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はてなキーワード: 2040年とは

2022-09-19

anond:20220919232859

中共指導者は割と長生きする人が多いから、2040年とかそのあたりじゃないかな?

2022-09-17

パチンコテレビ新聞タバコが終わる日

何であれ終わる日は来る

 

パチンコ

今のままいくと2026年2020年の半分になる

ここらへんでもう業界として立ち行かなくなるだろう

2030年にはほとんど消えると思っていい

打つなら今のうち

 

テレビ

2028年ゴールデン視聴率予想50%、2035年に46%

意外と減らないのは50代以上が結構見てるから

長期グラフで見ると、40代以下はあと10年でゼロに近づく

2030年には完全に老人のメディアになるだろう

ただしテレビ局は潰れないから今のラジオみたいにずっと残る

 

新聞(紙の)

2031年くらいに2021年の半分になる

こちらも新聞社は別口で稼いでるから潰れない、スマホ移行はどのくらいできているのか不明

2030年代に紙の新聞廃止かになったらお年寄り新聞難民が出そうだな

 

タバコ

たばこは本数ベースで、2028年2020年の半分くらいになる

2010年の1/4

といっても電子タバコがあるんだよね

税収は横ばい〜微減

吸ってる人の割合の減少は意外と緩やかで、男性場合と半減に20年だし、女性はあまり減っていない

2030年でも男性20%、女性6%は残りそう

2040年でも終わらない、今吸ってる人がやめるきっかけが来ない限り

やはり明確な代替物がないと減りはするものの終わることはなさそう

 

本屋

店舗数が2035年2020年の半分、延床面積も約半分

意外と持つね、約15年で半減くらいのペース

スマホAmazonの影響で減少が加速してるのかと思ったけど、統計線形に近い減り方をしている

現在1.5万人に1店舗で、2035年くらいに3万人に1店舗、1店舗あたり80坪くらい

 

年賀状

周りではもう絶滅してるけど

ピークは2003年、2021年はその半分以下で18.2億枚

まだ1人17枚あるのすごい

2030年にはこのままだと4.5億枚、いよいよ消える

 

大学

実は大学の数は増えている

そして大学生の数は横ばい

今のままだと終わる日は導き出せなかったが、そろそろ減少に転じるのだろうか

ちなみに幼稚園保育園は横ばい、1人にかけるコストが上がっているわけだけど、そうなるとますます保育士待遇問題になりそう

 

ゲームセンター

既に市場が変わった後と思っていい

2015年に一度落ちきって、売上ではやや上昇した(コロナで落ちたが)

ただゲームセンター店舗数は順調に下げていて

2020年に4000店舗2030年には約3000店舗になると見込まれ

 

Facebook

コロナステイホームSNSアクティブユーザーが戻っているが

それを無視した場合2015年がピークでそこから緩やかな減少をしている

2020年時点で日本人アクティブユーザー率15.6%(ちなみにTikTokは4.6%、mixiは2.7%)

順調に下げれば2030年で約10%まで落ちるが、mixiの例を見ると消えることは無いのかなと思う

 

固定電話

着実に減ってはいるが、案外減っていない

2001年からの半減が2045年頃

2021年からの半減が2055年頃だけど、遠すぎてこの予想は外れるだろう

ところで、これを通話時間にすると固定電話はすごい勢いで減っていて、グラフ上はそろそろゼロになるのではないかというくらいだ

固定電話通話のためというより住所の一種として使われるのかもしれない

 

通話時間

2000年からの半減が2013年くらい

2018年からの半減がおそらく2035年くらい

ますます電話が苦手な若者が増えそう?

ただこの統計LINE通話アプリでの通話を含めているのか疑問、というか入ってなさそう

 

酒に関しては減っていはいるとは言え、置き換わるものがないため微減のよう

このまま順調に減ったとしてピークの2000年頃から半減するのが2060年頃

 

まとめ・感想

「◯◯が終わる」みたいな言説は2010年より前からずっと言われてきていたけど、統計的にはそうでもないというケースが多かったと思うが

ここ数年、主にスマホ普及とともにそれが現実になり始めている

とはいえ、こういうものは意外とゆっくり消えていくもので、具体的にいつ終わるかというのは観察してみないと見えてこない

色んな統計を見るのが好きだが、そのどれもが2030年あたりの大きな変化を示唆しているように思える

そう考えると2020年代は衰退の時代、よく言えば変化の時代になるだと思う

 

ソースは貼りません面倒だし

そもそもこういう予測唐突に外れることもある、コロナみたいなので

2022-09-03

EVについて業界の人が語るよ

業界といっても既存内燃機関の方だけど。

まずは二輪について。おそらく四輪と比べて二輪の電動化はかなり遅く、実現しない可能性も高いと考えている。車とバイクに積めるバッテリーの量は全然違っているし、それに今バイクが売れてるアジアでも都心部は導入可能だろうけど、最も必要とされてる農村部はまだインフラがあまり整備されてないから。とはいえ上海だか北京だかはもう99%電動バイクらしいし、都心電動バイク、それ以外はガソリン使って走るような棲み分けになるかも。

次に四輪について。四輪は近く欧州で導入されるEuro7がマジで内燃機関を皆◯しにするんじゃないかと見ている。とはいいながら実際その目標達成できんの?と大手自動車メーカー懐疑的に見ているのが実情で、株価のことを考えてEVに前向きな姿勢を見せてるようだ。とはいえ世論EVクリーンガソリン車は悪というようなイメージが定着しかけていて、欧州理想現実ギャップに苦しみそう。各国でEV導入を働きかけるために補助金バンバン出してたけど最近あんま乗り気じゃないらしい。原材料価格の高騰の煽りを受けて、今後何か革命的なバッテリーが開発されたら一気に広まるだろうけど、少なくともこの調子なら2040年くらいまではガソリン車も売り続けるだろうな。

2022-08-30

増田の事後検証(長期投資編)

投資についての日記がなぜか増えている。

投資を勧める賛成増田と、それに懐疑的な反対増田独断偏見リストアップした。


# 投資成増

anond:20220825233050投資ギャンブル」派の人はそもそも投資向いてないので止めとけ

anond:20220828150937 投資は興味を持ちだしたときがはじめどきだと思う。

anond:20220829180434 「なぜ投資をさっさと始めないのか」ブクマコメント

anond:20220829212521 種銭が少なくても貧乏な頃から投資を始めてよかったと思う理由2つ

anond:20220829234829 投資やらない派の人は正しい

anond:20220830103817 投資しててよかった話


# 投資反対増田

anond:20220825135029 NISAiDeCo必死布教している人達は一体何を企んでるのか正直に教えてほしい

anond:20220830112403 投資いいよ派に聞きたいこと

anond:20220830143905 僕が投資をしない理由意識が高いか

anond:20220830151655資産円でホールドがいけないってどいつもこいつも言うけど

anond:20220830180857 そもそもすでに年金機構が俺の金で投資やってんだろ


# 中立増田

anond:20220830103928 投資ペテンだと思ってる奴もiDeCoだけはやっとけ

anond:20220830184943 投資しなくても構わんから、これだけはやっておけ


ちなみに俺は上記増田ではないが、反対派である(賛成派は損しやがれ)。

では、投資プラスなのかマイナスなのか、以下の方法検証していく。


方法


次回の経過報告は3年後の2025年8月とする。

それまではこの増田サイレント更新していく。

ではよいお年を


========= 追記(2022/8/31) ========

・経過報告とは中間報告のことであり3年で終わりではない(わかりにくくてすまんな)

