことなんて知らないだろうけど、今でも俺にとってバンブーラジオの主は、音楽を好きになって最初に出来た頼もしい先輩で、そして大切な友人だからだ。


皆がオフラインになった冬の夜、決してチューニングできないどこかの周波数で、あのアッパーでどうしようもなく頭の悪いレイブテクノが、あの時のままノンストップで流れ続けている。

俺は、まだそういう夢を見ている。


追記:海賊放送と書きましたが、バンブーラジオが本当に違法だったのか、実は知りません。でも電波が飛んでる範囲からして、当時のコミュニティFMに許された範囲は超えていたように思う。あと、念の為書いておきますが、この文章違法行為を助長する意図はありません。不正電波ダメゼッタイ。いい子は各種法律守ってネットでやりましょう。

2012-12-27

音楽業界AKB必要としているが、AKB音楽業界必要としていない

音楽業界に勤める友人が言っていた言葉

AKB音楽ではなくて、握手券を売っている。それは間違いない真実

ただ、聴きたいときに聴きたい曲を無料で聴ける時代

音楽を売る」というビジネスモデル崩壊している中で、

AKBは「音楽を売る」というビジネスを捨てて成り立っている。

AKBのやり方は汚い。今すぐCD握手券をつけるのをやめろ」と主張しても、

AKB側は何も問題がない。音楽無料で配り、握手券を売ればいい。

今と何も変わらない。むしろCD制作費がなくなるから利益率は上がるだろう。

一方で、音楽業界はどうか。AKB関連だけで約3割のシェアを占める音楽業界

3割の売上が吹き飛ぶ。まず、CDショップさらに潰れるだろう。

CDを作っても納入先がなくなり、レコード会社さらに潰れるだろう。

音楽業界への影響は3割減どころの話ではない。

音楽業界ビジネスモデルに属していないのに音楽業界に君臨するAKB

音楽を売るというモデル崩壊しているのだからそのあり方は正しいのかもしれない。

著作権という概念が効かない途上国ビジネスとして成り立つのAKBだけかもしれない。

AKB音楽業界救世主なのか破壊者なのか多分、誰もわからない。

2012-08-29

店頭CDを見せずに聴かせたら売上が4倍に伸びた」はほぼ嘘

これの記事に騙されないように。

http://www.drillspin.com/articles/view/139

残響shopというのは残響recordCDを扱っている場所で、

残響recordというのはマイナーインディーズレーベル

所属するバンドの代表格が、9mmpeople in the box65daysofstaticとか。

9mmは有名だけど、それ以外はまったくオリコンに登場しないバンドばかり。

要は、好きなやつだけが好きな知る人ぞ知るインディーレーベルである

残響shopが扱っているのは残響record所属するアーティストCD殆ど

なので、そのショップに行くのは当然のことながら残響バンドが好きな奴ら。

残響祭なんてイベントもやっているし、レーベルとしてのブランディング成功しているとこなのよ。

残響ブランドが好き!」ってやつらが暇つぶし音楽漁りに行く場所しかないってわけ。、

それに残響shopの近くにタワレコがあるんだけど、それでもわざわざ行くってやつがそもそもの客層なの。

普通CDショップとまるで客層が違うってのは知っといたほうがいい。

CDショップというかファングッズ販売店って考えたほうが的確かと。


で、「店頭CDを見せずに聴かせたら売上が4倍に伸びた」っていうけどさ、

これって「これまで4枚しか売れていないのが16枚も売れた」ってレベルからな。

恐らくは売れた枚数はもっと少ない可能性が高い。2枚が8枚とか。

なにせ四倍売り上げたって例が「mudy on the昨晩」だし。

こいつらはオリコン最高80位くらいで、総数としてあんまり売れていない。

そもそも在庫が二ケタあるって思えない。つーか、ないでしょ。

要は、残響CDが特集されて売れた、くらいの意味しかないのよ。

普通にインストバンド特集!」とか企画すればそれくらい売れたって話なんだよ。

残響shopに行くことあるけど特集されているCDはそれだけでけっこう売れてるようだし。

CDを見せずに聴かせたから」ではなくて、視聴して気に入ったってだけ。

別に企画はなんでもいいわけよ。手に取らせる工夫としてはありだと思うけど。

いかにも企画が成功したみたいな記事になってるが、それは違うだろうと。

色々な本がバンバン売れていた「ほんのまくらフェア」と比べるのはバカだよ。


あと気になったのが、

「その上、音楽との出会いも「これ、おすすめだよ!」だけの、自分自身の中途半端エゴイズムによるものだけだと限界はすぐに見えてしまます。」

って記事にあるけど、残響shopはそうやってブランド押しだして売れてるのに勘違いしすぎ。

残響shopに行くようなやつなんて残響というエゴイズムに惹かれたやつだけじゃん。

「“うた”そのもので判断される世の中になれば」ってよく言うよ。