・この検証シミュレーションであり、実際には購入してない(わかりにくくてすまんな)

配当とかは考慮しない(手数料考慮しないからイーブンということで)

ゴールド管理手数料がかかる?(ちょっと調べておく)

字数制限更新できないときは工夫する(指摘感謝

=============================


2022年 8月

銘柄今月の購入(両替)量総量総量(ドル換算)総量(円換算)
ドル138.31万円→72.3ドル-$0.44※\60.8
S&P5004068 S&Pの持ち分→0.0177 0.0177$72.0\9,957
ゴールド1730ゴールドの持ち分→0.04170.0417$72.1\9,971

※端数の未使用ドル。次回へ繰り越す。

銘柄今月の購入(両替)量総量総量(ドル換算)総量(円換算)
ドル144.51万円→69.2ドル-$0.77※\111.2
S&P50036470.01890.0366$133.4\19,276
ゴールド16650.04150.0832$138.5\20,013
銘柄今月の購入(両替)量総量総量(ドル換算)総量(円換算)
ドル147.81万円→67.6ドル-$1.00※\147.8
S&P50038940.01730.0539$209.8\31,008
ゴールド16410.04120.1244$204.1\30,165
銘柄今月の購入(両替)量総量総量(ドル換算)総量(円換算)
ドル138.451万円→72.2ドル-$1.15※\159.2
S&P50039590.01820.0721$285.4\39,513
ゴールド16410.04400.1684$276.3\38,253
銘柄今月の購入(両替)量総量総量(ドル換算)総量(円換算)
ドル132.581万円→75.4ドル-$1.36※\180.3
S&P50038380.01960.0917$351.9\46,654
ゴールド18180.04140.2098$381.4\50,566
銘柄今月の購入(両替)量総量総量(ドル換算)総量(円換算)
ドル130.181万円→76.8ドル---
S&P50040130.01910.1108$444.6\57,878
ゴールド19170.040.2498$478.8\62,330

※面倒くさいので、端数は切り捨てることにする

6ヶ月目の成績:

銘柄投入資金評価額収支
S&P50060,000円57,878円-2,122円
ゴールド60,000円62,330円+2,330円
銘柄今月の購入(両替)量総量総量(ドル換算)総量(円換算)
ドル136.301万円→73.4ドル---
S&P50039820.01840.1292$514.5\70,126
ゴールド18160.04040.2902$527.0\71,830
銘柄今月の購入(両替)量総量総量(ドル換算)総量(円換算)
ドル133.171万円→75.1ドル---
S&P50040550.01850.1477$598.9\79,755
ゴールド19840.03790.3281$650.9\86,680

こっちに追記するのは大変なのでgithubで記録することにしました...!(2023/10/5)

https://github.com/masuda2208/invest--jpy

2025年8月

この増田にリプする形で経過報告を行う

2030年8月

2035年8月

2040年8月

2045年8月

2050年8月

2022-08-23

中国日本以上のスピード少子高齢化が進み、2040年には労働年齢人口が1億4000万人も減るらしい

とりあえず後10年くらい日本領土が奪われないように、アメリカ中国への経済制裁にこっそり協力していけば何とかなる気がする。

2022-07-24

太陽光パネル大量廃棄問題

ニュース専門家2040年ごろから本格化するとか言ってた。

から予測できるけど、対応が始まるのってあちこち環境問題引き起こしマスコミで騒がれだす2050年ごろとかなんだろうな。

2022-07-03

原発が再エネよりもゴミオワコン理由

原発再稼働派が必死に持ち上げてるが現実

可採埋蔵量30年(いまから原発新設しても投資回収する前に尽きる)

そもそも新規探査がほぼ止まってる

 (紛争地帯資源が偏在していること、原子力業界未来が暗いので投資マネーが入ってこない)

・通常の鉱山では探査開始から商業生産までどう急いでも10年はかかる

 紛争地帯では15年はかかるだろう

 2040年ごろには太陽光や風力のエネルギーが恒常的に余って、水素アンモニアとして貯蔵され始める

 そんな未来が確定してるのに、新ウラン鉱脈の探査に大金投資するヤツはいない(ESG上も問題ある)

2022-06-15

どうせ今の若者の3割は結婚できないんだから開き直って生きろよ

生涯未婚率統計からいって、2030年2040年生涯未婚率40歳、50歳時未婚率)が男性30%を超えることは10年以上前から予測されてるんだよ。

まり、今デートしたことない4割の男性のうち、20年後結婚できるのはその中の4人に1人だけ。

残りの3人はどうしたって結婚できないんだよ。

そういうことが統計的に明らかになってるわけだからさ、下手にあがいたり他人迷惑かけたり、自分を追い込んで悩んだり苦しんだりせずに、生涯独身であることを前提に人生設計考えろ。

3割が結婚できないのは構造事実なんだから個人努力だとかなんだとかでどうにかなるものではないんだよ。

社会の流れに逆らって苦しむより、流れに乗って楽しく生きろ。

 

きっと結婚もできないおまえたちに告げる、独身人生設計せよ。

anond:20220614193055

2022-05-21

anond:20220521185321

なんかの白書で、80歳以上の人達にも働いて貰えばなんとか社会維持できるかな〜みたいな報告あったよ

2040年くらいかな?

支えてもらおうとか甘えだよね

2022-05-10

anond:20220510171010

これもう2010年から言われてますよね・・・ 数学受験必須じゃなくなって

2040年代になると「大学学部勉強がわからない」という社会問題が発生する。

大学の授業の補習」を河合塾駿台が行う時代になる。(主に線形代数とか群論とか)

2022-03-30

anond:20220330114307

言うて中国少子高齢化とか日本の比じゃないくらいヤバそうやしなあ

2030年代はまだ耐えそうやけど2040年2050年はいよいよ不況突入して

その不満を逸らすために台湾侵攻しそう

2022-03-26

あの辺のはなし

滋賀県温暖化の影響により湖面が上昇

2040年ごろにはそのほとんどが琵琶湖に飲み込まれると予想されている。

これに危機を感じた滋賀県岐阜県にその領土を広げつつある。

以前から愛知県土地を売り渡していることもあり、岐阜県の面積は減少傾向が加速している。

岐阜県はその存続を憂慮し、飛騨高山首都移転住宅全てを合掌造りにし

全てを世界遺産とすることでその滅亡を回避しようとしている。

奈良県京都府と同じ感じなので合併することに決定。

和歌山県パンダで安泰である

2022-03-20

ぶっちゃけこの先日本で生きてけるの?

20年後とんでもない時代になってるぞ

特に老人が減るまでの谷間の期間

本当に本当にどうするの?

伸ばし伸ばしやって来たけど

もうすぐそこなんだけど

本当にどうする

マジで暴論でも良いかアイデアはないのか


15歳から64歳の生産年齢人口2020年の7,406万人(総人口に占める割合は59.1%)が2040年には5,978万人(53.9%)と減少することが推計されている

「40年までに全国の約半数の896自治体20~39歳の女性50%以上減り、将来は消滅する可能性がある」

公表だが、15年の国勢調査を基に、社人研が18年に発表した新たな人口予測から消滅可能性都市」を改めて算出すると、896から927に増えていた。

人口減少の進行は,農業地域類型間で大きな差。人口減少に転じた時期が早い山間農業地 域では,1970年以降一貫した減少。今後も更に人口減少が進むと見込まれる。

2015~45年の30年間で,山間農業地域人口は半減し,過半が65歳以上の高齢者に なると見込まれる。平地農業地域でも人口が3割以上減少し,高齢化率が40%を超える

ソース

https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r03/html/nd132100.html

https://www.asahi.com/articles/ASNCZ55J2NCZUTIL02W.html

https://www.maff.go.jp/primaff/seika/attach/pdf/190830_2.pdf

2022-02-26

2021死者数戦後最大。心臓などの循環器疾患、心不全など特に増加。

外出控えの運動不足が影響❓❗️💢

すごいこじつけ。💉💉

https://twitter.com/kKiE3BOFfoa2w4q/status/1497387293815963648

2020年の死亡数(日本人)は前年比▲0.61%減となった。新型コロナ対策が、インフルエンザなどの流行感冒肺炎などの罹患抑制したためと考えられる。

2021年の死亡数は、上半期の速報データから概算すると、前年比+3.7%増の142万人前後と見込まれる。急増の印象を受けるが、これは2020年に減少した裏返しである国立社会保障人口問題研究所の将来人口推計では、わが国の死亡数は2040年に166万人へ増加することが示されており、2021年の142万人という死亡数も、そのトレンド範囲内に収まる。

2021年の出生数・死亡数の見通しー新型コロナの影響は限定的だが、一部に見過ごせない動きも|日本総研

https://www.jri.co.jp/page.jsp?id=39517

2022-02-14

anond:20220214132256

2040年

「木を間近で見ると葉っぱがないなw」

「地面の砂や土がすくえないw」

2060年

「葉っぱを間近で見ると葉脈がないなw」

「砂や土がまだまだ荒いなw」

歴史は繰り返す

2000年キッズ

「二十年前のゲーム、しょっぼ!」

「なにこれ、ドットとかツマンネ



2020年キッズ

「二十年前のゲーム、しょっぼ!」

「なにこれ、カクカクCGウケる


2040年も同じことが繰り返される。

2021-12-31

ガソリンが要らない時代”は来るのか?元売りトップ危機感

2021年12月27日 19時51分

エネルギーが不足する事態に陥るリスクがある」

炭素世界的に大きな注目を集めた2021年年の瀬に行った石油元売り3社のトップインタビュー共通していたのは、急速な脱炭素エネルギー不足を引き起こさないかという危機感でした。世界的なEVシフトなどによって“ガソリンが要らない時代”は来るのか。石油を売る会社の将来ビジョンに迫ります。(経済記者 西園興起 五十嵐圭祐)

かつてない危機感

「脱炭素の流れは不可逆だ。想定より、もっと早く石油需要が減少するリスクが高まっている」(ENEOSホールディングス 大田勝幸社長

インタビューの冒頭、元売り最大手ENEOS大田社長が打ち明けたのは、脱石油スピードに対する危機感でした。

ダイベストメントが広がる

この30年間、業界は再編に次ぐ再編の歴史を歩んできました。

1985年昭和石油シェル石油合併して以降、統合再編が相次ぎ、10社以上あった元売りは大手3社体制に。

しかし、いま世界で進む脱炭素の流れは、石油会社のもの存在を「否定しかねない大きなうねりとなっています

政府2035年までに新車販売をすべて電動化する方針を掲げています

金融機関の間では化石燃料の上流開発などから融資を引き上げる“ダイベストメント”が広がり始めています

かつてない状況に3社のトップ・・・

金融機関が『化石燃料には投資しない』と選別することで、エネルギーの転換・産業の転換を早めていく効果はある。しかし、時間軸を考えず極端に進めれば、社会経済活動になくてはならないエネルギーが不足するという事態に陥るリスクがある」(出光興産 木藤俊一社長)

「1次エネルギーの80%以上を化石燃料依存している中で、化石燃料を急に絞っていくと価格は暴騰してしまう。おそらく、誰も、そういう世界を望んでいないだろう」(コスモエネルギーホールディングス 桐山社長

「今後、状況によっては石油需要が落ちる以上に、供給サイドにブレーキが掛かり、価格が高騰するということも考えなければならない」(ENEOS 大田勝幸社長

炭素の動きは長期的には実現すべき目標だが、急な動きはエネルギーの安定供給にひずみをきたし、価格暴騰につながるリスクがある”と3社のトップは、危機感をあらわにします。

何で食っていくのか?

とはいえ、脱炭素、脱石油の動きは加速しています

長年、経営の柱だった石油事業からいかに異なるビジネスを展開していくのか。

各社に秘策を聞きました。

衝撃の次世代型燃料(ENEOS

ENEOS 大田社長

まず、ENEOS大田社長です。

インタビューで尋ねたところ、「合成燃料」なるものの開発に着手しているといいます

実験施設で作った合成燃料

ENEOS 大田勝幸社長

「合成燃料の原理は、工場などで排出された二酸化炭素を回収して、クリーン水素と反応させ、新たな燃料をつくるということだ。いわば、人工的に原油を作るようなもの。通常の石油製品とまったく同じ仕組みなので、船やガソリンスタンドなど石油会社サプライチェーンがそのまま使える。ラボ研究所)の段階ではもう技術としてできあがっている。大量に、安く作るためにはもう少しイノベーション必要だが、自分たちの強みも生かしながら積極的に取り組みたい」

ENEOS水素ステーション

ENEOSは新たなエネルギー分野として水素事業に力を入れています

燃料電池車向けに、首都圏など47か所に水素ステーションを設け、海外から水素日本効率的に運ぶ新たな技術開発も進めています

その水素二酸化炭素と反応させて新しい燃料をつくりだすという新たな技術開発です。

地域密着サービスで生き残り(出光興産

出光興産 木藤俊一社

一方、ガソリン販売業界シェアで3割を占める出光興産は、いまある経営リソースを将来に向かって生かしていくとしています

その1つが全国津々浦々にあるガソリンスタンドネットワークです。

移動式の脳ドッグ

地域密着を売りに、なんとガソリンスタンドで移動式の脳ドッグまで始めたといいます

出光興産 木藤俊一社

「私はガソリンスタンドを“スマートよろずや化”すると言っていて、お客様利便性向上に繋げるため、介護事業も始めている。この中で、脳ドッグなんかは、なぜガソリンスタンドでやるのと言われているが、地方都市では予約して大学病院に行くということは難しいので地元では喜ばれている。さらに、キッチンカー地元野菜販売など新たな取り組みを始めている。ガソリンスタンドネットワーク地域に喜ばれるサービス提供していこうと考えている」