うたそのもので判断したいときにあえて残響shopで探すってのは最悪の選択肢じゃないか

この企画は「新しい」んじゃないんだよ。残響shopでしか成功しない企画だからみんなやんないの。

しか成功してといっても、普通に別の企画で特集したほうが売れるって話。

そういうことなので勘違いしてあんまマネしないように気を付けてください。

一利用者としては残響shopはくだらないからこの企画もう辞めろ。

そのスペースで素直にインストバンド特集でもやっとけ。

2012-08-06

歌に罪はあるのか?2

歌に罪はあるのか?http://anond.hatelabo.jp/20110504130455

を書いてから一年とちょい

やっとcro-magnon(クロマニヨン)X HyougeMonoのコラボアルバム「乙」7月25日に発売された

CDショップ通販がやっと昨日届いて、吉幾三の歌う「Bowl Man Feat.IKZO」のフルバージョンを

リピート再生しつつ、ノリタケティーカップカクテルついで、月曜の休日の朝を堪能中

CDが届くまでは、ネットで嬉しさを叫ぶの我慢してた 「乙~!!」

これだよ、こういう音楽が聴きたかった フルバージョンの歌詞が好き 吉幾三の声がセクシー

やっぱりいい歌が発売されないようなことがあってはいけないと思う

iTunesでも購入できるようだけどCDの裏ジャケットデザインが好きな増田CD

 

ラジオ番組にどんどんリクエストして、「Bowl Man Feat.IKZO」皆に聞かせまくりたい

目指せ、紅白

2012-06-22

金がないから「いい音楽」作れない?~ビジネス至上主義の末期症状

このブログを読んで、音楽大好き人間のおれからすると、「あぁ、こういう人が音楽業界ダメにしたんだな」と思った。

http://kasakoblog.exblog.jp/18220333/

この人が言うのは、要するに「ある金の範囲で稼げ」「最高の品ではなく、売れる品を作れ」ということだろ。そういうふうに端的に書くと「そんなことは言っていない」と言いそうだが、端的に書くとそうだろう。「ビジネス感覚」というのうが、まさにそれを表している。芸術としての音楽じゃなくて、ビジネスとして音楽を見ているわけだ。そこには「売れれば良い」という思いしかない。

ちなみにおれは音楽家ではない。趣味音楽をやっているけど、本当に趣味でやっている範囲だから収入など全くない。そんな身分から見ても、本当に昨今の音楽業界って終わってんだよ。で、なぜ終わっているかというと、ビジネス至上主義の氾濫に尽きる。音楽には消耗品芸術品がある。消耗品というのは、アイドルの曲だ。芸術品とはアーティストの曲だ。例えばAKB48の曲は消耗品ビートルズのように、解散してもなお歌われたり演奏される曲は芸術品といえる。

なぜAKB48を消耗品というかというと、一定期間経つと売れないからだ。これはCDショップをみれば分かる。AKB48のようなCDはある一定期間経つと売れない。それにリアマスターやらコンピレーションアルバムも出ないだろう。それは音楽的に価値がないからだ。有名なアーティストは曲そのもの価値があるから、リアマスターやらコンピレーションアルバムが出る。そして、解散した後でも売れる。それはアートならではといえるだろう。

まぁ、ぶっちゃけるとAKB48とアーティストを比べるのも間違っているが。AKB48は「アイドル」であって「アーティスト」ではないからだ。アーティストとは同じは畑で稼いでいるだけで、実際は別物なのだ

で、ちなみに「売れれば良い」という企業やら業界は基本的に死んでる。「マスコミ」もその1つだ。売れれば良い記事を書き続けた結果、「マスゴミ」といわれるほど信頼を失った。ちなみに先ほどの挙げたブログの筆者も、ライターというマスコミ関係者らしい。なるほど、だから「売れれば良い記事」を書いたのか。まぁ、このライターが説くビジネス至上主義も、彼の立場上仕方のないものだろう。なぜかというと、ライターの記事も消耗品からだ。ライターは「いま売れる文を書く」という消耗品作成するのが仕事からだ。ちなみに、これと相反するのは作家だ。作家文学芸術家で、「いま売れる文を書く」ということはしない。その結果、何年にも渡って読まれる文を書き上げる。音楽家も同じだ。モーツァルトハイドン・セットは2年の歳月をかけて完成した、ベートーヴェン交響曲第5番作曲から演奏までに4年、交響曲第9番については、10年の歳月をかけて作られている。これは極端な例だが、アートというのはこういうものなのだ

音楽業界が残念なのはアートな部分を無視してビジネスに走って自爆したことだろう。ビジネスも大切だが、アート無視しすぎた。ちなみに音楽業界では著作権のことが話題だけど、これも結局ビジネス的な発想なので、自爆するんだろうなと思っている。

なんかもっと愚痴りたいけど、もう寝る。誤字脱字とか確認せずに寝る。

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