その延長線上で開発を進めているのが小型EVです。

石油元売りがEV開発?最初聞いたときにはどんなビジネスモデルなのか、想像もつきませんでしたが、先を見据えた動きだといいます

出光興産 木藤俊一社

EVを我々が作って売るのではなくて、ガソリンスタンドを通して、カーシェアリングサブスクリプション(毎月、一定額で車を利用できるサービス)を展開する。メンテナンスも全部行って、充電する電気の料金も含めて、定額でいつでも使っていいというビジネスモデルを考えている」

さらに、EVさらなる普及を見据え、次世代電池=全固体リチウム蓄電池研究開発も進めています

全固体型は、電気をためたり放出したりするのに必要な「電解質」が液体ではなく固体。いま一般的に使われている電池と比べて、液漏れや発火など安全上のリスクが少なく、出力も高めることが可能だといわれています

スマートよろずやであるガソリンスタンド拠点に将来の伸びしろ部分を強化しようというわけです。

オイル&ニュー戦略コスモ

コスモ 桐山社長

そして、3番手コスモ

社内での激しい議論のすえに脱石油をうたいつつ、新たな分野への投資を拡大しています

コスモ 桐山社長

事業ポートフォリオを変化させようっていうのはずっと考えていて、いまの中期経営改革策定した2017年に社内で激しく議論した結果、“脱石油”を掲げた。石油会社が“脱石油”でいいのかという意見もあったが、市場シュリンク(縮小)していくのがわかっているのだから、潔く脱石油をうたって、Oil&Newっていうスローガンを立ててそっちに向かってやっていこうと考えた」

コスモ風力発電事業

コスモにとってニューとは、実は風力発電事業です。

1996年風力発電専業のコスモエコパワーを立ち上げ、いち早く風力発電事業に取り組んできました。

順調に風力発電設備を増やしていて、今では電力事業者を含めて、3番目の容量を誇っています

政府再生可能エネルギー普及の切り札として、洋上風力発電2040年までに最大で4500万キロワットまで拡大しようとしています

浮体式洋上風力発電実証事業に参加(コスモHP

コスモ 桐山社長

風力発電ってどんどん伸びていく。みんな電力にシフトしていくのに、その電力がクリーンになっていなかったら話にならない。EVで使う電力だって化石燃料で発電すれば、決してクリーンとは言えない。洋上風力は今は着床式だが、どんどんどん沖に出て行く形になる。現実的な解は風力だと思う。もちろん、風況調査から始めて、実際に動くまでものすごく長い時間がかかる。ただ、着々と事業を進めてきているので2030年代の中頃には、経常利益で300億円から400億円ぐらいになると思う」

未来石油産業

コスモ 桐山社長

コスモ 桐山社長

大手3社の市場占有率が高いので、独禁法上はこれ以上石油業界の再編はない。ただ、独禁法関係ない再エネや風力の世界では、自由に絵が描けると思っている」

出光興産 木藤俊一社

出光興産 木藤俊一社

エネルギー供給事業者として、必要需要に対して用意できるエネルギーをしっかり供給しようとすれば選択肢は広がる」

ENEOS 大田勝幸社長

ENEOS 大田勝幸社長

「若手の社員は脱炭素に前向きで、スタートアップ企業とのコラボも進めている。新しいことをやるのに先輩に引けを取っていない」

今回のインタビューを通じて、各社トップは新たなエネルギー、新たな付加価値提供できれば脱炭素時代ビジネスチャンスをつかめると捉えているのが印象的でした。

石油を制するもの世界を制する」と言われたこ100年。

炭素の流れで「石油の世紀」が完全に終わるわけではないと、トップたちは強調しますが、自らが認めるように需要の減少は不可逆です。

金融機関マーケットなどから視線は厳しさを増す中で、各社のエネルギーへの知見や、製油所やスタンドなどのインフラ、燃料の調達供給体制を含めたサプライチェーンを「資産」として生かしつつ、新たなビジネス開拓できるのか。

2022年も知恵と工夫、そして大胆な決断力が問われることになりそうです。

エネオスは期待大。コスモはまあ普通そうなるよねという判断。いでみつはヤバそう。

2021-12-17

elm200さんはトヨタ親でも殺されたのだろうか?

私はelm200さんに悪いイメージ全然なくて、

この人基本的日本sageが大好きで日本について語らせると窪田順生と区別がつかないとは言え、

日本が絡まない話であればなんでもほめる方向の人だと思ってた。

そんなelm200さんだが、トヨタに関してだけは絶対に何があっても許さないという執念のようなものを感じる。

https://b.hatena.ne.jp/elm200/

日本メーカーEVを出さないでいる間に、着々と中国EV勢が欧州を攻めていると。もう未来は決まったようなものだね。

日本でここらへんの話が盛り上がらないのはなんだかんだと抜け道があるだろうと思っている人が多いからかもしれない。それは世界リードする先進国の態度ではなく、自らが後進国であると認めたようなものなのだが。

中国市場には実用的なEVがどんどん投入されている一方、日本では実用的に使えるのはせいぜい日産リーフテスラモデル3だけ。日本中国より5年くらい遅れている状況ではないか。もう追いつくのは無理だろう。

置いていかれるよ。人々がEVを欲しているとき日本メーカーはそのニーズを満たせないから。中国が猛烈な勢いで前に進んでいるのに、日本はノラリクラリしているのだから、もう差を縮めることさえできない。

EVライドシェアがあふれる中国大都市。ため息しかでない。日本は何周遅れてしまったのだろう。日本自動車産業もまもなく終わるだろう。我々はその衝撃に備える必要がある。

まあ、そんな中国でもEVバカ売れして、前年の2倍以上の300万台近くの売上になっているのだが。日本メーカーEVを作らないからね。仕方ない。

河野小泉戦線が負けたのは、次世代エネルギーを巡る利権争いという側面もあっただろう。それによって日本は間違った道(EV軽視)に踏み出したわけだが。衰退する国というのはいちいち判断を誤るものかもしれない。

トヨタ水素エンジン車を批判する記事コメント欄には「トヨタオーナーだったが悲しい。反EV的なトヨタ車はもう二度と買わない」との声も。トヨタ海外で、少なくとも環境問題に敏感な層の支持は完全に失ったね。

この人がこういうことを言っているか日本EV化が遅れるんだよなあ。10年後答え合わせをしよう。私はEV化に乗り遅れた日本自動車産業が衰退するだろうと予想している。

EVの売れ行きが急増し活気あふれる中国市場。まさにモビリティの大変革中。このペースなら5年後には内燃機関車の新車販売ほとんど消えてしまうかもしれない。

私もそう思う。トヨタはまだ認識が甘い。おそらくもっと早くEV化が進む。私は途上国でさえある程度EV化が進む可能性があると思っている。トヨタ現実に引きずられてEV目標をずるずると上げざるを得なくなるだろう。

実に面白いなあ。日本勢は政府企業も完全なゼロ回答。2040年までにゼロエミッション100%という目標絶対ムリという未来日本は賭けてしまった。賭けに負けたらどうなるんだろうね?

Wall Street Journalトヨタ水素へのこだわりに疑問を呈する。日本人の私でさえ良くわからいからな。

まあ、そうだろうね。ただ、私は正直こういう細かい話にあまり興味がない。今後、再エネが増えるのは必然であり、そうなればいずれEVが圧倒的優位になるのは明らかなので。

中島さんの記事、もう4年近く前になるが、まさにいまの状況を的確に予言していて、改めて暗い気持ちになる。中国欧州という自動車の二大市場ではEVがすでにキャズムを越えて爆発的普及期に入ったのだが。

EVネイティブさん、今日もキレッキレで最高だなw 事実としてはEVが原因で電力不足などということはありえないわけだが、あえて誤解を招く言い方を続けるT社社長の胸のうちはいかに

中国政治的には本当にアレな国なのだが、EV開発においては紛れなく世界トップクラスなので、だれも中国市場無視できない。他の国は難しい付き合い方を迫られる。

本当に中国EV進化はすさまじいなあ…。数年後、世界中で売れまくり内燃機関車にこだわる日本勢はシェアを奪われそうだ。

今年2021年欧州ではEVキャズムを越えた感じがする。3年以内に補助金なしでEV市場が立ち上がるだろう。中国でも同時に去年の2倍以上300万台近くのEVが売れた。この衝撃波はまもなく全世界に広がっていく。

何か崇高な理由があるのかもしれないが、こういう実証実験にどういう意味があるのか本当にわからない。グリーン水素って本当に必要なのか?風力で発電した電気はそのまま使えばよいのでは?水素は貯蔵できるから

いやー見事なまでその通りです。トヨタはいまだにHV水素における負けを認められず、2030年までに4兆円も投資を続けるらしい(BEVへの投資4兆円と同額)。歴史は繰り返すね。

私はこの点に関しては Greenpeace の意見に賛成だな。トヨタEV戦略はぜんぜん生ぬるい。

トヨタはまだまともなEVを一車種も出していないのだが。言うのは誰でもできるからね。本当に売れるのかどうかを見極めないとな。「全方位」とか舐めたことを言っている限り難しいと思うが。

今年はイーロン・マスク英語圏メディアに絶賛されているな。TIME, Financial Times に続いて Newsweek までも。

TIMEが「今年の人」としてイーロン・マスクを選出。確かに彼の業績は人類史に残るレベルなので、ある意味当然ではあるが。彼はまさにEV+再エネによる文明大転換の最前線にいる。

何が何でも日本オワタ中国EVが勝つという目線のようだ。

単にEV推しなら別にトヨタ活躍してもいいと思うのだが、とにかくトヨタだけは絶対に許さぬという気概を感じる。


これで「中国EV系の会社の株を買いまくってるからポジトークでした」とかそんな感じならわかりやすいけど、この人はなんかもっと崇高な理念に基づいてトヨタ叩きをしているような気がする。

残念ながら水素に夢を見ているのは欧州も同様らしい。この記事は従来の化石燃料企業クリーンなふりをする道具として水素を使っていると主張。まあ、どの国でも水素推進は、利権がらみだろうね。

とあるように、EVに反対する者であれば欧州にもちゃん批判をしているからね。

はてなブックマークではEV関連以外の話はほとんどしていないし、とにかくEVに、特に中国EVに夢を見ている感じがする。

なんかここまで夢中になれるものがあるってちょっとうらやましいなと思う。

2021-11-25

今、子供が出来たとして

の子20歳になる2040年

生産年齢人口がどうなっているか

選択的に産まない人が増えるのもわかる

2021-11-21

培養肉”で霜降り和牛割烹料理

超一流の料理人かつ経営者培養肉に乗り出している

心強いと思う

優秀な人ほど未来をみているなあ

培養肉”で霜降り和牛割烹料理

2021年11月21日 0時01分

1950年代に描かれた手塚治虫漫画ジャングル大帝」の中で、動物たちの共食いをやめさせるために人工の肉である「人造肉」を作る場面がある。

そこからおよそ70年。

いま、その技術現実のものになろうとしている。

培養肉”のいま

筋肉細胞培養して増やし、固めることで肉にする“培養肉”の技術

ここ10年で飛躍的に研究が進んだ。

きっかけは、2013年オランダ研究チームが発表したハンバーガーだった。

パテに、細胞培養して作られた牛肉が使われていた。

培養肉のハンバーガー

ただし、作るのにかかった値段は総額3000万円以上。

大量生産は難しいものの、培養肉が料理として使えることを示し、世界を驚かせた。

いま研究が盛んなのがイスラエルだ。

ことし6月鶏肉培養肉を大量に作ることができる工場誕生した。

画像提供:Future Meat)

細胞培養するためのタンクを7基備え、1日に最大で500キログラム培養肉の製造可能になった。

こうした技術によって、ハンバーガーのパテ1枚にあたる100グラムの原価が3.9ドル日本円にして450円ほどにまで下げることができたという。

画像提供:Future Meat)

国内販売許可がおりていないため、食べられるのは従業員だけ。

ルール作りが進められているアメリカでの販売を目指している。

さらに先を行くのがシンガポール

すでに一般販売が始まっている。

去年、政府鶏肉培養肉の販売世界で初めて認可。

画像提供:GOOD Meat)

アメリカ食品企業ホテルレストランで、培養肉をつかった料理提供している。

価格は一皿およそ2000円。

チキンライスワッフルなどの料理を楽しむことができる。

スマートフォンからデリバリーの注文も可能だ。

(GOOD Meatの担当者

「今、培養肉を扱う企業は爆発的に増えています世界食肉市場は巨大で、私たちの力だけでは足りないので、今、多くの企業が参入して来ていることをとても心強く感じています

食糧危機

世界中で培養肉の研究が進んでいるのはなぜか?背景には、世界規模の人口増加がある。

世界人口は、2050年には97億人に達するとされている。

お祝いの日に「焼き肉」を食べにいく家庭もあるかもしれないが、経済的に豊かになると肉の消費量が増加するとも言われている。

人類が食べる肉の量は、2050年には2010年と比べて1.8倍に増えるという予想もある。

これに対して、既存畜産では飼料となる大量の穀物や水が必要になるため、拡大が難しい。

食肉からタンパク質摂取が難しくなる「タンパク質クライシス」が近い将来訪れるという懸念もある。

こうした畜産業では足りない部分を賄うために「昆虫食」や「植物性代替肉」、それに「培養肉」などの新しい技術が注目を集めている。

畜産業とともに食料を支えていこうというものだ。

アメリカコンサルティング会社は、2040年には、世界食肉市場の6割が「培養肉」と「代替肉」になり、培養肉の市場規模は69兆円になると試算している。

培養液中の鶏肉細胞

培養肉は、牛や鶏などの動物から少量の細胞を取り出して、動物の体の外で増やして作る。

広大な土地必要ないため、将来、安く大量に肉が作れる可能性があると期待されている。

日本では、大型研究プロジェクトムーンショット研究開発制度」などで培養肉の研究を国が後押ししている。

太陽エネルギー駆動源、藻類栄養源とした培養工場イメージ 画像提供:インテグリカルチャー)

和牛培養肉”を目指す

現在大量生産可能なのはハンバーグなどに使われる「ミンチ肉」にとどまっている。

ただ、毎日ハンバーグではもの足りなさも感じるかもしれない。

そこで日本研究者が目指しているのが、サシの入った和牛のような培養肉。

ステーキのような構造をもったお肉だ。

大阪大学松崎典弥教授は、ことし8月和牛と同じ構造もつ培養肉を作ることに成功したと発表。

松崎教授

細胞の繊維だけかき集めてハンバーグ状にしているが今の培養肉の主流です。でもそれではステーキにはならないんです」

松崎教授が注目したのは、和牛肉の構造

肉は、繊維状の赤身脂肪、それに血管などが複雑に絡まっている。

繊維自体を作ればいいのではないかと考えたのだ。

しかし、立体的な構造細胞で作るのは手作業では難しかった。

そこで目をつけたのが3Dプリンターだ。

3Dプリンター

特殊な容器の中に細胞を入れ込み形状を保ったまま細胞どうしを融合させる手法を開発。

筋肉脂肪、血管、それぞれの繊維を作ることに成功し、これらをくみ上げることで、和牛と同じ構造もつ1.5センチほどの大きさの培養肉を作ることに成功した。

(できあがった培養肉)

この方法画期的なところは、赤身脂肪割合自由に変えることができるところにある。

将来的に家庭にある3Dフードプリンターで肉が作れるようになれば「お母さんは胃がもたれているからきょうは脂肪を少なくしよう」とか「高校生長男サーロインで」などと、気分によって作る肉を調節できると期待されている。

ただ現段階では繊維をくみ上げる作業は手作業で行っていて、松崎教授は、メーカーと協力しながら、自動ステーキ肉を作る装置の開発を目指している。

松崎教授

「いまは、すべての行程を食べられる成分で作っていないので、食べることができません。ただ和牛と同じような構造ができたので、食べたらおいしいと思います。これから先にいくためにはスケールアップをしないといけませんし、自動化の装置開発もしなきゃいけません。細胞を大量に培養する技術必要になります。まだまだ新しい技術開発が必要です」

料亭コースの1品に

研究は、日本ベンチャー企業でも進んでいる。

大阪にあるダイバースファームは、肉を寄せ集めたチキンナゲットではなく、焼き鳥で使うようなかたまり鶏肉培養肉を作る研究を進めている。

ダイバースファーム 島村雅晴副社長

副社長島村雅晴さんは、独自技術鶏肉培養する方法確立

できるのは薄いシート状の鶏肉だが、それを重ね合わせることで、4センチ四方で5グラムほどの大きさの培養肉を作ることに成功した。

ただ、この大きさでも制作費は10万円。

提供できるようになるにはまだまだ研究必要だとしている。

鶏肉培養肉)

実は、島村さんは星の数で店を評価する世界的なガイドブックに選ばれるほどの腕をもつ料理人だ。

培養肉に興味をもったきっかけは、市場での変化にあった。

いま、特定の種類の魚が手に入らなくなっているのだ。

また漁獲高が減っているというニュースも聞いたり、仕入れ先の養鶏業者から飼料の値段があがり、経営が厳しい」といった話も聞いたりしてきた。

(ちゅう房に立つ島村さん)

そうした中で、細胞から培養することで肉を作る培養肉であれば、今の環境を守りながら、新しい食の選択肢も増えると感じ、取り組みを始めたのだ。

国のプロジェクト代表を務める東京女子医科大学清水達也教授研究室にも出向き、勉強した。

その中で、研究がメインの大学ではなかなか“食べる”ところまでたどり着けないことを感じ、清水教授を通じて再生医療研究者を紹介してもらい、ベンチャー企業を立ち上げた。

島村さんは、みずから作った培養肉をコース料理の中の一品に加えようと試作を続けている。

培養肉は血が通っていないため、コクを出すためにみそを加えてつくね制作

かぶらとシメジ、まごいも、金時にんじんゆずを加え、あんかけをかけた料理などを作っている。

培養鶏肉つくねのべっこうあんかけ

島村さんによると、培養肉はこれまでになかった薄さの鶏肉を作れるほか、骨が多くて食べることに適さなかった魚や、絶滅危惧される種類の魚の肉を増やすこともできるという。

さらに、無菌状態でつくれることから、生の鶏肉レバーなども気軽に食べられるようになるのではないかと期待している。

常連客の中には、培養肉の料理が食べられることを楽しみにしている人もいるらしい。

島村さん)

お客様提供する食品なので、すべてを分かっておきたいので自分研究も行っています。まだちょっと食べることができないですが、少し培養肉にも興味を持っていただけるような機会ができればなと思って、議論が始まっていくきっかけを提供したいと思っています

安全性は?

これまで大阪大学ベンチャー企業の例を紹介したが、食べられないの?と疑問に思った方もいるかもしれない。

察しのとおり、日本では販売のためのルールが十分に整備されていない。

培養肉に関わる基準ができていないためだ。

日本では去年10月、農林水産省のフードテック官民協議会の中に、培養肉のルールについて検討する細胞農業ワーキンググループが立ち上がった。

また、実用化に向け法整備安全基準策定を進める議員連盟設立に向けた動きもある。

細胞農業研究事務局吉富愛望アビガイル広報委員長によると、主な論点は5つだ。

1. 安全性基準

2. 食品表示基準

3. 畜産業との共存細胞知財

4. 名称

5. サスティナブル基準

消費者にとって特に重要なのは安全基準だ。

培養肉は作り方が企業によって異なる。

最終的な商品には、既存食品食品添加物として認められていないものが入っていなければいいのか。

製造過程ではそうした成分を使っていいのか。

消費者が受け入れられる基準検討しなければならない。

また、消費者培養肉だということをどう表示するのか。

日本品質の高いブランド牛があり、畜産農家の細胞知財をどう守るのか。

社会に受け入れられる名前は。

持続可能な食かどうかをなにで判断するのか。

論点はたくさんある。

多摩大学 ルール形成戦略研究細胞農業研究事務局吉富愛望アビガイル広報委員長

「超高齢化社会が訪れる日本では、健康意識して食生活送らないといけない人がいる。また、これまで動物愛護の観点でお肉を食べなかった人に対しても培養肉は需要があるかもしれない。日本はい食材がたくさんあるので、培養肉のもとになる質の高い細胞が手に入り、ブランド化ができるかもしれない。日本がいないところで新しい肉の世界基準が決められてしまわないように、ルール作りを進めたい」

科学技術振興機構の湯口玲子副調査役は、培養肉が普及するためには、情報の透明性が重要だと指摘する。

培養肉が社会に受け入れられるために必要なこととして、2つポイントがあります。まず製造過程自体安全ものであるかどうかということを、きちんと消費者の皆さんに伝えて理解いただけるかという点です。それからもう1点が、培養肉の原材料が体に取り入れて大丈夫ものであるということを、きちんと証明できるかどうかというところです。いずれにしろ消費者と作る人とのコミュニケーション重要な点だと考えます

綿密なコミュニケーション

研究が進む培養肉。

迫るタンパク質危機に対しての選択肢の一つとして、大きな可能性を感じた。

一方、専門家が指摘しているように、消費者がどのように培養肉を受け入れるのか、また、畜産業との関係がどうなるのか、しっかりと議論することが重要だ。

人口増加に伴う食糧危機への対策は待ったなし。

しっかりと議論を深めて、納得できる基準を定め、産業を育てていってほしいと思う。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211121/k10013354981000.html

2021-11-05

日本自動車産業EVについて書こうと思う

こんばんは。増田です。最近元三洋の人が書いたスマホ記事面白かったので、私も書いてみることにしました。

 

ちなみに私は電装系サプライヤー勤務。年齢は元三洋の人とおそらく同じくらいです。かつてはホンダ系列だったのですが、今はそこを離れてとある企業の傘下になってます。あのとき結構衝撃を受けましたけど、確実に働きやすくなりましたね。

 

さて、日本企業EV消極的世界の時流に乗り遅れ、未だに内燃機関固執している、みたいな話。半分本当で、半分ウソです。世界に先駆けてEV積極的に取り組もうとしたのは日本でした。(ここで言うEV純粋バッテリーで動く電気自動車のことで、本当はBEVと書いたほうが正確なんでしょうが、ここではEVとしておきます。)

 

それにはいわゆる京都議定書(1997)の存在があります。これは温暖化防止の為の初めての国際的な取り決めでしたが、この会議日本は2008~2012年に6%の温室効果ガス削減を約束しました。当時はかなり日本に不利と言われたものですが、開催国メンツもあって政府は本気でこれを達成しようとします。その対策の一つとして推進されたのが原子力発電でした。当時日本原発国家をあげて推進しようとします。東芝ウェスチングハウスを買収して(2006)、原発世界に打って出ようとしたのもこの頃です。

 

ただ、原発基本的24時間一定効率で発電させるものです。出力調整はできないことはありませんが、かなり非効率です。昼間の電力需要を満たそうとして稼働させると夜間に電力が余るので、揚水発電などで調整するのですが、その切り札として見られたのがEVでした。つまりEVは夜は基本的に充電器につなげておくものであり、大量のEVを普及させて夜間に充電させれば、原発の電力を効率よく使って、車自体から出る温室効果ガスも減らせるわけです。

 

で、三菱自動車からi-MiEV(2009)、日産自動車からリーフ(2010)がほぼ同時期に発売されます。これはリチウムイオン電池を使った初の量産EVで、三菱GSユアサと、日産NECトーキンと巨大な工場を建てて電池の量産体制を整えます特に日産は実際のところかなり本気の参入で、同時期に全国で充電設備の導入も急ピッチで進められました。

 

そして、どうだったか。まあ、売れなかったわけです。いや、世界初の量産EVとしてはこの2つは望外にできの良いものだったと思います。売れない理由はいくつか挙げられますリーフについてはデザインナマズみたいで全く先進的でなかったこと。エアコンやヒータを使うと走行距離が実質100km程度しかなかった。電池劣化が想定以上に早く進んで中古市場でも値崩れしていた、トヨタハイブリッドの出来が良すぎて先進イメージを求める層はそちらに流れた、など。一言で言えば実用的ではなかったのですが、まあそれでも初めて出てきたEVとしては大したものだったのです。でもこの評価は全くエンジニア目線でしょうねぇ。すみません

 

ただ、最も大きな要因は東日本大震災(2011)でしょう。これで原発を主軸に温室効果ガスを減らすという国家戦略は完全に頓挫しましたし、それをあてにしたEVの普及など望むべくもなかったのです。実際EVガソリン供給が途絶えた被災地でかなり役立ったのですが、その後数年間原発を失った日本は電力供給が逼迫することとなり、主戦場である日本EVは売れなくなりました。日産はその後も地道にリーフの改良を続けますが、もはや主戦場で売れなくなったEVに積極投資はできなくなり、2代目リーフ(2017)は初代から大幅な進化はなし。i-MiEVは一代限りで姿を消します。日産NECトーキン電池事業を受け継いだAESCを中国のエンビジョングループに売却します。

 

ちなみにウェスチングハウスを買収した東芝はその後地獄を見る事となり、今日凋落につながるのはご承知の通り。日立海外原発建設から撤退します。そんな事をしている間に、中国国家を上げて次世代原発開発に取り組んで、技術的には完全に抜かされてしまいました。なんだか泣けてきますね。21世紀日本は完全にツキに見放されたって感じがします。はい

 

さて、じゃあ巨人トヨタはどうだったかトヨタ保守的EVから距離をおいていると思ったあなた、そうでもないんです。実はトヨタはあのテスラ出資(2010)し、トヨタGMが共同で運営していた工場NUMMI)をテスラに売却。テスラ支援していました。実際に共同でSUVEVを出したりしています。実はテスラスタートを支えたのはトヨタであり、テスラの主力工場は元トヨタ工場でした。ところが2014年くらいか提携を解消。トヨタクルマづくりとテスラクルマづくりが決定的に合わないことが原因だったと言われています

 

実際、テスラの車は粗雑極まりないものでした。彼らの作り方は信頼性の高い車載用の電池ではなく、ノートパソコンなどに使われる安価電池を大量に積んで、それを高度なマネジメント制御するというものでしたが、クルマづくりは全くの素人。ADAS(運転支援システム)も信頼性に欠けていて、ただの支援システムなのに自動運転と銘打ったので事故が続出。生産技術もかなり問題があり、量産モデルであるモデル3が出るときは大量の予約が入っていたにもかかわらず、ちっともラインから完成車が出てこない有様。イーロン・マスク自身工場に泊まり込みで生産を指揮したと言われています。このとき生産技術者をあちこちから引き抜いてかき集めますが、その多くが彼のやり方に従えず去っていったとのこと。

 

まあそんなことで、ぶっちゃけこの頃、テスラ世界EVで席巻するなんて、私ら業界人で予想できてた人なんていなかったと思います。やっぱり車なんてそう簡単に作れねぇんだなぁザマアミロ、くらいの感じでした。まあでもその予想が全く裏切られてしまったのはご承知の通り。ただ、テスラいかにすごいと言っても生産台数ではまだトヨタVWの足元にも及びません。年間数百万台の車を生産するにはまだ乗り越えなければならないハードルは数多くありますテスラの株があれほど上がっているのは、彼らはそれが出来ると思われているのでしょう。いやホントかな。どうなんだろ。

 

まあとにかく現状はこんな感じですが、これからEVが本当に普及するかどうか。トヨタも含めて、「世界自動車の大半がEVになることなんてないよ!」と思っているメーカーは無いと断言してもいいと思います。どこもEV時代はかならず来ると思っている。問題はその時期です。トヨタもっとかると思っていて、それは段階的に移行すると思っていました。テスラは一気に最終ゴールに攻め込んできたわけです。それについて考察してみましょう。

 

EV問題点としては航続距離と充電速度。そして電池資源問題があります特にコバルトなどの資源簡単供給を増やすわけには行かず、今のような垂直立ち上げみたいなやり方で一気に電池生産を増やすことはできないと思われていました。なのでトヨタHVFCVで段階的にそれを進めるつもりだったわけです。特に水素自然エネルギーとの親和性が高く、風力発電太陽光発電のように出力が安定しない電源でも、それによって水素を造って貯蔵すれば実質的電池と同じ役割を果たすことができます。充電速度も航続距離水素を使ったほうが優位です。ちなみにいまトヨタ水素エンジンをやけに宣伝していますがあれは効率が悪くて話にならない、ただの宣伝用であり、彼らが水素でやろうとしていることはあくま燃料電池をつかったFCVです。

 

しかしイーロンはそんなまどろっこしいことしなくても、電線電気を運んでバッテリに入れた方がいい、そのための障壁となる電池欠点の改良にリソースを全振りしたほうがいいに決まっていると言うわけです。電池の開発というのは時間がかかり変化も漸進的であり、そんなことは無理だろうというのがわずか5年前までのほとんどの業界人見解でした。しかしいま世界はイーロンの言うとおりに進んでいます資源問題中国メーカーを中心にリン酸鉄系電池解決されつつあり、急速充電の問題、それを可能にする電力インフラ問題自然エネルギーの出力が不安定問題、これらの問題がすべて電池技術解決されようとしています。まったく、なんちゅうことでしょう。

 

今日本はオーストラリアの褐炭を使って水素を取り出して運ぶとかいろいろ考えてやっていますが、おそらくすべて失敗して産業墓場になる未来が見えます。まあでも、長距離トラックくらいはひょっとしたらFCVの入る余地があるかも知れません。しかしそれも充電技術進歩によって電池解決される可能性が高いです。

 

さて、主要な日本企業の将来についてちょっと予想を。

 

トヨタ

電動車についての卓越した技術蓄積を持ち、電池技術電池への投資余力も持つ稀有会社。ここが死んだらもうおしまい。パナと一緒に電池の開発と生産に勤しんでいるが、実はパナはライバルテスラ電池供給する関係でもある。ちなみに傘下の豊田通商電池に不可欠なリチウム資源ガッチリ握っている。実はEV技術開発や投資も怠ることなくやってきたが、誤算はその流れがあまりに早すぎたことだろう。今年スバルと共同でEVを投入予定。

 

ホンダ

GMと組んでEVに取り組む。2040年までに内燃機関を全廃すると宣言したが、彼らが満を持して出した量産EVHonda e」はあまりな出来で全然売れてない。電池韓国LGケムあたりから買う予定らしい。HVには早くから取り組んできたが、トヨタがTHSを地道に改良していくのに大して、ホンダHV技術コロコロ変わり、イマイチものにならないイメージ企業イメージ先進的だが、実は社風はかなり保守的であるevについての意気込みはすごいが、個人的はいま最も心配メーカー

 

日産三菱

言わずと知れたEVにおいて世界で最も先行していたメーカーしかしそのアドバンテージほとんど活かせず、極めて信頼性の高い電池も持っていたが、コスト的に折り合わず中国エンビジョンに売却。リーフは長年世界トップの売り上げを誇るEV車種だったが、今はトップテンからも外れた。まだアライアンスを組むルノーのほうが健闘している。日産アリア挽回できるか。無理だろうな。

 

マツダ

未だに直6エンジンを開発するなど、一見時代遅れに見えるが、実は割とクレバーじゃないかと思われるメーカー。というのは、EVが普及期に入れば、eアクスルといった駆動システムメガサプライヤーから買ったほうがいいし、電池にしてもCATLやLGあたりの最も安くて性能の良いメーカーから調達したほうが有利である。ADASもコンチネンタルモービルアイから買ったほうがいい。要はみんな似たりよったりの車になる。となると、自動車メーカーに求められるのは制御技術デザイン、そしてブランドである。今マツダはそれを必死に磨いている。マツダくらいの規模のメーカーだと案外この戦略が一番いいのかも知れない。

 

スバル

卓越した四輪駆動技術を持つ。売り上げの大半が北米。多分、トヨタにひっついてその一ブランドとして生き残るつもりでしょう。

 

ダイハツスズキ

コンパクトカーを安く作る卓越した技術を持っていて、100万円以内でアルトミライースを作れる生産技術はたいしたもの。この点において強力な強みを持ち、ダイハツ東南アジアスズキインドで高いシェアを持つ。しかしこの強力な強みを速攻で無効にするのがEVであったりする。ダイハツスズキ海外市場中国EVメーカーに席巻されてシェアを失う未来が見える。国内で軽EVを地道に作るかも知れないが、それすらも中国メーカーの台頭で怪しい。将来は暗いだろう。

 

パナソニック

車載電池トップを突っ走っていたが、CATLとLGケムに抜かれて現在3位。テスラの株を売却して多額の利益を得たが、なぜかをそれをブルーヨンダー買収に使い、電池の新技術設備への投資は先をゆく二社に比べると消極的トヨタパナソニックを見限り始めていると聞く。

 

日本電産

EVモーターやeアクスルで覇権企業を狙う。しかし永守が死んだらどうなるんだろう。

 

他にもいろいろ書きたいことがあるけど、疲れたのでやめる。ところで、元三洋の人の書き込みをみて、ずっと今までiPhoneを使っていたのを、GooglePixelに買い替えました。なんでかって言うとね、それについたユーザー体験がうんちゃらという大量のブコメを見て、iPhoneを使い続けることが、結局新しいもの積極的スイッチできない日本人の保守から来てるんじゃないかと思ったから。それで思い切ってAndroidにしようと思った。中華スマホちょっと怖いのでPixelです。そんだけ。以上。

2021-11-03

anond:20211103211536

2040年子供20歳はまだ大丈夫そうだけど

2055年に子供が35歳になった頃

これはかなり大変そうだからなぁ

2021-10-26

anond:20211026160900

お前書いてて空しくならないか

ホンダ2040年って、とりあえずアドバルーン揚げましたってだけで、実際はトヨタと同じく軟着陸させる必要があるだろ。

そうやって、EV派はすぐ嘘紛れ込ませるからな。

2021-10-25

anond:20211025163920

ゴミ最終処分場寿命はあと20

#TREND2021.06.10

から20年後である2040年にはゴミを埋め立てるための最終処分場埋立地)が失われるということを知っていましたか

環境省では今年の3月に令和元年度のデータを基に、「およそ20年で日本全国のゴミの埋め立て場・最終処分場が満杯になり、ゴミを埋め立てできなくなる」という発表を出しています。(正確には21.4年)。

https://sdgsmagazine.jp/2021/06/10/1825/

かなりヤバいのでは

2021-08-22

anond:20210822155533

2040年になれば民主党の天下だな

そこまで日本が持ちそうにないが

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